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はじめてのインターネットはひどいものだった

私がインターネットにはじめてつないだのは、1996年ごろで大学生をやっていたころです。

当時はWindows 95が発売された直後で、インターネットはまだ一般には広まっていませんでした。Windows 95を体験した方は一部ご存知かもしれませんが、msnというアイコンがありませんでしたか?

このアイコンからつながるマイクロソフトが運営していたパソコン通信から私のネットワーク接続は始まりました。

下記の画像、覚えている人がどれくらいいるかなあ。



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転載元:https://i.impressrd.jp/files/images/bn/pdf/im199512-096-sp1.pdf


はっきり言って、私の人生自体を変えたこのサービス、ですがこの形の運営は短期で終了してしまいました。インターネットベースのサービスに衣替えしてしまい、まだmsnと言うブランド自体は続いていますね。


さて、このmsnについてはいろいろと語れることがありますが、今回は「#はじめてのインターネット」でした。

そのころのPC雑誌を買うと、何だかインターネットというものにつなげると、すごいぞ!と興奮気味に書いてあります。

そんなの、つなぎたいに決まってるじゃないですか。

当時はまだ黎明期で、インターネット大全みたいな本が出て、個人のホームページのURLが、ジャンル別にいろいろ掲載されている時期でした。

で、URLを一個一個入力して、ページを表示して遊んでいる時期でした。

そこで、かの有名な、アクセスカウンター(・・・人目のご訪問ありがとうございます!)、とか、工事中(under construction、作成中です)みたいなページを山のように見せられたのもこのころです。

まだYahoo!すら知られていない時期のインターネットにつなげた体験は今となっては宝物のようなものです。

画像をWebに表示しようものなら、全部表示するのに5分くらいかかっていました。

信じられないですよね、今ではYouTubeが4K映像を流す時代です。

そもそも、そのホームページを表示するブラウザー自体も、3000円ほど出して買ってました。Netscape Navigatorって言ってね。で、買うお金もなかったので、雑誌についてた体験版(CD-ROM)をインストールして頑張ってた気がする。そのうち、Internet Explorerのベータ版が出てきて、ブラウザ無料時代がやってくる。

ちなみに、このベータ版を入れるとOSが極度に不安定になり、私はOSの再インストールを山のようにやった記憶があります。

そこから、インターネットプロバイダーと言う存在が出てきて、ISDNが始まり、そしてADSL、光と私は全部の進化を体験することになります。

そのころの技術スピードの進化は、それはもう光の速さでした。

そして今の私の仕事は、インターネットで、クラウドで、今日もサーバーを構築したり運用管理したりしています。

あのころ、Windows95のデスクトップにmsnのアイコンが無かったら、多分ここにはいません。

全てにははじまりがありますが、私にとってはあのmsnのアイコンが、分岐点でもあるし、出発点でもあります。

すっかり今はインターネットで過ごしています。


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