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若手を指導する際に大事になる距離感

ベテランになってくると、自分自身と上のお偉方の距離より、下の部下との距離の方が遠くなってくる。例えば私はほどなく50代になる年頃だが、部下は20代である。この間に最大30年ある。上に80代がいるかというといない。ほぼ50代が中心でありもはや同じ私と年代と言っても過言ではない。上との距離は小さく、部下との距離感が遠いのだ。

私が若手の時にはエグゼクティブの連中に近づくのは緊張したし、発せられた言葉も重みを感じた。粗相があると出世に響くと思っていたし、若手の私の発想など取るに足らないだろうとも思っていた。恐れ多い、と思って発言していた。ところが自分がベテランになるとそんな思い出は忘れてしまって、そして自分自身はそんなに年を取った自覚もなく、若手にフランクに接そうとする。年齢的にも部下が多いものだから、先輩風を吹かせずフラットに声をかけていこう、というタイプの人はいるだろう。

しかし、結局のところこの距離感というのは、自分が意識しようがしまいが存在する。若手の頃に感じていた重苦しさは確実に今の若手も感じている。

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