メルカドリブレ(MELI) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
MercadoLibre, Inc. ($MELI)
業界:
E-commerceおよびフィンテック
本社:
モンテビデオ、ウルグアイ
上場年:
2007年(NASDAQ)
概要:
MercadoLibreは、ラテンアメリカ最大のオンラインコマースおよび決済エコシステムを提供する企業です。
アルゼンチン、ブラジル、メキシコ、コロンビア、チリ、ペルーなど18カ国に展開しており、各市場でリーダーシップを取っています。
同社は「Mercado Libre」と「Mercado Pago」というブランドを通じて事業を展開し、テクノロジーを活用して商取引と金融サービスを民主化し、地域全体にわたる大規模な変革を推進しています。
事業内容:
オンラインマーケットプレイスである「Mercado Libre」を運営し、個人や企業がデジタルで商品の売買を行うことを可能にしています。
また、「Mercado Pago」というフィンテックプラットフォームを通じて、オンライン決済サービスも提供しています。
このほか、広告サービス「Mercado Ads」、配送サービス「Mercado Envios」、およびクレジットサービス「Mercado Credito」など、多岐にわたるサービスを提供しています。
類似企業:
楽天株式会社(日本)、Amazon.com, Inc.(アメリカ)
公式HP:
https://investor.mercadolibre.com/
決算
⭕️EPS:実際$10.48 予想$8.34
⭕️売上高:実際$5.07B 予想$4.68B
前年同期比売上高成長率:41.2%
Memo:
ブラジルでは前年同期比51%増、メキシコでは同66%増、その他事業では同36%増と好調な伸びを示し、各地域で明るい兆しが見えている。 アルゼンチンのFXニュートラル成長率は前年同期比285%増とインフレと同程度であり、主にGMVの増加傾向を背景に、前年同期比で大幅に改善した。
同社プラットフォームの総商品取扱高は前年同期比20%増の126億ドルに急増し、総決済高は36%増の463億ドルとなった。
コマース収益は53%急増し、フィンテック収益はFXの逆風を克服して前年比28%増となった。
6月30日に終了した3ヶ月間の純利益は、前年同期が2億6200万ドルであったのに対し、5億3100万ドル。
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
マルコス・ガルペリン(CEO)は、会社設立25周年を迎えることを記念し、過去25年間の業績を振り返りつつ、将来の成長に対する楽観的な見解を示した。
2.戦略と取り組み
コマース部門では、販売商品数とユニーク購入者数が2021年以来最高の伸びを示し、特にブラジルでのGMV(総商品取引額)が36%成長した。
フィンテック部門では、月間アクティブユーザー数が5,000万人を突破し、160万枚の新規クレジットカードを発行し、TPV(総決済額)が前年比で3倍に増加。
3.市場の動向とマクロ経済要因
アルゼンチンでは通貨切り下げがあったが、MercadoLibreの業績には大きな影響はなかった。
ブラジルではインフレが加速しているが、フィンテック事業の拡大に対する意欲には影響しないと述べた。
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