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わたし的推しトーク【総論】~推しを推すのが下手すぎる~

夜分遅く失礼致します、おれんじ*です。
夜分…なのか?…もはや朝なのか?
ノリノリで執筆してたらこんな時間に…。

…さて、今まで職場や不妊治療絡みの重い話ばかり投稿していたので、ここで一旦箸休めとしましょう。みんな大好き、推しトーーーク!!!!!

《※テンション高めに始めましたが、今回の記事はタイトルにもあるように、あくまでも総論です。今までのわたしの推し遍歴について時系列で語る自分語りです。個別の推しについては今回は語りません(推しの名前も挙げません)。後日、各論(と称する個別の推し語り記事)を上げるつもりなので、よろしくお願いします。》

小学生時代

※当時はまだ「推し」という言葉は一般的でなかった頃でしたが、この記事では当時の時系列でも「好きなキャラ・芸能人・役柄」などをすべて「推し」として取り扱います。

小学生の頃は、テレ東系列が映らない田舎民なりに、とりあえず映っている範囲のアニメは大体見ていて、マンガ雑誌は「りぼん」を買っていました。

当時は、今でいう「箱推し」だと思っていることが多かったです。こどものくせにストーリー重視で、いい人っぽいキャラは全員好き!という感覚。特定のキャラを推す、ということはほとんどなかったつもりですが、ストーリーを追っているのでどうしても主人公寄りに感情移入はしていました。今思えば、大概の作品で主人公推しだったのかもしれません……なんてもんじゃなく、いくつかの作品においては完全なる主人公推しでした。

「主人公推し」の自覚がなかったこと…それが、小学生時代の「推しを推すのが下手すぎる」エピソードですね。実は内心かなり主人公に入れ込んでても、友だちから「どのキャラが好き?」と聞かれたら「全員好きだよ!」とスカした回答をするような小学生でした。照れなのか、キャラを平等に扱ってないようで他のキャラに申し訳ないと感じたのか…「特定のキャラを推すわたし」を認めきれなかったのです。

「特定のキャラを推すわたし」を認めきれてなかったので、絵が上手な友だちがどんどん推しキャラのイラストを描く中、わたしは推しキャラを描けと言われても悩んでしまい、結果自分でオリキャラを複数作り、描いていました(それもそれでよくやってたなと思います)。

中学時代

小学生時代から引き続き、オリキャラを登場させたマンガを描きつつ、自称「特定の推しキャラはいないが箱推しの作品はある」状態で、隠れ主人公推しをやってました。

しかしある時、そこまで親しくない同級生が「中学生にもなって○○(わたしの箱推し作品)好きって言ってるやつキモいよな」…的なことを言ってるのを小耳に挟みました。ちなみにわたしに対してではなく、他の特定の同級生に対して放った言葉だったのですが、わたしの心は折れました。落ち込む方向ではなく、ここでもスカした方向に折れました。完全に、推し作品を追いかけるのをやめてしまったのです。むしろ、アニメやマンガなどの二次元作品全体に対して、度を超えて入れ込むのをやめてしまいました。話題の種ぐらいに見てればいいや…ぐらいの感覚になってしまいました。

…はい、これが中学時代の「推しを推すのが下手すぎる」エピソードです。他人の意見に左右され、自分の「好き」を貫けなかった…という、今思えばとてももったいなく、悲しい話です。

その後のわたしが二次元の代わりにハマったのが、音楽とドラマです。
アニメへの興味が薄くなっても、アニメタイアップ曲への興味は薄くならなかったので、タイアップ由来でアーティストを推し始め、タイアップ以外の曲まで追いかけたことから音楽にハマりました。
そしてドラマにも色々ハマりましたが、こっちだと何故かアニメと違い「箱推しでありながら特定の役柄推しであること」を自覚できていたのです。なぜ特定の役柄を推せるようになったのか…分析すると、アニメと同様に「特定の役柄に入れ込むなんて、他の役柄に申し訳ない(そもそもそんなことを考えてしまうこと自体が不思議)」…という感覚自体はあったのです。ドラマの場合、そこから演じる俳優の側に意識をシフトすることで、「役柄≒俳優推し」として、特定の役柄を推せるようになったんだろうと思います。その後結果的に俳優推しがメインになることもちょいちょいありました。

高校時代

中学時代後半から引き続き、特定のアーティストや、特定のドラマの役柄を推してました。

特にドラマのほうの話をすると…なんとここにきて役柄の関係性から腐方面に目覚めてしまいました。二次元でも目覚めなかったのに…。

当時同じドラマを推してる同級生も多くいましたが、どう見ても腐女子的な目でドラマを見てるようには思えなかったので、わたしは異端なのでは…?と、一人悶々と悩みました。まだTwitterのない時代だったので、ガラケー用の個人サイトを検索し、二次創作をこっそり読み漁る日々を過ごしました(ちなみに、こっそり感がどのぐらいかというと、18歳未満であったことも後ろめたくて、その個人サイトの作者様との交流もしないレベルでした)。二次創作の対象が二次元ではなく三次元なので、個人サイトもルールを厳しめに設定してあり、ああ、やっぱりこういう趣味はアングラなんだな…と後ろめたさを感じながら、どっぷりと腐っていきました。

