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家計簿のスタート日と締め日

家計簿をつけている方は家計簿のスタート日と締め日をいつにしていますか?給料日のサイクルでしょうか?1日始まり・月末締めを推奨します。

▼1日始まり・月末締めの推奨理由▼

1. 1カ月の収支が分かりやすくスッキリする
2. 年間収支が分かりやすい


1日始まり月末締めにする理由

給料日サイクルで家計簿をつけている方は、1日始まり月末締めにしようというと「えっ?」と思うかもしれません。家計簿を1日始まり月末締めにする理由は、ひと月の収入と支出が把握しやすいからです。


その月の1日~月末までに入ってきたものがその月の収入で、その月の1日~月末までに使ったお金がその月の支出、とシンプルに考えられます。


この理由だけだと、給料日サイクルでも大して変わらない気がしますね。


例えば、パートナーの給料日が15日、自分の給料日が10日の場合、どちらを基準にしますか?


パートナーの給料日(15日)を基準にした場合、給料日サイクルだと7月は7/15~8/14となります。8/10支給の自分の給料日は7月給与扱いです。少々違和感を感じませんか?


この場合なら、10日始まりのサイクルにすればいいと思うかもしれません。では、7/5にお祝い金を貰っていた場合はどうでしょう?給料日サイクルだと6月扱いになります。何となくスッキリしないと思いませんか?


例えば給料日が土日祝日の場合、前日か前々日の平日に振り込まれます。その場合、締め日とスタート日を給料支給日に合わせるのでしょうか?(ここは1~2日ずれるだけなので、土日祝日の日付で管理できるかもしれませんが…)

投資をしている方は利益(または損益)を確定したときに、給料日サイクルで集計しているのでしょうか?


1日始まり月末締めなら、パートナーの給料日や児童手当、ボーナス支給日、臨時収入など、収入があった日付が違っても大丈夫です。月末に収入を合計するだけのことです。


転職などをして給料日が変わっても影響を受けません。給料日サイクルだと、給料日が変わった場合に修正が必要になってきます。


支出も給料日サイクルだと月の途中で分断されます。給料日が15日でそのサイクルの場合、14日の買い物は前月扱いで15日の買い物が当月扱いです。


「私は何年も給料日サイクルですべての収入と支出を管理できているし、それに慣れてるから大丈夫!」という方もいると思いますが、そう、単に慣れや習慣になっているだけなのです。


1日始まり月末締めに慣れてしまえば何の問題もありません。実際やってみると分かりますが、1日始まり月末締めで収入と支出を計算する方が給料日サイクルよりもスッキリします。


年間収入が把握しやすい

1日始まり月末締めなので、年間収支は1月1日~12月31日で把握できます。源泉徴収票の対象期間は1月1日~12月31日です。一致しているので、医療費控除などの確定申告のときに混乱しません。


給料日サイクルだと、給料日が15日の場合の年間収支は1月15日~翌年1月14日になります。確定申告をするときに、家計簿の期間とのズレを調整する必要があります。


1日始まり月末締めなら、年間比較をするときも1月1日~12月31日でできます。給料日サイクルだと年間比較をするときに集計期間がズレる可能性があります。


給料日サイクルと違うと混乱しそう

「給料日が月末なら1日始まりでもいいけど、そうでないと混乱しそう」と思うかもしれません。


とうか家の給料日は25日です。かつては私も給料日サイクルで家計管理をしていたので、1日始まり月末締めをするときにその疑問が生じました。


実際にやってみると、1日から給料日の前日までは先月の給料の繰越金で生活し、給料日以降は今月の収入で生活するだけです。生活に支障は全くありません。


1カ月の収支を把握するのに給料日がいつかは関係ないのです。求めるのは1カ月の収入合計、支出合計だからです。


袋分けなどはどうするの?

袋分けなどで管理している方も難しく考える必要はありません。


例えば、給料日が10日で食費予算が月に4万円の場合

・1日~9日は前月の繰越金で生活
・10日の給料日に食費袋に4万円を補充(翌月9日まで4万円予算で過ごす)


家計簿の1日始まり月末締めと、お金の振り分け作業の日が揃っていなくてもノープロブレムです。今まで通り給料日にお金を振り分けて構いません。


お金の振り分け作業を月末(1日)にしなくてもよい

「家計簿が1日始まりなら、袋分けなども1日から始めたい」と思うかもしれません。


私もそう思いました。とうか家は25日支給日ですが、翌月1日からの生活費として考え、月末にお金の振り分け作業(銀行口座分け)をして、1日スタートにしてみました。


が、実際やってみると、関係なかったです。お金の振り分け作業を8/1の家計簿スタートに合わせても、7/25の給料は7月の収入として記録しています。どっちみち日がズレます。


7/25の給料を7/25に振り分けようと、8/1に振り分けようと自分の好きな日にすればいいことが分かりました。


収支を把握することとお金の振り分け作業は全く別の話なのです。自分の都合のいい日に今まで通りの振り分け作業をして大丈夫です。


1日始まり月末締めで家計簿をつけよう

1日始まり月末締めで家計簿をつける良さを伝えましたが、ちょっと自信がありません(笑)


1日始まり月末締めでつけている方はその良さを知っているので理解してもらえると思いますが、給料日サイクルの習慣ができている方には伝えきれてないような気がします。


給料日サイクルで家計簿をつけている実家の母に「1日始まりの方がスッキリするよ」と伝えたことがありますが、渋る渋る(笑) 私もかつては給料日サイクルだったので、1日始まり・月末締めにするとき違和感を感じたので抵抗するのは分かります。


でも、単なる慣れ・習慣の問題です。慣れてしまえば何ともありません。


私はたまたまある年に買った家計簿が1日始まりで、「今までの給料日サイクルと違って違和感があるけど、どんな感じかやってみるか」と試したところ、ひと月の収入・収支が把握しやすくてビックリ。以来、1日始まり・月末締めです。1日始まり・月末締めにすぐに慣れました。


「試しに1日始まり・月末締めでやってみて!」としか言えないのです。


▼当記事のアイキャッチ画像(イラストACのくらうど職人さん)▼


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