見出し画像

センチネルワン(S) 2025年1Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
SentinelOne, Inc.($S)

業界:
サイバーセキュリティ

本社:
カリフォルニア州、アメリカ

上場年:
2021年(NYSE)

概要:
SentinelOneは2013年に設立され、サイバーセキュリティ分野で先進的なAI技術を駆使している企業です。
創業者はEhud Shamir、Tomer Weingarten、Almog Cohenで、現在のCEOはTomer Weingartenです。
企業の使命は、リアルタイムでのサイバー攻撃の予防、検出、対応を行うことです。

事業内容:
エンドポイント、クラウド、アイデンティティ保護のための統合プラットフォームを提供しています。
主力製品であるSingularity XDRは、AIを活用してマルウェアやランサムウェアなどの高度な脅威を検出し、防御します。
また、24時間365日の監視と管理サービスも提供しており、企業のセキュリティ運用をサポートします。

類似企業:
クラウドストライク(アメリカ)、トレンドマイクロ(日本)

公式HP:
https://www.sentinelone.com

決算

⭕️EPS:実際$0.00 予想$-0.05
⭕️売上高:実際$186.36M 予想$181.06M
前年同期比売上高成長率:39.7%
ガイダンス:
❌来四半期売上高:実際$197M 予想$197.75M
❌2025年通期売上高:実際$808M-815M 予想$817.28M

Memo:
2024年4月30日現在の年換算経常収益は35%増の7億6,200万ドル。
ARR10万ドル以上の顧客は2024年4月30日時点で30%増の1,193社。
売上総利益率:GAAPベースの売上総利益率は68%に対し73%。
非GAAPベースの売上総利益率は75%に対し79%。
営業利益率:GAAP基準の営業利益率は(86)%に対し(43)%。
非GAAPベースの営業利益率は(38)%に対し(6)%。
営業キャッシュフロー・マージンは(21)%に対し23%。
フリー・キャッシュフロー・マージンは(24)%に対して42%ポイント高い18%。
2024年4月30日現在の現金、現金同等物および投資は11億ドルであった。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント:
CEOのトマー・ワインガートンは、第1四半期の業績が予想を上回り、売上高が前年同期比40%増、粗利益率が過去最高の79%に達し、営業利益率も連続して拡大していると述べた。
フリーキャッシュフローマージンが初めてプラスになり、「58の法則」を達成したことも強調した。

2.戦略と取り組み:
SentinelOneは、CNAPPの完全統合、Purple AIの導入、新しいSingularity Operations Centerの立ち上げなどを通じて、クラウドセキュリティとAIセキュリティの分野での提供を拡大した。
また、大企業との取引が引き続き好調であり、顧客あたりのARRが引き続き上昇していることを報告した。

3.市場の動向とマクロ経済要因:
経営陣は、サイバー攻撃や情報漏えいの増加によって脅威の情勢が深刻化していることを指摘し、これに伴いSentinelOneの自律型サイバーセキュリティプラットフォームに対する需要が高まっていると述べた。
また、マクロ経済の不確実性と金融環境の引き締めが顧客の購買行動に影響を与えていると述べた。

ここから先は

27,319字

¥ 249

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?