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アレグロ・マイクロシステムズ(ALGM) 2024年4Q 決算&カンファレンスコールまとめ


決算

⭕️EPS:実際$0.25 予想$0.21
⭕️売上高:実際$240.58M 予想$234.95M
前年同期比売上高成長率:-10.7%
ガイダンス:
❌来四半期EPS:実際$0.01-$0.03 予想$0.17
❌来四半期売上高:実際$160M-$170M 予想$213.43M

Memo:
売上総利益率は49%から50%を見込む。
営業費用は7,200万ドルから7,300万ドルを見込む。


CC(カンファレンスコール)

ハイライト

厳しいマクロ環境にもかかわらず、第4四半期の売上高とEPSがガイダンス・レンジの上限を上回った。
2024年度通期では、e-モビリティが38%成長し、売上高が8%増、EPSが5%増となった。
過去最高の年間売上高10億ドル超を達成し、また過去最高水準の設計受注高10億ドル超を達成した。
自動車の電動化の進展やADAS機能の採用拡大を含むe-モビリティは、引き続きアレグロの市場成長を上回る原動力となっており、2024会計年度の受注設計件数の半分以上を占めている。

新製品の面では、記録的な数の製品を発表し、30以上の新製品を市場に投入した。
また、クロッカス社の買収により、磁気センシング分野でのリーダーシップを拡大した。
世界で最も要求の厳しいアプリケーション向けに、最高の精度、最低の消費電力、最高の感度を実現するエクストリームセンスのTMR技術は、お客様から大きな反響をいただいている。

同社は、TMRを自動車や産業用製品に普及させるだけでなく、主要なバイオメディカルOEMとともに、持続的グルコース・モニタリングなどの医療用アプリケーションに拡大することにも興奮している。
業務能力を拡大し、サプライチェーンの強靭性を築き、顧客への納品と品質体験を向上させることで、大きな前進を遂げた。

また、継続的なポートフォリオの見直しプロセスを通じて、同社はフォトニクス事業への投資を抑制し、主要な磁気センシングおよびパワー・ポートフォリオの継続的な革新と開発に資源と投資を優先させる決断を下した。

現在、電気自動車(xEV)の勢いが減速しているのではないかという議論が盛んに行われている。
事実、バッテリー電気自動車は世界生産台数の15%に過ぎず、25%で成長している。
一方、ハイブリッド車は世界生産の22%を占め、16%で成長している。
そして、どのOEMも、新しい電気自動車モデルを市場に投入するために猛烈な努力をしている。

同社にとって良いニュースは、両プラットフォームにおける我々のコンテンツが同等に強力で、ICE車よりもはるかに高いこと。
つまり、OEMがどのプラットフォームに投資し、成長させるにしても、アレグロは勝てる。
xEVは現在、中国の自動車販売台数の半分近くを占めており、中国のOEMは経済的で魅力的な製品で世界シェアを拡大している。
このため、中国のOEMと勝ち続けることがますます重要になっており、同社がチャイナ・フォー・チャイナ・マニュファクチャリング・イニシアチブで存在感を倍増させている理由でもある。

数週間前に中国を訪れたが、アレグロのユニークな価値提案に対する中国のOEMやティア1からの継続的な強い支持と、同社の進展に満足している。
また、中国以外でも、e-モビリティの未来を形作るグローバルなOEMと大きな進展を遂げている。

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