【起業奮闘】商標登録出願の備忘録-出願後の修正編
こちらは、2024/7/17時点でのあころ調べによるものです。
詳細は最新情報を各自でご確認くださいませ。
以前こんな記事を書きました。
出願出来たぞやったー!と思っておりましたが、出願内容に誤記があったようです。
弁理士さんにお願いせず、自力で作成した書類なのだから無理もありません。
のうのうと過ごしていたところ、知的財産総合センターの無料相談で担当してくださったアドバイザーの方が、気づいてメールをくださったので気づけました。
その場で相談させてもらえるだけでなく、出願内容を後日確認してもらえるとは思ってもみなかったので、とてもありがたいですね。
誤記の詳細
誤記は、第41類として出願すべき内容を第40類として出願してしまった。
(詳細としては、
「第41類 「インターネット又はコンピュータネットワークを通じた廃棄物の分別・処分・再生に関する知識の教授」 を追加
(J-PlatPatの他の役務記載例(審査官採用)を参考)」
とする予定が、J-PlatPatでは第40類に「誤記」追記されている状態。)
これに因り、特許庁の審査において「商標法6条2項に反する(=区分相違)」との理由で拒絶理由通知が私宛に送達されることになるとのこと。
対応策
その対応策は、以下の2通り。
① 上記第40類に「誤記」追加した指定役務を第41類に移設する「自発補正」手続を早期に行う。
② 特許庁から法6条2項違反の拒絶理由通知を受けてから、手続補正を行う、
の何れかを行なう。
何れの手続を執るかは本人にお任せするとのことでしたが(どちらもこれによる追加料金は掛かからないとのこと)登録になるのは①の方が圧倒的に(2ヶ月ほど)早いとのことです。
それならば、①で対応しようということで、今回また、よくわからないけど商標登録出願に関する書類を作ってみたわけです。
(知的財産総合センターのアドバイザーの方は、あくまでもアドバイザーのため、アドバイスはくれるが、書類作成はしてくれません。
アドバイザーの方が、ドラフトすると弁理士法75条違反となってしまうようです。そりゃそうですよね、無料サービスでそこまでしてしまったら、弁理士さんの出る幕がなくなってしまいます。)
必要な書類は手続補正書。
特許庁のHPに書き方の記載がありました。
手続補正書(商標出願の指定商品又は指定役務の補正)の書き方について | 経済産業省 特許庁 (jpo.go.jp)
具体的手順
「1.手続補正書の様式」から様式をダウンロード。
説明書きもあるので、あまり迷わず進めます。
手続補正方法は、2種類あるようです。
「2.区分全体を補正する場合(全文補正)」
「3.区分単位の補正をする場合(部分補正)」
「全文補正」と「部分補正」とあるようですが、私の場合の修正内容の場合は全文補正が簡単に思えたので全文補正を選択しました。
そして、手続補正書案を作成し、アドバイザーの方に原案を見て頂くこととなりました。
自分だけで完結するとなると、かなりハードルが高いですが、見てくれる人がいるのはホントにありがたいですね。
アドバイザーさんからの指摘
そして、メールでドラフト版をアドバイザーさんに送ること、わずか数時間。お返事が返ってきました!赤ばっかり!
以下、指摘された訂正箇所。
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① 特許印紙貼付欄&金額明記欄を削除しました
②住所欄は削除しました
住所を書くとすれば、願書と同じ住所をそのまま転記するか、若しくは識別番号を明記している場合は住所欄の記載を省略できます。従って削除しました(理由は下記⑥)
③貴名のみ、フォントが10.5ポイントになっていたので、特許庁所定の12ポイントに変更しました。
④補正箇所を示す各【】欄のインデントを正しくしました。(特許庁は結構ここが五月蠅いです)
補正内容は完璧でした!(←ほめほめも忘れないところがさすが✨)
⑤見本に記載されていた注意書きを削除しました。提出する補正書には記載する必要はありませんので
⑥ 文書のマージン(上下左右)を変更して1頁に纏めました。
①②の削除と連動しますが、補正費用は不要ですが(区分自体は増えないので)、「電子化手数料」は発生しますので、2頁の原稿(あころ作成分は2ページだった)を1頁に集約すると1ページ分の800円が浮く(安くなる)からです。
特許庁に提出するときは窓口の担当官に「商標出願の自発補正をお持ちしました。宜しくお願いします。」
と言えばOKです。
以上、頑張って(?)下さい。朗報(登録査定の通知)お待ちしています。
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ちょっとしたほめほめと、特許庁に提出するときのセリフと幸運を祈るばりの締め言葉まで!!
ここまでしていただいたらあとは修正して特許庁に持ち込むだけ!
これが無料で受けられるって尋常じゃないですよね。
行政のサービス使わない手はないです。
みんながみんな、こんなに素晴らしいアドバイザーさんなのかは不明ですが、めちゃめちゃ良いアドバイザーさんにあたった幸運に感謝しつつ、これから特許庁に提出に行こうと思います!
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