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お菓子な小説

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お菓子にまつわるエピソード。嘘かホントかはあなたの想像次第。
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#創作

カールおじさん。

「11…12…!!」

筋トレはこの最後の追い込みに命を吹き込む。
ここからが自分との勝負だ。

仕事帰りにジムに寄って自分を追い込むことを日課としている。

今日は腕のトレーニングだ。
男たるもの太い腕にはあこがれるし、女子に触っていいかと聞かれると、たいてい力こぶをさす。
だから、力こぶの高さを出すべく、二頭筋を鍛えている。
今日の種目はダンベルアームカールだ。反動を使わず、丁寧に…おっと、俺

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らあめんジジイ。

疲れた……。
まだ昼か……。

そうひとりごちた水曜日。
私はラーメン屋の戸を開いた。

「らっしゃあせぇー!」

店内はそこそこにぎわっている。

「ひとりなんですけど」

人差し指を立てて、店員に伝える。

「カウンターどぞ」

若い店員にぶっきらぼうに通された。
カウンターには年配の女性が座っている。

この店はいわゆる「二郎系」であり、ラーメンに高く盛られた野菜が有名である。とはいえ、私は

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ポッキー。

「はい、ハッピーシェアね!」

最近彼氏と別れたばかりの私に、そうやって親友のチカはポッキーを渡してくれた。

チョコがたっぷりコーティングしてあるのに、ほんのちょっぴり塩気を感じたその1本が嬉しかった。

チカと話すとなんかスッキリする。
先生に怒られたときだって、お母さんと喧嘩したときだって、いつも私のグチをうんうんとうなずきながら聴いてくれた。
チカはいつだって明るく、クラスの中でも目立つ方

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