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読書感想文

本屋で仲良さそうな親子連れが本を選んでる。聞こえてきたのは、 子「読書感想文、書かれへん」「何 書いたらいいかわからんもん」 親「本、読んでないやろ」「読まないとあかんやん」「読んだら書けるから」 「いやいや、読んでも書けないから!あの子の気持ちわかる。」 「岸田奈美さんを検索して!感想文の書き方話してるよ!」と伝えてあげたかったなあ #岸田奈美

    • 飛べ!

      ある夏の日、私は大切な人を亡くした。 人生の先輩であり戦友だった彼女は、長く闘病をしていたけれど会うと笑顔で迎えてくれて、時には喧嘩もして。 少しずつ弱っていて、もう命の時間も長くはないと理解はしていたつもり。彼女がいなくなっても日々は続いていて、私はためらいもなく過ごしていた。 だって、いなくなったことはわかっていたから。 でも、時折彼女を思い出して、心がきゅーっと締め付けられるような思いに駆られることがあった。 「私はあなたの思いをきちんと応援できていた?」

      • 壁を壊してみる

        「みほちゃんは私だ。」 算数が苦手なみほちゃん。にんじんが嫌いなみほちゃん。かけっこが苦手なみほちゃん 算数ができるますだくん。給食をのこすと「いけないんだー」ってますだくん。かけっこが得意なますだくん。 やだな。ますだくんやだな。ますだくんが恐い怪獣に見えて。どんどん恐くなって。 あの子苦手。 私にも苦手な子がいた。ずっと責められているような気がしていた。 自分自身がどんどん縮こまっていく。 でもね 「となりのせきのますだくん」を読むと、ますだくんを怪獣にし

        • 人生の解像を上げて振り返る

          #キナリ読書フェス 岸田奈美さんを知ったのはtwitterで流れてきた「赤べこ」のフレーズだった。「赤べこ?何やろ?あの首振るやつやん」で辿っていくと大きなしゃもじを持った岸田奈美さんがいた。にぃーっと笑いながら。この人笑ったら目がなくなるタイプや!楽しそうに笑ってるなあ。良いやん。 私は笑ったら目が三日月型になる人に弱い。何かわからんけど弱い。 今回のキナリフェスで「家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」を選んだのはあの笑顔の元を知りたいと思ったから。

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