OMAB(OMAB) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
Grupo Aeroportuario del Centro Norte, S.A.B. de C.V. ($OMAB)
業界:
空港運営および管理
本社:
メキシコシティ、メキシコ
上場年:
2006年(NYSE、BMV)
概要:
Grupo Aeroportuario del Centro Norte, S.A.B. de C.V. (OMA)は、メキシコの中央および北部地域にある13の空港を運営・管理している企業です。
1998年に設立され、現在はモンテレイ国際空港、アカプルコ国際空港、マサトラン国際空港などを含む主要な空港を管理しています。
事業内容:
事業は、空港運営および管理、航空関連サービス(旅客、航空機の離着陸、駐機、搭乗、荷物の扱いなど)、非航空関連サービス(小売店、レストラン、広告スペースの賃貸、駐車場の運営など)、および多角化サービス(工業団地の運営、貨物輸送、ホテルの運営など)を含みます。特にモンテレイ国際空港には、ヒルトン・ガーデン・インホテルとNHコレクションホテルが併設されています。
類似企業:
中部国際空港株式会社(日本)
決算
⭕️EPS:実際$1.45 予想$1.25
❌売上高:実際$189.68M 予想$195.90M
前年同期比売上高成長率:-12.7%
Memo:
総旅客数は650万人に達し、前年同期比2.4%減少。
当四半期の総旅客数のうち、国内線旅客数は86.7%、国際線旅客数は13.3%。
国内線旅客数は前年同期比4.3%減少したが、国際線旅客数は12.4%増加した。
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
CEOのリカルド・ドゥエナスは、2024年第2四半期の旅客数が650万人に達し、前年同期比2.4%減少したことを報告した。
この減少は主に国内線旅客数の減少によるもので、特にプラット・アンド・ホイットニー社のエンジンリコールの影響を受けた。
また、メキシコシティ国際空港の発着便数削減の影響もあったが、トルーカ空港とサンタ・ルチア空港の接続性は増加した。国際線旅客数は前年同期比12%増加し、モンテレイ空港が成長を牽引した。
2.戦略と取り組み
当四半期中にモンテレイ空港の長期インフラ開発プロジェクトが進展し、ターミナルA東側の公共エリアがオープンした。
また、国際線ターミナル間のフライト移転により、旅客の商業スペースへの接触機会が増加し、収益が増加した。
多角化戦略においても、OMAカーゴやホテルサービスの拡大により収益が増加した。
3.市場の動向とマクロ経済要因
メキシコシティ空港の発着便数削減がトルーカ空港とサンタ・ルチア空港の接続性を増加させたが、全体的な需要は依然として堅調であった。ニアショアリングの機会を最大限に活用するために、モンテレイ空港の物流拠点としての戦略が強化されている。
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