見出し画像

気の緩み、品質の低下

組織・役割の整理が軌道に乗って来て、全体的に仕事が順調に流通している、と思っていた。が、細かく見ていくと気になる点が出て来た。品質の問題である。

かなり仕組みを整えたので、仕組み通りにやっていけばいい、やっているものだとマネージャーの立場で思い込んでいた。細部をサンプリング的に確認してみたら、色々とおかしな点がある。

1つ目に、「遅い」という問題である。私が取り組めば10分くらいで終わり層な仕事が何時間も経っても遂行されない。中身が正確であっても遅いだけで品質問題となる。レストランでオーダーしていつまでも料理が来なければ味がいくらおいしくても「遅い」となるだろう。遅いのは何が問題のか深掘りしなければいけない。誰かに仕事が寄っているのかもしれないし、技術力不足なのかもしれない。長い間放置はできない。

2つ目に、「仕組みを骨抜きにする」件だ。特に仕事が忙しい際に発生しやすい。安全のため、成果物に対して責任ある人が確認し承認する、という仕組みを導入していた。なのにその成果物そのものに「これから対応する予定」と書いてあった。じゃあ全部終わっていないから成果にならないじゃないか、と私が当事者に指摘すると「改めます」と言う。責任者が承認すればいいんでしょ、と責任者自身が成果物の低品質に目をつぶっていたのだ。結果的にこれは、忙しさの辻褄を合わせるために必要なことをあえて省くことにつながっている。必要を省くということは、脆弱性を作り出し許容するということになる。誰が悪いかと言えば責任者が悪いのだが、だいたいはメンバー全員で口裏を合わせているパターンが多いように感じる。危ない橋、みんなで渡れば怖くない・・じゃない、みんな危ないわ。

ここから先は

613字

■orangeitems's diaryとは 2017年から運営しているブログです。2023年12月…

スタンダードプラン

¥300 / 月

プラチナプラン

¥1,000 / 月

いつも読んで頂きありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。