インテュイティヴ・サージカル(ISRG) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ

会社概要

会社名：
Intuitive Surgical, Inc.($ISRG)

業界：
医療機器

本社：
カリフォルニア州、アメリカ

上場年：
2000年（NASDAQ）

概要：
Intuitive Surgicalは、ロボット支援による低侵襲手術の分野で世界をリードする企業です。
1995年に設立され、2000年にNASDAQに上場しました。
同社は、特に「ダヴィンチ外科システム」で知られており、このシステムは外科医に高い視覚化、操作性、および精度を提供し、患者への侵襲を最小限に抑えることを目指しています。

事業内容：
主にダヴィンチ外科システムを開発、製造、および販売しています。
このシステムは、内視鏡手術を支援するロボット技術を活用しており、世界中の病院で幅広く使用されています。
また、同社は関連する器具や消耗品の提供、システムの保守サービスも行っています。
近年では、肺癌の診断と治療を支援するIonロボット気管支鏡システムも導入しています。

類似企業：
オリンパス株式会社（日本）、メドトロニック（アメリカ）

公式HP：
https://www.intuitive.com/ja-jp

決算

⭕️EPS:実際$1.78　予想$1.54
⭕️売上高:実際$2B　予想$1.97B
前年同期比売上高成長率:13.6%

Memo:
ダヴィンチ手術システムの設置台数は341台で、2023年第2四半期は331台。
2024年第2四半期のダ・ヴィンチ手術システム導入台数には70台のダ・ヴィンチ5が含まれている。
2024年6月30日現在のダ・ヴィンチ手術システム導入台数は9,203台となり、2023年第2四半期末の8,042台から14%増加した。

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カンファレンスコール

要約

1.冒頭のコメント

CEOのゲイリー・ガスハートは、堅調な施術件数と好調な資本投入により、会社の事業基盤が健全であり、財務業績も好調であると述べた。
また、da Vinci 5の展開、Ion供給の安定化、ヨーロッパでのda Vinci SPの設置拡大についても言及した。

2.戦略と取り組み

da Vinci 5の段階的な展開、顧客拡大のためのIon供給の安定化、My Intuitive Appの日常的な使用者の増加、Intuitive Hubの使用外科医の増加、Case Insightsの開発と導入が進められている。
また、フォースフィードバックとケースインサイトの機能強化に取り組んでいる。

3.市場の動向とマクロ経済要因

地域別の業績では、ドイツ、英国、イタリアが牽引する欧州が堅調であり、アジアでは日本とインドが市場の成長を支えているが、中国では成長が鈍化している。
韓国では医師のストライキの影響で手術件数が減少している。