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スヘルトヘンボス ‘s-Hertogenbosch オランダ/北ブラバント ~運河沿いの17世紀の建物に当時の面影を見る

※ 訪問記は2014年6月時点の情報です。八十年戦争に関わる場所を訪れています。一般的な旅行記ではありませんのでご注意ください。

略して「Den Bosch(デン・ボス)」と呼ばれることのほうが多いようです。

オランダの街はどこも平地ですが、この近辺はとくに池などの水域が多いです。上記の旧市街地の部分はそうでもありませんが、周囲には広大な池や公園などがたくさん存在しています。(電車の車窓から見ている分にはあまり水回りの存在は意識しませんでしたが。)

Pieter Snayers (after 1629) 「スヘルトヘンボス攻囲戦 (1629)」 In Wikimedia Commons

マース川に近い南部の要所でもあります。八十年戦争時は、防衛線が広いため1601年/1603年にナッサウ伯マウリッツによる攻囲は失敗。1629年、弟のオランイェ公フレデリク=ヘンドリクが半年に渡る攻囲戦争を成功させ、彼を一躍有名にしました。

シタデル

冒頭の地図でもはっきりと形のわかる美しい星型堡塁の跡地。今は公的な団体が入っているようです。時間の制約で残念ながらこちらまでは行けず。

ビネンディーゼ

駅近くの小さな運河沿いには、ちょうど1630-40年代くらいの建物(建物に建設年度が書いてあったりします)が並んでいる小路があったりして、八十年戦争当時の様相をそのまま偲ぶこともできます。このようなスヘルトヘンボス内の運河網は「ビネンディーゼ」と呼ばれ、街の周囲の運河と組み合わせたクルーズも複数のコースがあります。

北ブラバント博物館

スヘルトヘンボスのほぼ唯一といえる歴史に親しむことができる場所。別途記事にしていますが、総合博物館なので時代やカテゴリに特化してはいません。とくにおすすめは新館2階にある常設のブラバント地方史コーナー。


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