【無料Note】オーランの無料サイト診断 ブログで儲からない人のためのアドバイス
まえがき
みなさん、ごきげんよう。
中古ドメイン騎士 オーランだ。
私がTwitterで実施した無料サイト診断に10名が申し込んでくれた。どれも素晴らしいサイトで感心した。
サイト診断をしていて、みんながハマっている問題がおおよそ共通していることに気づいたので、無料Noteで問題点と改善点をまとめてみたぞ。
無料サイト診断の内容は守秘義務があるのであくまでも私が指摘したポイントのみを書いていく。
第1章 コンセプト
サイトタイトル
サイト診断で、もっとも指摘が多かったのがサイトタイトルだ。
私はヘッダーを見てサイトコンセプトがはっきりしているかどうかを判断する。PC・モバイル両方でどのページを開いてもヘッダーでサイトコンセプトが理解できれば合格だ。
サイトタイトル失敗例:自己中心的なタイトル・ターゲットが広い・意味のない言葉・質素なテキスト・インパクト薄なタイトル
サイトタイトル改善例:読者が”このサイトは私のためにある”と理解できるタイトルとキャッチ文
Bad:野球好き親父の野球日記 高知県で野球を教えてます。野球グッズのレビューも載せてます。
Good: プロ野球選手を目指す少年のための正しいトレーニング方法 〜小学生・中学生の野球少年向け〜
どちらのタイトルも野球についてのサイトだとわかるが、読者を主語にして ”読者が何を得られるか” を明確にしたほうがいい。”このサイトは私のためにある”と感じてもらおう。
○○したい人のための〜 というのはとても有効だ。
サイト診断では、「サイト運営者」が主語になっているケースが目立った。自己中心的タイトルよりも読者を主語にすると読者も理解しやすい。
役に立つブログ・立たないブログ(2018.12.07追記)
そもそも役に立たないブログは排除されるのでメインサイトで人の役に立たないサイトをお持ちならコンセプトを正そう。
いろんな方のサイトを見ているとコンセプトがなくジャンルが広がってしまって何のブログなのかわからなくなっているブログをいくつか見かけた。そういうのを雑記ブログだと言われれば私は違うと思う。
ジャンルが広がっている方は、自分の役割が何かを考え自分にしかできない情報発信をしよう。
自分がどう人にどう見られているか、何が得意なのか自分では気づいていないことも多いので自分をよく知る方に意見を聞くといい。
白い巻物の中のこちらのNoteをお持ちの方はコンセプトをもう一度学ぶといい。
ヘッダーロゴ
ヘッダーロゴやその下のアイキャッチ画像に手を入れるとさらに効果的だ。イラストは2000〜5000円程度だろうからサイト名とサイトコンセプトを決めて発注しよう。
私はココナラでイラスト依頼しているぞ。
トップページ
トップページが記事一覧ページになっているのは、手を抜きすぎだ。固定ページを作って一番最初に”サイトコンセプト”を200〜300文字程度で書こう。その下には
・新規顧客向けコンテンツ
・リピーター向けコンテンツ
の順番で案内しよう。読者に学んでほしい順番に記事を並べるといい。
専門店
うなぎの専門店、立ち食いステーキ、しゃぶしゃぶ専門店など専門店にするだけで品質イメージは上がるし原材料が少なくていいし作業効率がよくなる。サイトも同じだ。要らない情報は出さないようにしたい。雑記サイトでもジャンルの絞り込みは必須だ。日常的な日記記事はご法度だ。
第1章 コンセプトで言いたいこと
”わたしのためのサイト”だと思ってもらえるヘッダーにする
第2章 客層
客層の明確化も大事でサイトコンセプトへと繋がる。先ほどのコンセプトでターゲットを絞っているのだが大切なのは”客層”と”読者の悩み”だ。どんな悩みを持った読者だろうか。
アフィリエイトでは、”今すぐに解決したい悩み”がCVポイントになる。アドセンスでは悩みの深刻さを意識していないので1PVに対しての収益が少なくなる。
客層の絞り込み
客層は徹底的に絞りたい。男性・女性・富裕層・大衆層・都会・田舎・インドア・アウトドア・経営者・サラリーマン・学生・海外在住など。
特に所得はしっかり意識したほうがいい。所得の高い人ほどクレームは少ない傾向にあるし商品購入率は高い。
