負けて将来が見えなくなり意気消沈してしまったら

パリオリンピックが始まった。世界レベルの戦いが至る所で行われている。ほとんどの選手が負ける。勝ち残る人なんてほんの一握り。銀メダリストですら決勝で負けるのだから、負けるためにスポーツをしているとしか思えない。

全員が勝ち残ることを夢見て、大一番で潜在能力が全て発揮されるかもしれないと最後の最後まで自分を信じて、プレーをする。その人間のがんばりが見ている人の感動を引き起こすのだということはわかるが、それは誰かの負けを媒介としている。

負けても前を向いて未来をなお見つめる選手もいれば、今までやってきたことが無意味だったという選手もいる。色んな感じ方がある。けど、負けたら今までが意味が無かったというのは、スポーツ、ないしは人生に対して大きな誤解をしているように感じる。