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「教員やめたい」退職前に準備したお金のリアルな話

65歳定年まで働き続けられますか

教員の定年退職の年齢が段階的に引き上げられるようになりました。
働き続けられるからラッキー?5年も延びてしまい長い?
どんな気持ちでしょうか。

あなたは今、何歳ですか?定年退職まであと何年ですか?

やめられない理由ナンバーワンは?

 実はやめられるものならやめたいけれど、やめられない理由・・それはお金ではないでしょうか。辞めて収入が絶たれたら、どうやって生きていくの?宝くじでも当たらないと・・・
 自分ひとり身だったら、日雇い労働でもするか、実家に戻るかなんとかなるかもしれないけれど、子どもがいるのにどうするの?

この気持ちわかります。

子どももいるのに、転職もせず、退職してどうするの?

決して裕福ではない家庭で育った私は
堅実に生きてきました。奨学金を借りて、社会人になって返済する苦労もしたので、子どもにはお金で苦労してほしくないという気持ちもあります。

なぜこの記事を書くか

超多忙な先生方、「やめたいかも」「もう無理だ」と思ったときに「やめる」という選択肢があることを持っておいていただきたいからです。

やめるなんて逃げだ!という考えもあるかもしれませんが、心身ともに崩れてしまってからでは遅いです。本当に遅いです。私の父は教員で現職で病に倒れ、帰らぬ人になってしまいました。

選択肢があるだけで、少し気楽になると思いませんか?
やめるというカードを1枚持っておくだけで、「よし、いざというときには!」と心が軽くなるかもしれません。

今、あなたが30歳なら、「定年まであと35年」ではなく、私と同じようにもっと手前、数年後には“卒業”できるかもしれません

私のストーリー~2023年3月、14年間の教員生活を卒業

私は2023年3月、2人の子どもがいる状況で、退職しました。
40代前半なので、早期退職にもあたりません。

「旦那さんがいるから、旦那さんのお給料で暮らせばいいのね」と見られるかもしれません。実は夫も教員です。夫婦同時に公務員を退職しました。

しかも、次の仕事を見つけて、転職するわけではありません。起業です。
開業届を出して、個人事業主になりました。

周りに話すと驚かれます。
「これからどうやっていくの?」
「安定しているのにもったいない」
「せっかく(採用試験)に受かったのに」と。

教員時代

夫婦ともに子どもが大好き、同僚の先生方とコミュニケーションをとることも、保護者対応もトラブルなく、むしろ楽しんでやってきました。
さぼっていたわけでも、腐っていたわけでもなく、むしろ学部主事や学年主任などリーダー役をいただいて、働いていたくらいです。

このように仕事自体が嫌でやめるわけではありません。現場を去るさみしさはありますが、それ以上にチャレンジしたい!その思いを素直に大事にし、退職を決意しました。

教員不足の中、人集めに大変な状況も現場で感じてきたので、やめるうしろめたさもありましたが、それ以上にこれからやっていくことが、人の役に立つことだと信じて退職を決意しました。


お金、いくらあったら大丈夫なの?を知る

家族構成にもよると思いますが- まずは自分と家族がどのような生活を望んでいるのかを考えました。
例えば 田舎暮らしか都会暮らし、自給自足をめざす、人にたくさん会いにいく、旅行にたくさんでかける・・・など

大変な仕事は辞められたけれど、生活が苦しくて困っている・・では幸せな暮らしではありません。

・どのように用意したか
・何年かかったか

その秘密を出します

夫婦の育った環境・・2人とも奨学生・・

私たち夫婦は家は一般家庭育ち
決して裕福ではなく、夫婦ともに奨学金を借りて大学を卒業しています。
返済型でしたので、結婚当初はお互い借金がありました(;^_^A

返済型の奨学金を借りるくらいですから、元々親に財産があるわけでもなく、地主というわけでも、農家というわけでもないので、
土地もなし。
マイホームを購入するために土地探しから行い、
約3400万円ローンを組んで家を建てました。

いくら必要?を計算(我が家の場合)

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