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おさるのジョージと黄色い帽子のおじさんに学ぶ子育て

おさるのジョージに出てくる黄色い帽子のおじさんや大人たちを見て思うことがあったのでまとめることにしました。そこそこ考えた結果、ジョージのように行動すること、ジョージの世界の実現を目指すことを行動指針に子育てするのが良いんじゃないかという結論になりました。気になったら読んでみてください。

はじめに

うちには4歳と1歳のかわいいこどもがいます。たまに(しょっちゅう?)、こどもがいらんことします。いらっときて叱ってしまうこともあります。あとから反省するんですが、そういうときに思い出すキャラクターがいます。それは、黄色い帽子のおじさんです。おさるのジョージってアニメに出てくる準レギュラーみたいなキャラクターです。

おさるのジョージ

みなさん、おさるのジョージは知ってますか?

好奇心おおせいなおさるが、人間社会で暮らすなかで、ちょっとした事件を引き起こし、たのしく問題を解決していくアニメです。

そして、黄色い帽子のおじさんは、そのジョージの保護者的なキャラクターです。とっても寛容で、ジョージが何をしても怒らず、ジョージの良いところを言葉にして伝え、受け入れてくれます。なんてできた大人でしょう。

ちなみに、オープニング曲がとってもよいです。ごきげんな演奏とジョージらしい歌詞が素敵です。おすすめです。

おさるのジョージ - YouTube

そんな、おさるのジョージと黄色い帽子のおじさんを、こどもと一緒に見て学ぶところが多かったので、まとめてみました。

おさるのジョージと黄色い帽子のおじさん

まず、ジョージの良いところは、好奇心、行動力、発想力を持って、たのしく問題に対峙しているところです。今後、AIが普及する中で、ますます重要になってくる能力と言えるでしょう。知らんけど。まさに、非認知能力ですね。知らんけど。うちの子も、ジョージみたいにすこやかに育ってほしいなぁと思います。

そして、それを支えてる黄色い帽子のおじさんの仏具合がすごいです。ジョージの飛ばしたマスタードが、おじさんの服について汚れても怒りません。ジョージがドーナツを100ダース買ってきても怒りません。ジョージがアップルパイを作ろうとして失敗し台所がむちゃくちゃになっても怒りません。むしろ、チャレンジしたことを褒めてくれます。なんて心の広い教育者なんでしょう。

また、周辺住民も黄色い帽子のおじさんと同じようにジョージに寛容です。ジョージが失敗しても怒らず、ジョージにいろいろ挑戦させてくれます。店番させたり、おつかいを頼んだり。黄色い帽子のおじさんと周辺住民の寛容なカルチャーがジョージの心理的安全性を確保し、健やかな成長を促してるのだと思います。

おさるのジョージを見るたびに、理想的な子育てやなぁと感じます。

理想の保護者像としての黄色い帽子のおじさん

さて、黄色い帽子のおじさんを夢見るのはいいけれど、現実問題、しからずに子供と対峙するのは不可能です。おそらく、子育て経験があれば100%同意してくれるんじゃないかと思います。同意できない人は、神か仏かなので対象外とします。

そこで、黄色い帽子のおじさんと現実問題とを比較して、なにかしらの妥協的行動指針を獲得したいと思います。

黄色い帽子のおじさんがジョージを叱らない要因

まず、黄色い帽子のおじさんがジョージを叱らない要因を考えてみます。

以下の要因があるかと思います。

- 金銭的・時間的余裕
- 周辺住民の理解

- こども(ジョージ)の高い身体能力

一般的な家庭ではいずれも十分には満たせそうもありません。黄色い帽子のおじさんは金銭的・時間的余裕があることは、おさるのジョージ評論家の中では周知の事実かと思います。例えば、しょっちゅう別荘で過ごしていることやドアマンのいる都会の高層マンションに住んでいることから伺えます。また、周辺住民も、地域ぐるみでジョージを育てる文化ができています。ジョージとの意思疎通もバッチリです。さらに、ジョージは言わずもがなおさるなので、怪我をしているところを見たことありません。ジャングルで生き残った生存者バイアスがそうさせるのか、高い身体能力を持っています。

黄色い帽子のおじさんを理想として目指すのは良いけれど、なかなか難しそうな気がしてきました。

こどもをしかる理由

次に、関心を自分に向けて、こどもをしかってしまうケースを考えてみました。こんな感じかなと思います。

- あぶないとき
- 時間がないとき
- 経済的損失がもたらされるとき
- 他の人に迷惑がかかるとき
- 何回言っても伝わらないとき

あるあるですね。黄色い帽子のおじさんのおじさんの持つ恵まれた環境を考えると、彼がジョージを叱らないですむのも理解できてきました。余裕があって、周辺住民の理解があり、怪我から無縁の状況では、叱る必要がなさそうです。

So What?

