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シングルマザー Rule 1: 嘘のない世界へようこそ。

こんにちは。今朝は早朝のお散歩を長男くん(12)と。街には「臨時休業をします」の張り紙が一段と増えました。ジョギングをする人達、犬の散歩をする人達。暖かな日差しに包まれた東京は、平常心と不安が不自然に溶け合います。

シングルマザーになって思うのは、いつもそこに当たり前にあった環境が思い出の中だけに生きてるってこと。子供たちの胸にも私の胸にも。『あの頃はこうだったね、またあのお店に行きたいね。』そんな具合に。

思い出は色褪せることなくいつだってゆったりと構えてる。でもね、きっとそれは当たり前にあった安心感へのノスタルジー。再現することがない週末の過ごし方へのオマージュ。ドライブもレジャーも外食も、今よりずっと贅沢で頻繁で、手軽に手に入れたものでした。もっともっとと貪る様に外での時間を求めた日々。家に安らぎがなかったんですね。

あの頃は心の空虚と不安を埋めることに夢中でした。深層に満たされない思いがずっとあったから。裏切られてることも本当は気付いていたから。なんとか楽しい雰囲気を作っても決して感じることのない安らぎ。拭いきれない気まずさと寂しさ。ありました、ありました。

そしてある日まるで映画のように現実を突きつけられました。
心臓が文字通りバクバクと鼓動し、激しい怒りと憎しみが一気にスパークするスリラーを皆様ご存知でしょうか。同時にこみ上げる「貴様ー!やっぱりかーー!バレないとでも思ってたのかー!!」的な超感覚。

しばらくして、誰かの声が聞こえてきました。
『でもさ、あなたがずっと欲しかったのはこっちでしょ?
Welcome to 嘘のない世界』
さぁ、目を醒ましなさい。大地をしっかり踏みしめて生き直しなさい。
今よ!と。

結局、物事っていうのは望んだ通りに起きる。はい、心当たりありです。でも同時に長年慣れ親しんだ生活を手放したくないって望みもあったはず。。でもこちらが起こらなかったのは、望みの強さが前者の方が強かったからだと思うのです。

ですからわたくし、一般的には結構な仕打ちをされたのですが、被害者面をしたくないと思っています。だって嘘を生き続けていたのは私も一緒だったから。終わらせてくれて良かった。ありがとう。さようなら。そしてさ、私本当に思う。被害者でもないけど、加害者じゃなくて本当に良かったって。

泥臭くたって胸を張って前を向いて生きていけますもの!
なかなかでございます。

シングルマザー Rule 1: 嘘のない世界へようこそ。



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