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アフィリエイトはどこに向かうのか

2017年11月に書かれているLink-Aの記事がたまたまヒットしたので面白くて見ていた。
ここ数年でアフィリエイト環境も大きく変わったけれど、一体どこが変わったのだろうか?


この記事でわかるのは、以下のような広告事情だ。

代理店から見た2017年以前のインターネット広告

・広告主に広告枠を売るのが代理店の仕事
・純広告の販売が主流だった
・純広告の直接収益効果のなさに不満な広告主もいた
・アフィリエイトは売上保証された広告商品で期待の星だった

以上のような広告事情により多くの広告代理店は、アフィリエイトプログラムを管理するASPを使いアフィリエイト事業に取り組むようになった。


元々広告代理店は、広告主と直接関係を持ち、広告主のために一つの広告面として個人メディアであるアフィリエイトサイトを扱うようになったわけだ。

当時アフィリエイトサイトは、特化サイトが主流で、顧客と検索エンジン流入シェアの多くを持っていたので、広告主と広告代理店にとっては、一定の収益を得られる大切な存在だった。

私が3年前にアフィリエイトを始めたきっかけも、このLink-Aの川合さんと安田さんにお会いしたアフィリエーターの会合だった。

今思えば、メディアファーストの活動中だったに違いない。メディアは広告面なので、広告代理店としては広告主と同様にコミュニケーションを取るべき存在だったのだろう。

SNS広告の台頭

もう一つ、メディア(アフィリエイトサイト)とは別の広告面も大きく成長してきた。SNS広告やディスプレイ広告などの多媒体に掲載されるインターネット広告だ。

適切なユーザー層に広告露出が出来て、なおかつ広告閲覧したユーザーを直接注文フォームに誘導出来るインターネット広告の収益性はテレビ広告よりも高いのではないだろうか。

SNS広告では、芸能人を起用した広告により、無名商品でも爆発的な売上を出すヒット商品が生まれた。テレビ広告や店頭広告を繰り広げてブランド周知に力を注ぐ一流ブランドメーカーからすれば、驚く結果だったに違いない。

現在、SNS各社が広告枠拡大に動いているように思う。SEOに依存しない広告面としては今後も大きくなるのではないか。


Googleアップデートで失われていくSEO

知っての通り、SEOアフィリエイト全体が衰退している。

googleアップデートによって、検索結果画面には、個人サイトよりも一定以上の信頼のある企業ドメインが優位に表示されるからだ。

広告代理店の立場ではどういう状況なのか

広告面であるSEOメディアの露出が減っている状況に広告代理店はどう思うのか。

広告代理店は、元々SEOとアド(SNS広告やPPC広告)の両方を取り扱っているが、今アドに大きくシフトしていると思う。しかし、ASP(アフィリエイトプログラム)は元々SEOアフィリエイト向けに作られているのでSEOも少なからず収益の柱になっているだろう。

いくつかの広告代理店が、自分たちのサブドメインを他社にレンタルしてメディア運営を許可している。

商売は、三方よしを目指すべきだと思うが、ピンチのときは全ての利害関係を崩さずに方向転換は難しい。それに広告代理店の重要なステークホルダーは、広告主だ。次に守るべきは社員。

私が感じるのは、広告代理店も必死に環境の変化に対応しているということだ。

理不尽さの有無は議論されるかもしれないが、
今の状況を見て、私自身も変化しないといけないと感じている。



今後何をしていくか?


大きな方向性としては

・SNS広告
・PPC広告
・SNS集客
・SEO継続
・自サービス
・オウンドメディア代行(一種の自サービス)

このあたりが考えられるが、私の場合は自サービスとオウンドメディア代行に力を入れたい。


私は、今チャンスだと感じる。

・広告主にメディア運営が有効だと感じられている
・メディア運営は広告費がかからずリスクが少ない
・広告主にまでドメイン優劣の話題が登っている
・広告主と広告代理店は、メディア運営の経験が少ない
・広告主がメディア運営を依頼したがる状況が生まれている

からだ。


私たちにはメディア運営の経験値がある。スキルを活かして、広告代理店よりもより高度で計画的なメディア運営を行うことができる。

それなら直接広告主のオウンドメディア運営をすればいい。川上でビジネスをする。ASPを使う必要はどこにもない。

それぞれのアフィリエーターは得意ジャンルがあるので、集合体になって、動くのもよさそうだ。

幸い私のところにオウンドメディア運営の仕事依頼が2件来た。ホームページ制作系の広告代理店からの仕事依頼なので、内容をお伝えすることができないが、そういう状況が生まれていることだけは確かだ。


上記のオウンドメディア代行も自サービスの一つとして立ち上げる予定だが、その自サービスの立ち上げをどうやっているか?について書く。

独立したスキル / サービスを持ちたいという人に見てもらいたい。

自サービスの立ち上げステップ

アートボード – 3


現在いくつかの自サービス立ち上げを並行して進めているが、ステップはこんな感じだ。

コストがかかる箇所:サービス作成・営業LP・広告運営。
時間がかかる箇所:ヒアリング・サービス作成。
ステップ全体の期間:4〜6ヶ月ほど。

最近ハマっているのが営業LP作成で、Adobe XDを使ってワイヤーフレームを作成する。これはとても楽しい。

もし、どなたか自サービス立ち上げを検討していたら、相談してもらいたい。私自身いい勉強になるし、何らかの形で、お役に立てると自負している。


あ、ちょうどよかった。ちょっとそこのハートマークを押してくれるかな。 ん?画面下のハートだ。赤くなった? おぉありがとう。 神のご加護があらんことを。