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【活動レポート】「なんとかなる。」から「なんとかする!」へ 。災害学習キャンプを開催!


災害学習キャンプのはじまり

 「日頃、防災対策の話し合いや備蓄の準備はしているけれど、災害時に本当に子どもたちと一緒に過ごすことができるのだろうか
 「軽井沢キッズケアラボ等の支援を通じて、不慣れな環境で過ごすことに不安を抱いている家族が多いのも事実。とはいえ、災害時等の不慣れな環境でも、子どもたちと家族が自分たちで行動し、過ごせるようになることも必要なのではないか
こういった想いがきっかけとなり、2023年9月30日(土)・10月1日(日)に、4組のご家族と「第2回 災害学習キャンプ*」を実施しました。
*この活動は公益財団法人ベネッセこども基金の助成を受けて実施しています。

キャンプ場で初めての宿泊体験!

 今回は自宅から避難所へ避難し、普段 過ごし慣れていない場所で過ごす体験をするために、越前三国休暇村 オートキャンプ場にて開催しました。

キャンプ場に参加家族とスタッフが集合!

 家族ごとに集まってのワーク。災害時に必要な備品リストの作成、周囲との連携方法や家族が必要な対応について、家族とスタッフで話し合う時間。「これは必要?」、「こういう時はどうする?」みなさん真剣にシートに書き込んでいます。

ワークの次は夕食の準備。災害非常食もいろんな種類を用意しました。
「これ気になる!」、「これなら子どもたちも食べられそうかな。」と、それぞれに気になるものを選んでいただきました。

初めて災害非常食を食べたという家族もいましたが、「これ、美味しい!」、「自宅用にも購入します!」という声もちらほら。なかなか食べる機会がないからこそ、この機会にみんなで食べる機会を作れて良かったです。

夜は家族ごとでキャビンに宿泊。自宅とは違う場所での宿泊に、翌朝には「いつもと違う場所にいるからか、夜 子どもがくっついてきました」、「お布団じゃないから、あまり眠れなかったみたい。」という声も。これも自宅で過ごしていては分からない気づきです。

体験して気づく、災害時への備え

翌朝の振り返りで、今回の気づきをみんなで共有。

・子どもが新しい環境でも、早めに対応して、生活に慣れていました。不慣れな環境でも寝れるようになったのが確認できて良かったです。

 ・非常食が美味しくて、ご飯の心配がなくなりました。

・今回ミキサーを持ってくるのを忘れてしまったんですが、まな板シートと包丁で刻んだりして対応でき、無くても他の物で代用するといった応用力を伸ばしていくことが重要だと感じました。

・家族だけで今回のような体験をしておく必要があること、こういった体験を繰り返して慣れておく事が大事だと感じました。

・事前に準備しておかないといけない物を確認でき、特にバッテリーを使って過ごす体験ができたのが良かったです。

体験して気づいたこと、今後につなげたいことなど、様々な意見をたくさんいただきました。オレンジキッズケアラボでは、今後も災害に関する活動を続けていきます!

さいごに

私たちが実践する活動の多くは、まだ制度に結びつかず、法人の収益になることはありません。こういった取り組みを継続していくためにも、オレンジキッズケアラボでは年間を通して寄付の募集をしております。
皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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