このままだと、金持ちと子育てしやすい社会を羨むだけの結論になってしまうので、なんらかの得るもの、もしくは行動指針を考えたいと思います。

叱らないようにすむための一般的な対策として、あぶないものを子供から遠ざける、時間に余裕を持って行動する、そもそも叱っても良いんだよ的な話があると思います。今回はそれ以外でできそうなことを考えてみました。

自分もたくさんチャレンジする

こどもがいらんことして、叱ってしまうときは、「だから言ったのに」「片付けは僕がやるからどっかいっといて」「そんなんするからや」的な対応になりがちです。ジョージと黄色い帽子のおじさんを見てると良くないなーと感じます。失敗してもチャレンジすることが大事。大人も一緒ですね。Fail Fast. 試行錯誤が大事ですよね。こどものチャレンジを叱ってしまうということは、チャレンジする人の気持ちを理解していないからだと思います。自分ももっと新しいことにチャレンジすれば、こどもの失敗に寛容になれるかなと思います。まさにジョージみたいに行動しろってことですかね。黄色い帽子のおじさんは、ジョージのチャレンジ精神に共感し、尊敬しているからこそ、叱らないという仮説をもとにしています。知らんけど。

自分もしょうもない遊びをする

また、こどもが、しょうもない遊びをして、行儀が悪かったりマナー違反やったりすると、しかりがちです。これも、もっとこどもやジョージを見習ってしょうもない遊びを楽しむと、こどもの気持ちを理解でき、ルールや慣習にとらわれずに、新しい発見があるんじゃないかと思います。知らんけど。これも、まさにジョージですね。黄色い帽子のおじさんも、ジョージとしょうもない遊びをしてたりします。みんなハッピーになれると思うので、試してみたいと思います。踊らにゃ損損。

子育てしやすい社会を作れるように心がける

いろいろと対策は考えるけれど、結局のところ、こどもと接しているときにイラッとくることがあるのは、まあ仕方ないんじゃないかと思います。ただ、社会全体で、子育て世代を応援したり、非難しない環境を作ってくことで、親のイライラが軽減できると思います。公共の場所でうるさい子どもがいるようなとき、ネチネチ言う人が減って、ニコニコ声をかけてくれる人が増えれば、親も外で神経質になってしかる必要もなくなります。会社の人の理解があれば、心理的な余裕も生まれ、子供に優しくできると思います。理想的な社会ですね。まさに、ジョージの世界みたい。黄色い帽子のおじさんだけが特別なのではなく、ジョージの世界では、子供の失敗に寛容であることが当たり前になっているのだと思います。僕もジョージの世界の周辺住民を見習おうと思います。

さいごに

書き始めたときは、黄色い帽子のおじさんみたいになりたいなぁと思ってました。でも、最終的に、こどもの気持ちを理解するためにおさるのジョージみたいに行動して、子育て世代の気がかりを減らすためにおさるのジョージの社会の実現を目指すのが、世の中の育児のイライラを減らすためには必要だなぁという結論に至りました。黄色い帽子のおじさんを目指してなんらかのアクションに移すのは、なかなか難しい気がします。気持ち的な心がけに留まりがちなので。ジョージみたいに行動してジョージの社会の実現を目指すのは、実際に行動に移しやすく、わかりやすい指針になりそうです。

今日考えたことを忘れないように、オープニング曲を思い出しながら楽しく子育てできればとおもいます。

いろんなこと やってみようよ
分からないこと なんでも聞いてみよう
きっとすばらしいことが ほら まってる!
さあ 行こう ジョージと一緒にー
(おさるのジョージ オープニング曲より)


参考文献

すくすく子育て
子どもに伝わる叱り方 - NHK すくすく子育て情報
叱り方 これでいいの? - NHK すくすく子育て情報
“ほめて育てる”とはいうけれど・・・ - NHK すくすく子育て情報
「#ほめる・叱る」の情報 - NHK すくすく子育て情報

非認知能力

非認知能力について - 社福法人愛佳会 こでまり保育園
1~3歳が大事!世界が注目する「非認知能力」とは?未来を生き抜く子供たちに必要! | 小学館HugKum
世界で注目される非認知的能力って? | 子育てに役立つ情報満載【すくコム】 | NHKエデュケーショナル

黄色い帽子のおじさん
育児スキルが高すぎる! Eテレ「おさるのジョージ」黄色い帽子のおじさんに学ぶ“信じる子育て”(2/2) - ハピママ*
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