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埼玉においでよ~コロナ禍で再発見できた地元の魅力~

OWL magazineの読者の皆様、こんにちは!

先週から飲食店への営業時間短縮要請も解除されました。地元大宮の南銀座、すずらん通り、一番街などを歩いていても、いよいよ街が動き出したように感じます。

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いづみや潰れなくて良かった~

OWL magazineは"旅とサッカーを紡ぐWEB雑誌”。僕は今年の5月からOWL magazineに執筆させていただいておりますが、その間ずっとサッカー旅は封じられていました。アウェイサポーターのための座席が設けられない試合が続き、サッカー観戦は専らホームのNACK5スタジアム大宮。北海道、東北、北信越。せっかく東日本全体をバックに背負う日本屈指の好立地都市で暮らしているにもかかわらず、県境すらほとんど跨がない生活を送ってきました。

デビュー以来OWL magazineで発表してきた記事を見ても


埼玉!


埼玉!


埼玉!


埼玉!

埼玉の話ばかりしています。47都道府県全てに足を運ぶ無類の旅好きで、毎週のように全国各地を飛び回っていた僕。本当はもっと全国飛び回って各地のことを書きたいのに、くそうコロナめ......

とはいえ、コロナ禍で良かったこともありました。それは地元について見つめ直す良い機会になったということです。県境を跨ぐ移動ができない、とはいえ性格的に家でじっとしていることもできない。そうなれば答えは一つ。僕は徹底的に埼玉県内をぐるぐるすることにしました。

本を出しました!

ぐるぐる、と言えば先日『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』という書籍を出版させていただきました。Jリーグクラブのある大宮、浦和はもちろんのこと、川口・川越・吹上・入間など県内の様々な街が登場します。県民なら必ず一度はやったことがあるであろう郷土かるたについても書きました。埼玉県民の皆様は身近な土地がバンバン出てきて楽しめること間違いなし。そして埼玉に縁のない方もこれを読めば埼玉に来たくなること間違いなし。オンラインストアも開設しておりますので、是非ポチってください。『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』よろしくお願いします!


数カ月前に立ち上がったばかりの西葛西出版としての初めての書籍にして、47都道府県を制覇する予定の「すたすたぐるぐるシリーズ」の初陣が『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』。表紙のイラストもすごくかわいいですよね。NACK5スタジアム大宮、埼玉スタジアム2002、時の鐘、武蔵野うどんなど埼玉の名所や名物がこれでもかと散りばめられています。

もちろん氷川神社もありますね。西葛西出版一発目、すたすたぐるぐるシリーズ初陣の書籍が埼玉編で表紙に氷川神社が描かれているというのは、非常に縁起が良いと思っています。

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氷川神社。NACK5スタジアムのすぐ隣にあるので訪れたことがあるという方も多くいらっしゃるでしょう。氷川神社はかつて武蔵国の一宮でした。武蔵国は現在の埼玉県、東京都、そして神奈川県の川崎市や横浜市などがエリア。つまり現在の日本の中心部です。

1868年(慶応4年)の東京奠都によって、明治天皇は京都御所から江戸城に移られました。関東に来られた明治天皇が真っ先に向かわれたのが大宮の氷川神社でした。ここで明治天皇が新たな国家建設の成功を祈念されたところから大日本帝国の歴史がスタートし、今日の日本国へと繋がっているのです。

現在我が国が世界の中心で光り輝いているように、西葛西出版やすたすたぐるぐるシリーズもきっとサポーター文化を後世に伝えていくうえで欠かせないピースとなっていくことでしょう。僕はそう確信をしています。先日NACK5スタジアムでAC長野パルセイロレディース戦を観戦した際に、氷川神社で書籍の爆売れと会社の発展をしっかり祈願しておいたのでバッチリです。そういえば次回作はパルセイロのある長野編に決まりました。お楽しみに!

