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ビジネススクールへ入学した結果、得たものと失ったもの

こんにちは、株式会社オプティマインドのジョンです。
気が付けば2023年が終わりました。最後に記事を書いたのが2022年の4月だったようで、かれこれ1年間半程更新を怠っていました(汗
今回は、サボっていた期間に何をしていて、自分がどの様に変わっていったのかを記事にしたいと思います。(と言いつつも、タイトルで半分ネタバレしていますが・・・

ここ18か月間での大きな出来事

この18か月間で大きく変化したことが1つあります。
それは「ビジネススクール」へ入学したことです。
卒業したら、MBA(経営学修士)の学歴がもらえる社会人向けの大学院です。主に週末に校舎へ通学して様々な授業を受けています。また、授業には必ず課題が課されるので、仕事終わりや授業のない週末に課題や復習に明け暮れる生活を過ごしています。
オプティマインド入社時、自分がこの様な学校に通うなんて誰がイメージできたでしょうかw

なぜ、ビジネススクールでの学びを始めたのか?

動機は些細で、論理的思考力を高めたいと考えたからでした。
弊社にはコンサル出身者が多く、彼らの論理的思考力が業務で役立つことを近くで見てきました。それは自分には足りていないものであると同時に、自己成長のために持っておいた方が良いスキルであると実感しました。
敢えて説明するまでもないですが、論理的思考能力というのはあらゆる場面で役立ちます。合理的な判断及び提案の説得力、問題発見力・解決力等、仕事をする中で役に立つスキルです。
自身は、これまでどちらかというと経験・勘・気合と言われるような3Kで仕事をするタイプでした。アナログな現場では今も絶大な効果を発揮できるものです。
その一方で、この3Kのウイークポイントは、「再現性の低さ」です。

これは協調性を持って仕事をするにはネックになります。何故なら3Kというのは「何故?」を言語化(アウトプット)することが難しく、また議論の場面においても合理ではなく、条理に働きやすくなってしまいます。チームでアウトプットを最大化するには、マイナスに作用しやすい、それが3Kです。
自身の今後のキャリアを見据える上でも、このタイミングで学ぶ必要性があったと理解しています。
また、自身がビジネススクールに通うことを後押ししてくれたのが、会社の「個人成長予算制度」です。

個人成長予算制度とは

自社の福利厚生の1つです。
1人年間10万円、自身の成長のためには何に使っても良いという制度です。(原則モノの購入は不可。書籍はOK)
その個人予算、次年度への繰り越しはできません。なので、年度内に使い切ることが会社としても推奨されています。たかが10万、されど10万、大手企業と比べて自社の育成制度が限定される中、能動的に自己成長を実現させるためには大変有難い制度です。
学費の全てを補えるものではないものの、この制度が無ければ今の自分はないかもしれません。

得たもの

そんな自分がビジネススクールでの学びを通じて得たものですが、ざっくりと3点挙げます。
 1.ビジネスを体系的に知ることでモノの見方や捉え方の変化
 2.同じ志を持つ仲間(人的ネットワークの構築)
 3.会社からの評価
以上の3点です。
これらをもう少し掘り下げていきます。

1.ビジネスを体系的に知ることによる、モノの見方や捉え方の変化

今までは漠然として目にして、耳にしてきた事象を体系的に理解できるようになりました。
また、フレームワーク等を通じて情報を整理し、それらから論点の特定や戦略としてのアプローチ方法等、自身の引き出しも大きく増加しました。

体系的に理解ができるということは、理解した内容を正確に自分の言葉で伝えられることにも繋がります。そして、それは社内外のどのシーンにおいても効果を発揮できます。つまるところ「ビジネスにおいて知っておくべき前提の重要性」に気づくことができるようになったとも言えます。
「問う」という重要なスキルも、知識がないと問うことができません。問えなければ物事の真因や本質に辿り着くことが困難です。
まだまだ完璧だとは言えませんが、ヒト・モノ・カネと言われる経営の基礎を身に着けることができたことは、自身のキャリアにとって極めて重要なことでした。

2.同じ志を持つ仲間(人的ネットワークの構築)