PVボリュームを取ろうとすると競合(ライバル)のレベルが高く、自サイト自身も記事ジャンルが広がりすぎて収集がつかなくなるぞ。身の丈でサイトを始めるんだ。
客層を絞ると同時に顧客レベルを上げて、よりハイレベルな情報を発信することが大事だ。なので自分の得意分野で攻めないとダメだ。
あなたは先生で、読者は生徒だ。
客層に合わせた説明
初心者向けコンテンツで、難しいことを書いたり 逆にハイレベルな客層に1から説明したりしないこと。
初心者向けコンテンツには、イラスト・箇条書き・図解
ハイレベルな客層には、機能面・高級志向
など読者に合わせた提案をすることだ。読者の目的も忘れずにな。
第2章 客層で言いたいこと
客層は徹底的に絞り、客層に合わせた内容にすること。
第3章 ナビゲーション
ナビゲーションの方法はサイトを作る上で基本的なことだが意外と出来ていない。
ナビゲーションの基本
・サイト基本情報
・メインカテゴリー
ヘッダー
読者にもっとも見てもらいたい”メインカテゴリー”を設置する。詳しくはカテゴリーの章で説明する。
フッター
サイト基本情報を載せる。
運営者情報、プロフィール、問い合わせ、プライバシーポリシーetc
サイト基本情報は、かなりの確率で見られる。読者は”サイトの信頼度”を一度確認するんだ。Twitterのプロフィールを見たりするだろう。あれと同じ行為だ。
プロフィールページへは、記事下の”この記事を書いた人”からリンクするように設定しよう。これが意外と出来ていない。著者ボックス自体がなかったり著者の名前を押すと著者の記事一覧(そこじゃない)になったり。
誰もがサイドバーのプロフィールからボタンを押してくれると思わないことだ。露出度を意識して各記事下に設置だ。
Twitterでコミュニティを作っている場合は、@ツイッター名を記事のリード文や著者ボックスに入れておくといいだろう。
プロフィールページは”権威性”のアピールのための実績と、”親近感”を持ってもらえるよう普段の仕事の様子が伺える写真などあるといい。
読者の立場に立って、自分のプロフィールページを確かめてみよう。
第3章 ナビゲーションで言いたいこと
ヘッダーにはメインカテゴリー、フッターにはサイト基本情報を載せよう
第4章 キーワード
サイト診断でSEOがうまくいっていない原因が2つあった。
1. キーワードが少ない
2. キーワードの関連性が少ない
1は、商標を意識するあまり、商標以外のキーワードが出現してこないパターン。商標+効果、口コミ、最安値 など。
2は、キーワード自体多いがサイト内で関連性が足りず小さなワードでしか順位が上がらないパターン。
1の改善は、商標キーワードの親ワードや関連キーワードを追加していくこと。商標だけで上がっても順位は安定しないし長持ちしない。被リンクで安定させるブラックSEOもあるが・・。
2の改善は、ジャンルが広がりすぎか、記事のまとまり不足が原因なのでコンセプト、客層を考慮してジャンルを絞む必要がある。
両方とも解決するには、「カテゴリー」を用いると簡単に解決する。
カテゴリーの効果
カテゴリーは、キーワード設計でいうところのキーワードの主軸だ。主軸があってその下に記事がある。
今回、サイト診断をしていてカテゴリーが不適切、あるいは不足しているケースが目立った。
私のメニューの作り方を説明をしよう。
メニューを作る
wordpressではカテゴリーという機能があるがそれ以外にもカテゴリーを作れる機能が存在する。それがメニューだ。
メニューを複数作る。どんなメニューを作るべきかはあとの”目的ごとのメニュー”で説明する。
メニューに追加できるのは、カテゴリーだけではなく固定ページや投稿ページ、外部URLなど自由だ。
ウィジェットに設置する
複数作ったメニューは、ウィジェットに設置する。設置するパーツは”ナビゲーションメニュー”だ。自分で作ったメニューを選択してカテゴリーのように設置できる。
メニューを設置する場所
PCはサイドバーやヘッダー・フッターと分かりやすいがモバイルではサイドバーのクリック率がかなり低い。そのためモバイルでは記事下に設置するとよいだろう。関連記事よりもガイド力があるので私は関連記事を外して自分のメニューを優先して表示するようにしている。
目的ごとのメニュー