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この試合のことを取り上げるかどうかは分かりませんが、パルセイロレディースさんすごく強かったです。特に背番号10番の瀧澤千聖選手は異次元でした。あまりにもインパクトが強かったので調べてみたら長野県岡谷市のご出身。地元出身で10番であのクオリティ。今年創設されたばかりの大宮アルディージャVENTUSも、さいたまっ子が10番をつけてチームを引っ張る時代が早く来てほしいものです。

埼玉の魅力再発見

さて、本題に戻りましょう。コロナ禍で県境を跨ぐ移動が難しくなったことで、地元である埼玉県の魅力を再発見することができたというお話です。高校時代は部活の練習試合や大会で埼玉県内のあらゆるところに行き、大学に上がってからは県知事選候補者のボランティア、あるいは参院選候補者のスタッフ、また衆院選での県内各地の候補者への援軍を通して県内63の市町村すべてに足を運んできました。20歳そこそこで県内63市町村を踏破した埼玉県民はほとんどいないでしょう。そんな経験から埼玉については詳しいつもりでいましたが、改めていろいろなところに足を運ぶと新たな魅力がこれでもかと見えてくるものですね。

今回は『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』の出版を記念して、埼玉のおすすめスポットやグルメをご紹介させていただきます。是非『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』を片手に埼玉をすたすたぐるぐるしてみてください!

【グルメ編】

やきとり(東松山市)

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初っ端からどこでも食べられるものを出しやがってと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、東松山のやきとりは特別です。何が特別なのか。「やきとり」と言いながら鶏肉ではなく豚のカシラ肉が使用されています。炭火でじっくり焼いた豚のカシラに、辛みの効いた「みそだれ」をつけるのが東松山流。発祥の店「大松屋」は川越にも出店しているので『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』でも登場するCOEDO KAWAGOE FCやさつまいーも川越の試合を観戦したついでに訪れてみてはいかがでしょう。

武蔵野うどん(県内全域)

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皆さんは埼玉県が「うどん県」だということをご存知でしょうか。あの香川県に次いで生産量第2位。通常よりもかなり太麺で色が少し茶色がかっているのが特徴です。コシも抜群、ざるに乗せられた麺を温かいつけ汁につけて食べるのが一般的なスタイルです。県内各地に名店がひしめいているのでどこを薦めようか非常に悩むのですが、今回は地元大宮から「駕籠休み」と「藤店うどん」の写真を載せておきます。他の地域やチェーン店で食べるうどんとはまた違った味わいですので、埼玉にお越しの際は是非お召し上がりください。ちなみに『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』でも武蔵野うどんが登場します。NACK5スタジアムのスタジアムグルメでもお馴染みとなっている蓮田のあのお店、そして吹上のあの名店。本を読めばその日は口がうどんになること間違いなし!

味噌ポテト(秩父市)

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埼玉で観光と言えば、多くの方が真っ先に秩父を思い浮かべるのではないでしょうか。わらじカツ、豚味噌丼、くるみそばなど名物料理ひしめく秩父エリアですが、僕がオススメしたいのは味噌ポテトです。言わばジャガイモの天ぷらで、サクサクの衣、ホクホクのジャガイモと味噌ダレの相性が抜群の一品です。秩父エリアの郷土料理であまり馴染みはなかったのですが、以前秩父を訪れた際にドハマりしてしまいました。残念ながら今回の『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』には秩父地域は登場しませんが、第二弾では是非取り上げたいなと思っています。ネタ求む!

他にも大宮ナポリタン、鰻、煮ぼうとう、ゼリーフライなど紹介したいグルメは枚挙にいとまがありません。名物がないと言われがちな埼玉県ですが、埼玉だけで独自に発達した食文化はこのようにいろいろあります。是非本を片手に埼玉に来てすたすたぐるぐるし、埼玉ならではのものを味わってみてください。『”サッカー旅”を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる埼玉編』はそのガイドとしても活用いただけると思います。

【スポット編】

ここからは有料公開とさせていただきます。OWL magazineでは毎月700円で個性あふれる執筆陣による記事を毎日読むことができます!
執筆陣にはOWL magazine代表の中村慎太郎、ノンフィクションライターの宇都宮徹壱さんのほか、川崎フロンターレや鹿島アントラーズ、名古屋グランパス、アビスパ福岡、大宮アルディージャなどなど全国各地のサポーターが勢ぞろいです。是非購読をお願いします。

三峯神社(秩父市)

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