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モンゴDB(MDB) 2025年3Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
MongoDB, Inc.($MDB)

業界:
データベース管理システム

本社:
ニューヨーク州、アメリカ

上場年:
2017年(NASDAQ)

概要:
MongoDBは、2007年に設立され、現代のアプリケーションのために設計されたNoSQLデータベースを提供する企業です。
同社の製品は、開発者が迅速かつ効率的にアプリケーションを構築、スケーリング、管理できるように設計されています。
MongoDBのデータベースは、高い柔軟性とスケーラビリティを提供し、クラウド環境やオンプレミス環境で使用されています。

事業内容:
MongoDB Atlas:
クラウドベースのデータベースサービスで、開発者がデータを効率的に管理し、アプリケーションのパフォーマンスを最適化できるように支援します。

MongoDB Enterprise Advanced:
オンプレミス環境向けの高度なセキュリティ、監視、バックアップ機能を提供するエンタープライズ版。

MongoDB University:
開発者向けにMongoDBのトレーニングと認定を提供し、データ管理スキルの向上を支援します。

類似企業:
Amazon Web Services (アメリカ)、富士通(日本)

公式HP:
https://www.mongodb.com

前回決算

決算

⭕️EPS:実際$1.16 予想$0.69
⭕️売上高:実際$529.38M 予想$495.72M
前年同期比売上高成長率:22.3%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$0.62-0.65 予想$0.56
⭕️来四半期売上高:実際$515M-$519M 予想$506.13M
⭕️2025年通期EPS:実際$3.01-3.03 予想$2.47
⭕️2025年通期売上高:実際$1.973B-1.977B 予想$1.93B

Memo:
2024年10月31日現在、52,600社以上の顧客と好調な顧客成長を継続。
MongoDBアトラスの売上高は前年同期比26%増、第3四半期全体の売上高の68%を占める。
2024年10月31日現在、MongoDBの現金、現金同等物、短期投資、制限付き現金は23億ドル。
最高執行責任者(COO)兼最高財務責任者(CFO)であるマイケル・ゴードン氏は、2025年1月31日の同社の会計年度末をもって退任予定。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント

CEOは2025年度第3四半期(Q3)の業績が予想を上回ったこと、新規ビジネスが好調であったこと、アトラス(Atlas)およびEA(エンタープライズアドバンス)双方で期待を上回る結果を出したことを述べる。
CFOはMongoDBの収益拡大とビジネス拡大を強調する一方で、自身の退任を発表。
2025年度Q3の収益は前年同期比22%増の約5億2,900万ドル、非GAAP営業利益は1億1,000万ドルを達成したと報告。


2.戦略と取り組み

上位市場(エンタープライズセグメント)への注力を強化し、ミッドマーケット向け投資を再配分。
レガシーアプリケーション近代化へのAI活用とプロフェッショナルサービス強化、コミュニティおよびEAへの検索・ベクトル検索機能導入で「どこでも実行」戦略を加速。
AIを取り込む新興技術スタックの主要コンポーネントとしてMongoDBの地位を確立。


3.市場の動向とマクロ経済要因

マクロ環境は依然として慎重な見方を維持しつつ、予想よりも緩やかな改善傾向を確認。
顧客はクラウド、オンプレミス、各地域の規制対応など、多様な条件下で最適解を模索。


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