これがメニューのキモとなる。
先ほどの少年野球の例をすると、読者の目的というのがいくつかあるはずだ。それを考えよう。読者の客層も意識するんだ。
・野球が上手になりたい
・野球道具が欲しい(評価が見たい)
主に2つの目的がある。
さらには読者の客層を振り返ってもらいたい。野球が下手くそで悩んでいる読者か、あるいはかなりの野球スキルがあってさらに能力を伸ばそうとしている読者か、また野球の守備ポジションもあるな。
もし読者が野球スキルがあってさらに能力を伸ばそうとしている”投手”だったら・・・
投手向けおすすめコンテンツ
・投手グローブ
・トレーニングメニュー
・肩のメンテナンス
・基礎体力アップ
・プロ野球を目指す
といったようにより具体的な提案メニューが出来上がる。野球の基礎知識や野球用語の説明などは全く必要がない。
他の目線もまだまだ必要だ。
動画で学ぶ
・ピッチング
・バッティング
・自宅トレーニング
・肩を守るストレッチ運動
投球スピードを上げる
・グローブ
・フォーム
・トレーニング方法
もう一度メニューの中身を見てほしい。これをキーワードツールで出せるだろうか。難しいだろう。上のメニュー以外にもどんどんアイデアが出てくるはずだ。投手メニューの次はなんだ?
メニュー視点は読者の深い悩み・欲求から考える。このメニューの傘下に深掘りした記事を書けば魅力的なコンテンツが出来上がるはずだ。ユーザーの検索意図にも勝手に合致する。
キーワードツールなどで集めるのではなくサイト設計をして読者に提案するコンテンツを自分で探すことが大切だ。
第4章 キーワードで言いたいこと
読者の客層に合わせた目的を様々な視点で提案するメニューを作る
第5章 記事タイトル
雑記ブログを運営されている方からこんな質問があった。
キーワード選定をどうやったらいいのかわからないし、特に記事タイトルをどうすればいいのかわかりません。
この章ではキーワード選定と記事タイトルの付け方を解説する。
悪い記事タイトルの例
1. 少ない需要に対して記事タイトルをつける。
2. 需要のない複合キーワードを記事タイトルに含める。
3. 強いライバルがいるキーワードを狙っている。
1、2 を解決する方法は、需要の多いキーワードを記事タイトルに含めることだ。Googleはページタイトルで記事内容を判断しているといっても過言ではない。
解決方法その1 メインキーワードの需要を調べる
月に何回検索されるかを知るのが効率をよくする近道だ。キーワードツールを見ないで書くというは大切だが需要の大きさを知ることはもっと大切だ。
需要を調べる方法=月間検索ボリュームを調べる方法をリストアップしよう。
無料キーワードボリューム調査ツール(回数に制限あり)
・アドワーズ キーワードプランナー
・ubersuggest(おすすめ)
・SEM rush(中級者向け)
・KW Finder(ワードデータ少なめ)
アドワーズは、PPC広告配信サービスだが申し込みをしてPPCの月額予算を数百円組めば正確な月間検索ボリュームを知ることができる。
SEM rushは自分のサイトの状況を把握できるので一度自分のサイトを調査することをおすすめする。
KW Finderは無料会員登録をすると調査できる回数が増えるぞ。関連キーワードを探すならこのツールが一番見やすい。検索ボリュームは他のツールに比べて3割増しで表示される。
解決方法その2 複合キーワードを調べる
一番簡単なのはメインキーワードで検索して上位サイトのタイトルを見ていくことだ。上位サイトは需要をしっかりと把握しているので複合キーワードを真似するのも一つの手だ。
もう一つは、自分の記事に合うキーワードを見つける方法。
Google検索窓にメインキーワードと半角スペースを入れると複合キーワードの候補が表示される。ここから記事内容に合ったものを選ぶといいだろう。
少ない需要に対して
メインキーワード+○○
メインキーワード+△△
とページを増やしていてもアクセスは増えない。
キーワード選定の肌感覚を高めるために素晴らしいNoteがあるので紹介しておこう。
解決方法その3 強いライバルがいる場所は避ける
3. を解決するには、強いライバルがいるキーワードを避けることだ。
