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「アヒージョ」っていう鍋が楽しい

 オリーブオイルとニンニク、鷹の爪を煮込む代表的なスペイン料理の「アヒージョ」。最近は、日本でも当たり前のように食べられるようになった。スペイン語で「小さなニンニク」とう意味の「アヒージョ」は手軽に食べられるスペイン風の鍋だ。
 魚介類の海老、牡蠣、イワシ、タラなどを入れて、チキンや砂肝もなかなかいける。それに、マッシュルーム、トマトなんかも入れていろいろな食材を楽しむ。バケットをちょっと炙って、香ばしさを楽しみながら、オイルにつけて楽しむ時間。
 考えてみると、鍋はどこの国でもあって、日本なら、湯豆腐だったり、北海道ならサケの入った石狩鍋。韓国なら、キムチと牡蠣のチゲ鍋、ロシアのボルシチ、インドのカレーも、ポトフもシチューもみんな鍋の一種だし、いろいろなものをごちゃまぜにしていれている。
 さて、この「アヒージョ」と言えば、やはり、冷蔵庫に入っているものを一掃してくれる魔法の鍋だ。フライパンを囲みながら、ワインでもいただきながら楽しめるのがいいところだ。「今日、ちょっとアヒージョやるから一緒に飲まない?」とお誘いが来る。そんな手軽なもてなしが小気味いいものだ。

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