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小文字の歴史、民衆史

こんばんは。

同僚の教育学部出身の先生が、卒業論文で林竹二氏について書いたと聞き、懐かしくなって、インターネットで調べてみました。
すると、なんと林竹二に関する電子書籍を1冊発見。迷わず購入しちゃいました。「本ゲル係数が高い」…(YouTuberベルさん談)

林竹ニという、昭和時代の教育者。教育史や教育実践に明るい方でないと、失礼ながら、知名度はやや低いかもしれません。もっとも有名な実績としては、宮城教育大学の第3代学長を務められた、という点でしょうか。

宮城教育大学は、東北大学の教育学部の一部が独立し、1965年に開校した大学です。それまで東北大学の教授であった林自身は、宮城教育大学の設置に断固反対し、東北大学に辞表を出すことまでしたそうです。そこまで頑なだった林が、なぜ、のちに新大学の学長就任を承諾したのか。まさに「人に歴史あり」といった感じです。どなたであったか、日本教育史の大家の方が、「大文字の歴史」と「小文字の歴史」という言葉で、通史と民衆史を区別されていましたが、これだから「小文字の歴史」は面白いですね。

ああ、お名前が思い出せない…。中内敏夫先生だったような…。どなたかご存知の方がいらしたら、ご教授ください。

ちなみに、私にとって印象的であったのが、林氏の卒業論文のテーマがソクラテスであったということ。なるほど思索的なわけです。


最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

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