検索エンジンで実際にメインキーワードで検索してみて「 信頼性の高いサイト」ばかりだと検索順位を上げきれない。
上位10位までを見て
・公式サイト、楽天、Amazon、価格、大規模キュレーション
で埋め尽くされていないか確認しよう。1サイトでもペラサイト、小規模ブログが入っていれば勝負しよう。
なぜこんなことをするかというと、検索順位は記事タイトルや記事内容以外にドメインパワーも検索順位を決める大きな要素だからだ。特にEC商標は注意して見てみた方がいい。
ここで大切なことは、単体キーワード以外でも複合キーワードを含めて調べることだ。複合キーワードを含めると急に信頼性の高いサイトたちはいなくなる。
あとイレギュラーなケースでgoogleが検索結果をいじっているケースが見られる。検索結果数が100以内と少ない場合は避けた方が無難だ。9月のアルゴリズムで打撃を受けているサイトはこの辺りが影響しているようだ。
解決方法その2と合わせてチェックすれば道は開ける。記事をアップしたあとは記事の順位をウォッチして複合キーワードで順位を最低でも5位以内に持っていこう。
無駄記事を作っていくよりも育てた方がいい。
記事タイトルをつけるときの注意点
第4章キーワードで説明したとおり、サイト設計は自分のコンセプト(軸)を中心として展開すべきで記事タイトルをつけるときもコンセプトを中心に考えたほうがよい記事タイトルが頭に浮かぶ。
商標で展開している場合は商標以外の一般キーワードを考える。
一般キーワードで展開している場合は文中の関連ニーズや読者が欲しがる情報を考えてみよう。
雑記だからといって、軸のないブログは価値がない。
第6章 入り口・出口戦略
これからは、サイトの出口戦略を考える時代だ。
私の目的は最初に話したとおり、みんなに”中古ドメインの使い方を学んでもらうこと”だ。
そして目標は、有料Noteやテンプレを販売することだ。そのためにはどのようなコンテンツが必要なのか?という逆算をしてサイトを作っている。
このNoteで述べてきたコンセプト・客層・ナビゲーション・キーワードが入り口で、全てこの出口のためにあるといっても過言ではない。
みんなのサイトでは、アドセンスやASPアフィリエイトを行なっているがそれが唯一の出口ではない。個性が活かせるインフラが整っている今、何をするべきだろうか。
何もNoteだけじゃない。自分で商品を作って販売することもできる。ぜひ自分の特技を活かして出口を見つけてほしい。
学びたいキーワード
コンテンツマーケティング CTA(コールトゥーアクション)
参考にしたいNote
サイトのゴールが”純広告”? 普段のアフィリエーターのゴールと全く違ってびっくりした人も多かったと思うが、今後こうした出口スキルをみんな習得していくだろう。今のうちに”自分の出口”を作っておこう。
あとがき
アクセス数(PV)は十分なのに出口戦略がないといつまでもアクセス数ばかりを追ってしまう。月に6万人が来ているサイトであれば実に1日2000人が訪問しているわけだ。
あなたは、サイトに訪れる人たちに何も売らずにスルーしていないだろうか。1人1人に声をかけるべきじゃないだろうか。
私自身はサイト「中古ドメイン騎士 オーラン」を持っているわけだが、私のサイトの目的は、
「中古ドメインの使い方をみんなが理解する」
ことだ。
中古ドメイン販売をする業者はいるが、中古ドメインの使い方を商売にしている業者はいない。中古ドメインを魔法のように扱い正しい方法を知らずに購入する人が出てきてしまう。
アクセスが1日にどれくらいあるかなんて知らない。そんなことよりも訪問者1人1人に対して中古ドメインの使い方を教えていくことに意識を集中している。そして満足してもらえたら私の商品(有料NoteやWordpressテンプレート)を買ってもらうんだ。
キーワードSEOばかりせずに自分の役割を考えてもらえるとうれしい。
SEOを学ぶならこちらのマガジンがおすすめだ。
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あ、ちょうどよかった。ちょっとそこのハートマークを押してくれるかな。 ん?画面下のハートだ。赤くなった? おぉありがとう。 神のご加護があらんことを。