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旅行についてのあれやこれ

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海外旅行・国内旅行の記録。文化の違い、面白かったことなど。
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記事一覧

気晴らしにビジホ

涼しくて静かなところへ行きたい 暑いから涼しいところに行きたい。でも夏休みだから観光地は混んでいる。そしてハイシーズンなのでホテル代も高い。うーん、どうしようかと悩んでいるうちにお盆が終わってしまった。お盆が終われば少しは涼しくなるのかと思いきや、残暑が厳しい。あぁー、どこかに行きたい。 そんな時、『気晴らしにビジホ。』となぜが神のお告げのようなフレーズが脳内に降りてきた。そして検索してみるとphaさんの記事が出てきた。 大浴場やサウナ、漫画読み放題、そして夜食。。。ビジ

会話が苦手な人のための傾聴力と質問力

会話や雑談が苦手 私は会話や特に雑談が苦手だ。人と会話していても『〇〇さんって、ご自分のことをあまり話さないんですね。』と少し不満げに言われたことがある。 人との会話ってすごく難しい。仕事の合間だったり、エレベーターでばったり会社の人と会ってしまった時は、何を話したらいいか考えているうちにタイミングを逃してしまう。 語学力と会話力 以前私は海外や語学に興味があって、フィリピンに短期留学をした。先生や現地で暮らしている人たちと話をする中で、海外の人って概ねおしゃべりが好きな

ミュージシャンとドヤ顔のチワワ

ストリートミュージシャン ポルトガルのリスボンに旅行に行った時、ミュージシャンが路上でよく演奏していた。ヨーロッパなどでは観光地でよく見かける光景だったけれど、通行人も気軽にチップをあげていて、生活に根ざしている様子だった。 電車の中にもミュージシャン 日本に帰る日、空港に向かうため地下鉄に乗っていたら、電車にミュージシャンが乗り込んできて、車内の通路を歩きながら演奏を始めた。ニューヨークの地下鉄あたりでこういったことがある、とは噂では聞いていたけれど、実際に遭遇してちょっ

バンコクのスコール

夜、外に出てみると 秋にバンコクに行った時、夜に豪雨になった。 バンコクの秋は雨季で雨がよく降るとは聞いていた。日本の夕立ちのように、夕方ザーッと降って涼しくなるのかと思っていたが、まさか夜も降るんだなと少しびっくりした。 その日はカオサンロードにあるホテルに泊まっていたので、晩ごはんを食べに外に出たところだった。何を食べようかなと考えながら歩いていたら、急に雨が降ってきた。 スコールだし少し待てば止むだろうと、お店の軒下に避難した。 軒下から街の様子をぼーっと眺めて

ホーチミンの交差点と子守歌

交差点を渡る ベトナムに行くと道路を渡るときにすごく怖い。みんな暴走族みたいな感じがするし、止まってくれるバイクなんてない。 現地の人のように私も見よう見まねでじわじわと道路を渡ってみた。するとみんな止まってはくれないけれど、優しく避けてくれる感じがした。 止まらず、焦らず、ゆっくりと渡る。そうすると、『うんうん、分かっているよ、避けますね。』という感じでみんなが避けてくれる。 挨拶がわりのクラクション それとやたらにクラクションを鳴らしてくる。それはきっと『これから通

ライスペーパーの乾く音

以前ベトナムのホーチミンに旅行に行った。メコンデルタツアーに行く途中、ゴムの木があるプランテーションの林の中を抜けると、ライスペーパー(生春巻きの皮)を作っている小さな民家の工場があった。 疲れたから休憩しようとガイドのフィーさんに言われ、ライスペーパーの工場を見学させてもらって休憩した。工場の中に入ると、台所のような場所で材料をぐつぐつ煮詰めていた。 工場の奥には庭のような広い作業場があって、斜めにした竹のすだれの台の上に、ライスペーパーを一枚一枚薄く丁寧に広げて干して

フィリピン留学と停電

何年か前にフィリピンに語学留学に行った。セブ島の隣にあるネグロス島という所に、日本人が経営している語学学校+ホステルのようなアットホームな学校がある。混んでいる時期を避けて7月に、試しに1週間行ってみることにした。 生徒は4人 私の他に日本人の女性の生徒が3人来ていた。 一人はカナダの高校に留学していている人で、割と流暢に英語を話していた。高校が夏休みの間、英語力をキープするためにフィリピンに来たと言っていた。もう一人は20代で東南アジアを旅している途中で、この留学が終わっ