非常に多くの仲間が出来ました。
ただの仲間ではなく、同じく高い志を持った仲間です。目的意識を持って学びに来ているため、学びに対する熱量が非常に高くて、自分のモチベーションにも繋がります。
彼らの業種や肩書は様々で、製造・メーカー・商社・通信・放送局、社長等の取締役から20代の一般社員等、年齢を問わずに仲間が出来ました。これまで自分が携わったことのない業種の方から話を聞くのは非常に刺激的で、授業以外でも勉強になります。
入学時にも言われたことですが、「損得勘定抜きに付き合える仲間」というのは本当にありがたいことです。ましてや、社会人は学生とは違い友達や仲間を作る場が限定されています。
そういった状況でも作れた仲間、卒業してからも業務内外問わず交流を深めていきたいと思います。

3.会社からの評価

最後ですが、ビジネススクールでの学びを、会社からも評価されるようになりました。人間誰しも少なからず承認欲求はあると思いますので、評価されたことは素直に嬉しいです。
但し、自分は会社からの評価が欲しくて学んでいるわけではありません。目的はあくまでも自己成長です。この自己成長が結果として、実務→実績→収益→自己評価と連鎖していけば良いと考えるにすぎません。これからも自らの学びを会社に還元し、会社のミッション・ビジョンの実現させて、ひいては社会貢献に寄与していく所存です。

失ったもの

次は得たものの変わりに、トレードオフとして失ったものです。
失ったもの、それはお金と時間ですw

お金、つまり学費ですが、2年間で凡そ300万円かかります。ただ、これは表立って見えているものです。
学費以外にも、
・書籍(テキスト)代
・交通費(自宅⇔学校の通学代)
・交際費(とりあえず飲み会が多い)
・イベント代(有志で企画するイベント)

等、年間数十万程度の出費が発生します。こうやって総額で見ると、2年間で400万程度の費用が発生し得るということです。
但し、従業員であれば職業訓練給付金を最大112万円(非課税)もらうことができますし、オンライン受講がメインであれば更にコストを抑えることが可能です。

次は時間です。
自分は、お金よりもこっちのやり繰りに困っています。これは自分だけではなく、学生全員に該当する話で、皆タイムマネジメントに苦しんでいると思います。どれくらい時間がかかるのか、自分が通っている学校を一例を申します。
・授業 3時間
・復習 2~3時間
・予習 8~10時間前後(レポート回なら10~20時間)
これらが隔週で行われる1科目1回あたりに発生する勉強関連の時間です。通常は2科目から3科目受講、単位持ち込みがない人は4科目受講というケースがあるので、単純に2倍、3倍、4倍の時間が必要です。

これら以外にも、
・飲み会や学校主催のイベント参加
・イベントの打ち合わせ
・グループワークの準備

等、学び以外にも時間が取られるようになります。正直、自分にはここが誤算でした。学び以外でこんなに時間が取られることを全く想定していませんでしたw
見てお分かりいただけると思いますが、これらを「仕事、プライベート」と時間を調整して、作る必要があります。幸い独身である自分は、自らのプライベートの時間をやりくりすればいいだけで済むわけですが、家庭持ちはこうはいきません。奥さんや子供との時間を別に捻出する必要があるわけです。なので、「タイムマネジメントよりもファミリーマネジメントが難しい」という話をよく耳にします。つまり、家族の理解がないと、学びを続けることは難しいでしょう。

最後に

ビジネススクールで学びを続けた結果、得たものと失ったものを述べましたが、結論失ったものよりも遥かに大きなものを得たと実感しています。
ファイナンス理論を用いてNPVで時価総額を計算すると、数千万円程になるかもしれません。
但し、それはMBAを取得するからではなく、取得の過程で得たものによる結果です。MBA自体年間数千人が取得しているわけですが、希少性があるとは言えない学歴自体が武器になりにくいでしょう。都会においては猶更です。
しかし、過程で得た知識はどのような業界においても、体系的に使えるものです。
今はまだ考える余裕もないのですが、折角副業が可能な会社に勤めているので、学校との仲間達と起業でもできたらよりQOLが上がるだろうなんて想像をしつつ、今は全力でオプティマインドでの仕事と学業に勤しむ所存です!


そんな弊社では、
「多様性が進んだ世の中でも、全ての人に当たり前に物が届く世界を持続可能にする」
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