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架空在来線シリーズ #2

概要


前回#1から引き続き、今回紹介する在来線は
①桜松線(桜井~松阪)
②弘南線弘前延伸(中央弘前~弘前)
③東武熊谷線(東松山~太田)
④びわこ京阪奈線(信楽線)(信楽~京田辺)
⑤姫路モノレール鳥取線(姫路~鳥取)
⑥琵琶湖大橋線(守山~堅田)
の6本立てです。

#1の記事はこっち


在来線紹介

①桜松線(桜井~松阪)

 最初は桜井線桜井駅から松阪駅を結ぶ予定であった国鉄の路線です。
 名松線は現在JR東海屈指のローカル線として知られていますが、経緯はこ
 の計画の一部として建設されたもので、未成線として名張駅付近に構造が
 あったりします。
 
 今では名張~桜井間には近鉄線が通っていますが、今回は計画通りに桜井
 駅まで並行させました。しかし、現状近鉄が青山にトンネルを掘って直線 
 的に結んでいるのに対し、このいかにもローカル線な線形では地域内輸送
 はともかく地域間輸送では全く太刀打ちできなさそうです

 今回おまけで作ったのは既存の名松線のルートにこだわらず、トンネルを  
 多用しながらなるべく直線的に結びます。
 また、この路線は伊勢方面への優等列車の走行も想定していて、こちらの
 面ではライバルとなる近鉄に対しても所要時間の面で勝負になりそうです

②弘南線弘前延伸(中央弘前~弘前)

現在の中央弘前駅を廃止し、併用軌道となり弘前駅前まで乗り入れる弘南鉄 道の新線です。建設距離はそこまで長くないのでやろうと思えば割とすぐできるタイプの路線です。

また、今回は弘前城公園を経由する迂回ルートも考えてみました。ここまで迂回させるなら市役所の方を経由するとかそういうパターンもありうるかもしれません。

③東武熊谷線(東松山~太田)

縦に長い。この路線が開業されるとしたら実際に建設される区間は東松山~熊谷駅までの区間になるでしょう。熊谷~妻沼までは過去に存在した東武熊谷線の路盤を流用し、妻沼~新小泉は実際に着手されているものの未成線となってしまっています。

また、この路線が開通することによって熊谷線の孤立が改称され、東武の伊勢崎線系統と東上線系統が東武鉄道線で完全に接続され、鉄道ネットワークの発展に貢献する点も見逃せません。

④びわこ京阪奈線(信楽線)

米原を起点とし、近江鉄道や信楽高原鉄道線を改良した上で片町線京田辺駅までを結ぶ東海道本線のバイパスとなるよう計画された路線の未成区間です。また、改正鉄道敷設法の計画にも含まれている路線です。

今回は元々国鉄線であった信楽高原鉄道線が第三セクターに転換されずにそのままJR線として延伸された場合を想定しています。
線形については、そこまで難のある地形ではないものの長めのトンネルがちょくちょくあります。それくらいかな

⑤姫路モノレール鳥取線(姫路~鳥取)

今回の目玉?
「姫路モノレール鳥取線」って字面が面白いですが、実際に構想された路線です。そもそも姫路モノレール線自体かなり前に廃止されていて、営業年数が8年程と短命なモノレール路線です。

なぜ都市"内"交通を主としているモノレールがこのような都市"間"交通を構想していたかといえば、おそらく姫路モノレールで採用されたロッキード式が最高160km/hでの走行も想定していたからでしょう。
それにしても… 妄想でも中々思いつかない路線です

ルートはなるべく智頭急行と並走しないようにしています。しかし、こちらは智頭急行とは異なり姫路以東からの直通が不可能なので、余程の速達性を持っていないと色々厳しそう。
また、モノレールでは見たことのない長距離トンネルがありますが、運行時には問題にならないのかな…?

⑥琵琶湖大橋線(堅田~野洲)

最後はJRとして建設される湖西線と琵琶湖線(東海道線)を結ぶ、かゆいところに手が届く系の路線です。また、線形はいずれも京都・大阪方面との直通を想定しています。

関西の鉄道路線ネットワークを強化する路線として、実際にはあってもよさそうですが、経由地の人口がそこまで多くないのと琵琶湖大橋が鉄道併用橋になることでコストが釣り合わなさそうなのが厳しめ



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