空港泊とホームレス

路面電車と洗濯物 だいぶ前にポルトガルに旅行に行った。古い路面電車が狭い路地をガタゴト走っている様子が何とも風情があって、洗濯物とか干してある感じがおしゃれで洗練されたヨーロッパというよりは、下町の気取らない雰囲気があった。物価も安く、観光客も多いし、夜出歩いて恐かったという感じではなかった。 アーティスト、ミュージシャン、ホームレス 街を歩いていると路上アーティストやミュージシャンをよく見かけた。通行人は割と気軽にチップをあげていた。私もつられて、いいなと思う人にチップを

日光浴が好きなヨーロッパの人たち

タクシードライバー 何年か前にドイツに旅行に行った。空港を出て外のバス停で次のバスを待っていたら、タクシードライバーさんがたばこ休憩をしに私の隣にやってきた。ちょうど私の隣に灰皿があって、立ったままたばこを吸い始める。 その日は5月の快晴で、日向に出ると少し暑かった。私は日陰でバスを待っていたけれど、ドライバーさんは灰皿のある日陰からグイッと1歩前へ出て、あえて日向に出て一服していた。ちなみにそのドライバーさんは割と若くてキレイな女性だった。結構暑いのにあえて日向で休むなん

誰もいない東京

東京の街から人混みが消えて、ひっそりしている様子をニュースで見ていると、中野正貴さんの『TOKYO NOBODY』という作品を思い出した。 誰もいないであろう早朝などに出かけて、フレームから人がいなくなる瞬間を辛抱強く待ち、いなくなった瞬間を狙って撮る、という撮影方法を作者のインタビュー記事で見かけたことがあって、どうしても都会は人が多く、清掃員の方や通行人が入り込んでしまって大変だった、と撮影の裏話がとても興味深かった。 この写真集が発売されたのが2000年。ちょうど2

『なんでひとりなの?』と言われる話

少し前から一人旅によく行くようになった。思いついたらすぐネットで手配して気兼ねなく行けるし、何よりすごく気分転換できて好きだ。 旅先でタクシーのドライバーさんと話をする時、『どこから来たの?』から始まっていろんな世間話をしたりする。 ベトナムに行った時もそんな世間話をしていると『なんでひとりなの?』と言われてしまった。「日本にいると色々な人付き合いも疲れるし、たまには気ままにブラブラしたくなるんです」と本音を言ってしまっていいものか迷い、(そんな語学力もなく)「ボーイフレ

海外でも道を訊かれる話

街を歩いているとよく道を訊かれる。 そして海外に行ってもなぜかよく道を訊かれる。 というより、海外の人は(場所にもよるが)フランクに知らない人同志でもよく会話をしているように思う。 人見知りの私にさえも気さくに話しかけてくれたり、親切に(いい加減な時もあるが)色々教えてくれたりする。単純に暇だったからとか、話好きとか、会話の中から次のビジネスに繋げようとか(商売上手な人は)するのかもしれない。 私は結構方向音痴なのでよく道に迷う。そもそも人とのコミュニケーションもあまり得

どこかで誰かが歌ってる

私は以前フィリピンに何回か旅行に行ったことがあって、アジアなのに南米やアメリカのような明るいノリがある国だなぁという印象を受けた。 とても明るくてフレンドリーな人柄はロサンゼルスに行った時も同じように感じたし、古い教会や要塞などの街並みの印象は南米のどこかの国のようだった。 空港のマーシャラー 3年くらい前に私はセブ島の隣にあるネグロス島という島へ行った。セブからプロペラ機で1時間くらいで着いた。島の空港は本当に小さくて、タラップで飛行機から降りるとすぐロビーへ着く。これか

海外旅行に行く理由

『私は今生きている』という謎の充実感 日本で生活していると、他の人に詳しく説明しなくても分かってもらえるというか、話さなくても通じる部分があって良かったと思うことが多い。逆に海外はとにかく何でも話をして行かないと何も分かってもらえないということが多くて、大変な反面、『自立して私は今生きているんだぞっ!』っていう謎の充実感みたいなものが実感できると思う。 対人力のリハビリ昨今自動販売機やセルフレジ、インターネットやメールなど、どんどん対面で話す機会が減っている。その反面、話せ