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ことばの銀河で拾った星のかけら

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誰かのことばに触れて散った火花を書きつけました。
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#コラム

啓蟄の青金石

毎年、啓蟄を迎える時期に、必ず読むことにしている作品がある。
山尾悠子『ラピスラズリ』の巻末に置かれた、「青金石」という短編。
この作品は、いくつかの連作を締めくくる、エピローグ的なものなのだが、私はこの「青金石」が、ことによると山尾悠子作品の中でも1、2を争うくらい好きである。

視界にほのめく青。梁を濾して頭上から落ちかかるひかりの筋が数を増し、色に染まり、気づくとそれは青い宝石の色の滝となっ

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