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ホーメットエアロスペース(HWM) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ


会社概要

会社名:
ハウメット・エアロスペース ($HWM)

業界:
航空宇宙および防衛産業

本社:
ペンシルベニア州、アメリカ合衆国

上場年:
2020年(NYSE)

概要:
ハウメット・エアロスペースは、2020年にアルコアから分社化されて設立された会社です。
高性能の金属製品およびエンジニアリングソリューションを提供しており、特に航空宇宙、商用輸送、産業およびガス・タービン市場で広く使用されています。

事業内容:
タービンブレード、機械加工部品、構造部品、ファスナーなどの製造を手がけています。
これらの製品は航空機エンジンやフレーム、産業用ガスタービン、自動車などに使用されています。

類似企業:
川崎重工業(日本)、トランスダイム・グループ(アメリカ)

公式HP:
www.howmet.com

決算

⭕️EPS:実際$0.67 予想$0.60
⭕️売上高:実際$1.88B 予想$1.83B
前年同期比売上高成長率:13.9%
ガイダンス:
⭕️来四半期EPS:実際$0.63-$0.65 予想$0.60
⭕️来四半期売上高:実際$1.845B-$1.865B 予想$1.81B
⭕️2024年通期EPS:実際$2.53-$2.57 予想$2.39
⭕️2024年通期売上高:実際$7.40B-$7.48B 予想$7.32B

Memo:
1株当たり0.08ドルの四半期配当を発表、前回の0.05ドルから60%の増配。


カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント

CEOのジョン・プラントは、Q2がガイダンスと前年の業績を上回る好調な四半期であったと報告した。
民間航空宇宙産業の成長率は27%で、全体の収益成長率は14%だった。
EBITDAは4億8,300万ドルで、営業利益は4億1,400万ドル、一株当たり利益は0.67ドルと前年同期比52%増となった。


2.戦略と取り組み

2024年の設備投資額は3,000万ドル規模に増加し、年間の設備投資額は3億2,000万ドル規模となる。
これらの支出は、エンジン事業のさらなる生産能力拡大を支えるために必要である。


3.市場の動向とマクロ経済要因

世界中で航空旅行に対する需要が旺盛であり、特にアジア太平洋地域での国際線航空旅客数の伸びが顕著である。
国内旅行も緩やかに増加している。


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