…このように自分の中で、推しを推すことを勝手にアングラ趣味のような扱いにして、周りと共有することなくコソコソと推してしまったのが、高校時代の「推しを推すのが下手すぎる」エピソードですね…。まあBL方面はおおっぴらに共有するものでもないんですが。ただ、せめて同好の士が近場にいないかぐらいは確認してもよかったのかもしれません。奇跡的に同好の士が見つかった暁には、その後の高校生活がまた違ったものになったかも…。そして腐女子になったきっかけがこんな感じだったので、二次元きっかけっぽい腐女子に対して「わたしも腐女子!」と名乗り出せない高校時代でしたね…。

大学時代

大学時代になると、何故か「推しらしい推し」がほぼいなくなってしまいました。中学時代からずっと推していたアーティストだけが唯一の推し、という状態でした。

(むしろ「推し」という言葉が一般化したのはこの時期のはずなのに、ここにきてまともに「推し」の話ができなくなるという……)

おそらく前述の「高校時代の推し活」にトラウマを感じてしまったのが理由のひとつになっているとは思います。加えて、大学時代のリアルの生活が新しい経験だらけで、コンテンツの中に推しを見いだす暇がなかった、という捉え方もできそうです。(リア充?)

大学時代の「推しを推すのが下手すぎる」エピソードは、以上のとおりそもそも「推し」がいなくなったことですね…。

就職~結婚前

大学時代と同様に、ほぼ「推し」がいない生活を続行している気でいました。
若手時代、「公務員の仕事」に対する純粋な意識の高さがあったので、全国的に有名な実績を収めた公務員の方々への憧れは持ってました。もしかしたら、憧れの方々は「推し」といえるのかもしれませんが、そのような認識はしていませんでした。そして縁があってご当地キャラを運営する活動に携わることになり、もはやキャラを「推す側」ではなくなって、キャラ目線の人間になったんだなあ…という意識になってました。しかしながら、運営は「推す側」ではない、なんて誰も言ってないし、間違いなくわたしは運営しているキャラを推せているはずです。

この時期の「推しを推すのが下手すぎる」エピソードは、「推し」とは何か、という定義の引き出しが少なかったことですかね…。結構色々推してるはずなのに、推してる自覚がなかった時期ですね。

結婚後~現在

結婚してからも、結婚前に行っていたご当地キャラ運営活動は続けてますが、ややペースは落ちてしまいました。とはいえ運営しているキャラへの愛はもちろん変わってません。(なお職場バレ防止のため、今後も含めこのご当地キャラについての具体的推し語りをすることはありませんのでご了承ください)

そんなわたしですが、結婚した今になってやっと、「推し活」らしきものができるようになりました。

夫がゲーム好きであることが、全ての発端です。

…ここまで読んでくださった方はお気づきかと思いますが、わたしは結婚前まで「ゲームというジャンル」にハマっていたことは全くありませんでした。こどもの頃にメジャーなゲームをプレイすることはありましたが、ゲームのキャラを推す、という発想は全くなかったです。

ちょうどコロナ禍に入った頃。ご当地キャラも含め、諸々の対外活動が控えめになってしまい、時間ができてしまったので、Switchでとあるゲームを始めました。

…そこで、推しに出会ってしまったのです。

(自覚のある)推しらしい推しは高校時代以来で、そもそもキャラにハマったらどう動けばいいんだっけ?…と思い出すところからスタートしました。しかし思い出すのはトラウマばかりでした(高校時代編参照)。
…10年ひと昔。当時と今とでは環境があまりにも違うな…そうだ、Twitterだ!…とTwitterで検索すると次々に出てくる二次創作。二次創作を見ることによって更に沼にハマっていきました…。

…それから2年半が経ち、つい最近プレイした別ゲームで、また推しに出会ってしまったのです…。

…ということで、結婚後の推しは、ゲームのキャラばかりなのです。

一見「推しを推すのが下手すぎる」状態から脱却できたか…と思いきや、実は脱却できてなかったりします。

もはや小学生時代の話から一貫してますが、わたしはまず最初に全キャラ大好き「箱推し」モードに入ってしまいます。そして特定のキャラにあまり入れこまないようにしたい…という意識を持っています。ただ、アニメやマンガと違う点は、主人公はプレイヤーである自分自身、というところです。主人公(=自分)の行動により、ゲーム上に登場するキャラの人となりが分かっていく…その過程で、特定のキャラが特別に大好きになってしまうのです。
(あくまでわたし個人の場合ですが)このような流れで、ゲーム内の特定の「推し」を自覚できるようになっています。そのため、キャラを初見の時点で直感的に「推せる!」って感じにはならないのです。出番が終わった頃に推しになる、ぐらいのレベルです。
そうすると、「推しを推し始めるのが遅すぎて、ゲーム画面に登場する推しを記録し損ねてしまう」という問題が起きてしまうのです。そして学生時代のトラウマのためなのか、版権ものについては「ゲーム由来のキャラしか推せない」状態にもなってしまってます。

つまり、やっぱり今でも、「推しを推すのが下手すぎる」んです。

…いかがでしたでしょうか?

箸休めのつもりで書き始めたのに、下手したら全ての記事の中で一番胃もたれするような記事ができてしまったのはなぜだろうか…。

後日、この文で登場した一部のキャラについては個別の推し語り(各論)を執筆予定なので、しばらくお待ちください…!