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メンズに頼らず強く生きる女性が魅力の映画。

こんにちは、妄想名画座館長のすがちゃんです。

2本立て紹介第2回のテーマは、「メンズに頼らず強く生きる女性」です。

選んだ映画は、『はじまりのうた』と『ストーリーオブ・マイライフ』

今回もぎゅぎゅっとあらすじと、見どころをご紹介していきますね。
※ネタバレありです。

『はじまりのうた』(2013年)

はじまりのうた

■主な登場人物
グレタ(キーラ・ナイトレイ):デイブの彼女で、ミュージシャンを夢見てNYへやってくる。
デイブ(アダム・レヴィーン):グレタの彼氏。ミュージシャンになるため、グレタと一緒に渡米する。
ダン(マーク・ラファロ):会社でうまくいっておらず崖っぷちの音楽プロデューサー。

■あらすじ
グレタとデイブはミュージシャンを夢見てニューヨークへやって来るも、そのデビューのかたちはふたりの理想のかたちではなく、ふたりの間には溝が生じていた。

そんな中、デイブの浮気がバレる。(浮気のバレ方もお洒落で注目!)

関係に終止符を打ったグレタは、古い友人の元を訪ね、彼の勧めからライブハウスで歌う。

その様子に目を留めたダンは、グレタと音楽を作ることを提案する。最初は乗り気でなかったグレタだが、ダンとNYの街角でアルバムの収録を始める。

デイブがグレタの元へ戻って来るが、グレタは応じずにアルバムは大ヒットする。

『ストーリーオブ・マイライフ』(2019年)

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■主な登場人物
ジョー(シアーシャ・ローナン):4姉妹の次女。小説家を夢見る。
ローリー(ティモシー・シャラメ):姉妹の隣人で、ジョーを好きになる。
メグ(エマ・ワトソン):4姉妹の長女。結婚こそ女性の幸せだと信じる。
・4姉妹の三女。病気と闘う。
エイミー(フローレンス・ピュー):4姉妹の末っ子。お金持ちとの結婚を望む。

■あらすじ
小説家を夢見るジョーは、作品を売り込みながら教師のアルバイトをしている。

ある日、パーティーでローリーに出会う。ローリーは隣人の息子だった。

4姉妹とローリーは交流を深めていき、ローリーはジョーに結婚を申し込む。

ところが、ジョーは小説家になる夢を叶えたいことと、彼を愛しているかどうかに悩み、プロポーズを断る。

最終的にローリーはエイミーと結婚。

ジョーは4姉妹それぞれが幸せのかたちを模索し、葛藤するその様子を小説に書き下ろす。

ジョーは教師の先輩と結ばれるが、それは小説の中での話だった。

みどころ

ー今を生きる女性にクリティカルヒット!
2作品とも、最終的には恋愛や結婚よりも自分自身の夢を追う決断をするんですよね。自分の意思で力強く夢に向かっていく様子に勇気づけられます。

ストーリーオブ・マイライフでは、姉妹それぞれが女性としての生き方に答えを出す様子が描かれています。女性の幸せが結婚とイコールで考えられることへの疑問は、現代のわたしたちにとっても強く共感できる部分でしょう。

ただ、ローリーとの人生を選ばないと決めた後も、葛藤したり恋心に気がついたりと、どこかで「これでよかったのか」と悩む気持ちは、より共感ができる点ではないでしょうか。

はじまりのうたも同様。ひとまずデイブとは決別しますが、きっとこの先素敵な人と出会えたなら、夢も結婚も叶えるかもしれません。

この2作品を通して、夢か恋愛かのどちらかだけが幸せじゃないし、メンズに頼らず自分の選択で幸せになれるよ!
と言われているような気持ちになりました。

結婚が幸せと思うなら結婚したら良い。
結婚してから夢に向き合ってみても良い。
夢が優先なら夢を叶えたら良い。
夢を叶えてから結婚しても良い。

ちなみにわたしは夢を叶えてから結婚したいです(笑)
皆さんはどんな風に人生を豊かにしますか?

ー劇中歌とファッションとNYの街並み
はじまりのうたで忘れてはいけないのは、キーラ・ナイトレイの生歌をはじめ、劇中歌です。
デイブを演じるアダム・レヴィーンは、ご存知Maroon5のヴォーカル。

わたしは当時サウンドトラックを買ってしばらく浸っていた思い出があります。
特におすすめの3曲がこちら!
A Higher Place
Woman Of The World(Go On Strike!)
Tell Me If You Wanna Go Home


これ以外もどれも良い曲ですし、映画を観た後しばらく聴いてしまうこと間違いなしです。

また、グレタのファッションも注目してほしいところ。
シンプルでカジュアルの中に、ブリティッシュのクラシカルさが隠れたスタイル。

そして舞台のNYの街並みも素晴らしく、音楽とファッションとの相性が最強です。

ーシアーシャ×ティモシーのゴールデンコンビ
ストーリーオブ・マイライフでのこのふたりの共演、実は初めてではないことをご存知ですか?

シアーシャ・ローナンが主演の『レディ・バード』でも共演しているのです。
さらに、これらの監督も同じグレタ・ガーウィグ。

ゴールデンコンビならぬ、ゴールデントリオですね。

次回予告

次回の2本立ては、「努力家インド人に勇気をもらえる映画」です。

選んだのは『パッドマン』と『マダムインニューヨーク』

インド映画は『きっと、うまくいく』が断トツで有名ですが、2本立てにするならこの2作品に共通点を感じ、ピックアップしました。

目標を諦めそうになったときに勇気をもらえる映画ですので、次回もご期待あれ!

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