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バッグインバッグと心配事の関係はいかに

荷物が重い。
さらに日傘がプラスされて手が塞がる。
後ろ姿に哀愁が出るのはよいけれど、疲れが滲み出てはいけない。

なぜ荷物が重いのか。
思い当たったのがバッグインバッグ。
便利だと考えて取り入れたものが、ライフスタイルの変化とともに便利でなくなったのかも。

3年ほど同じものを使っており、使いやすくて色も好きで気に入っている。マチが10cmほどもあって安定感バツグン。しかし欠点はある。ものが入り過ぎるのだ。

バッグインバッグのメリット
・バッグに入れるものを毎回決断しなくてよい
・ワンアクションでバッグ入れ替えが可能
・一目で場所がわかるため、中身を探す必要なし
・整理整頓上手だと思えて、自己陶酔感がある


バッグインバッグのデメリット
・定番で安心しすぎて何が入っているか忘れる
・透ける素材が多く、中身のガサツさがバレる
・入れる場所を変えようものなら錯乱状態になる
・必要ないものまで詰め込もうとする
・中身入れ替えが億劫になって進歩がない


人は空き容量があると使いたくなる。パソコンのように〇〇ギガといわれてもよくわからないけれど、バッグインバッグの空き状況はすぐにわかる。
これ必要?と首を傾げるものを入れたくなる。

だからジワジワと重量が増えて、本体のバッグが肩に食い込む。加齢とともに辛くなってきた。
いるのかいらないのか。現状維持いつまでやる?


1年半ほど前に財布を見直した。気が遠くなりそうな重い長財布を使っていたが、キャッシュレス時代にこれはなかろうと思ってミニ財布にした。慣れると軽くて場所を取らないのがいい。

とにかく身軽に生きたい。重荷は全力で避けたい。わたしにはバッグインバッグは必要でなくなった。
自分の記憶力でコントロールできて代用が効かないもの、たとえば家と車の鍵、免許証、財布、スマホなどを厳選して持てばよいのだ。

何年もの間、なければ困るの視点で「不安と心配」を持ち歩いていたのかもしれない。

心配事の9割は起こらないそうだから、起こりもしないことを先々考えずに、荷物も心も軽くして猛暑を過ごしてみよう。


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