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不妊治療日記31〜つわり備忘録〜

現在妊娠9週目。今日はシンプルにつわりが辛いということを書きたいと思う。

最初に言っておくと、多分私のつわりの症状は「軽い」方で、「生活に支障がない」レベルだと思う。
それでも、私が辛いと感じている理由について、書き留めておく。

吐きづわりは、ない。気分が少し悪くて突発的にオエッとなったことはあるけれど、実際に吐いたことはないし、吐き気が持続することも、今の所はない。

多分、私のつわりは「食べづわり」というやつなのだと思う。胃の中が空っぽになると、空腹感とともに一定の気持ち悪さが出てくる。何かを食べれば一瞬気が紛れるが、またお腹が空けば同じなので、間食はあまりしないようにしている。
なので、体重は妊娠前より少し減ったくらいで、落ち着いている。

食べづわりと言ったが、基本的に食欲はない。
朝と昼は、普通に食事が出来ることも多いが、夕ご飯に関しては、「何か食べないと気持ち悪いから食べたいのに、何を食べたいのか、分からない」という状態を毎日繰り返している。それでもスーパーを見回して、何とか今日食べられそうなものを選んで食べてみるけれど、何を食べても妊娠前のように美味しいとは感じない。食事がつまらない。これが結構なストレスになる。

元々、好き嫌いなし+アレルギーなし+食べることが大好き人間なので、「食べたいものがない」とか「食べたけど、なんか美味しくなかった」というのは、風邪や発熱で寝込んでいる時以外、あり得ない話だ。

病気で寝込んで一時的に食欲がないのは、一時の話だから、仕方ない。でも今は、ずっと食欲がないし、食べたい気持ちはあるのに美味しくない、のである。これがいつ終わるのか分からないというのが、ストレスなのである。

妊婦の間食に良いと聞くこんにゃくゼリーは、多めに買ったはいいけど、早々に味が嫌になった。見るのも嫌だ。
自宅で夫と日常的に食べていたメニューは、基本的に食べたくない。なので、つわりになってから、夕食は夫婦それぞれで準備している。

何かを作って食べるような意欲がないので、買ってきたものを食べる。ヨーグルトとバナナと食パン、という日もあれば、お好み焼きだったり、スーパーのお弁当、のときもある。

「このメニューなら毎回食べれる」という決まったものはなく、昨日食べたかったものは、明日には嫌だったりする。

普通にお腹が空いて、「美味しい」と思いながら食事がしたい。食事の前後の気持ち悪さを感じないで、満腹感を得たい。

夕方以降は、体がどんよりと重く、夕食後は横になっていることが多い。起きていても、何となくしんどい。横になっていると、食べたいもののことを考えてしまう。
日によって食べたいものは変わるが、これを書いている今は、母親の手料理が食べたいと思っている。
ハンバーグ美味しかったな、とか、実家で焼肉したいな、とか。
世の中には、つわりがひどくなって入院する人もいるくらいなので、生活に支障がない私が、弱音を吐くような立場ではないんだろうと思う。

これまでの人生で、私は食事がすごく楽しみで、大切なものとして生きてきたんだな、と思う。大切なものが楽しめなくなって、それが長く続いて、気が滅入ってしまってるようだ。
つわりが終わったら、爆食してすごく太りそうなので、要注意だ。