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1.8.1 誰でも論理的思考が身につく(基礎編)

こんにちは、Kenです。

今回は「論理的思考を身に付ける方法」ついて執筆していきます。

この記事を読めば「論理的思考でビジネスを改善する」ことできます。

■論理的思考は重要か?

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論理的思考をするクセはビジネスを行う上で最も重要です。

「どんなスキルがあっても、論理的思考スキルがないと無意味」です。

■フェルミ推定で売り上げを測る

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まずは「考え方のフレームワーク」からです。

下記の「ラーメン屋の売り上げと利益」をフェルミ推定してみましょう。

フェルミ推定の思考のクセがつくとビジネスで成功する確率が格段に向上します。

「数字上の正解・不正解」はありませんが、数字を出すまでのロジックを理解することはとても重要です。

論理的思考スキル.001

まずラーメン屋の「売り上げに関する要素」を全て書き出します。

【売り上げに関する要素】
・回転率
・来客数
・客単価
・営業日
・原価
・コスト
・経費 etc...

次にこれを「要素分解した図」にします。

名称未設定.002

「平日と週末」「昼間と夜」「日々の売上」「販売管理費」に分けてこのようなフレームワークができました。

フレームワークさえ出来れば、あとは図の中に数字を入れていくだけで、このラーメン屋の利益が見えてきます。

名称未設定.003

ビジネスで最も重要なのは「顧客視点を論理的に証明していくこと」です。

論理的思考が身に付くと「考え方のフレームワーク」をビジネスに利用できるようになります。

自分の事業に対する思い込みは捨てる

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「地球は自転している」という「地動説」をご存知でしょうか?

「コペルニクスの地動説」の考え方はビジネスにおいて非常に重要です。

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かつて人々は「地球を中心にして天体が回っている天動説」を信じていました。

しかし実際は「地球が太陽の周りを回っている地動説」が正しいことが分かりました。

人々は長きに渡ってずっと間違った思い込みをしていたのです。

ここで重要なことは「自分の事業に対する思い込みは捨て、自分の見えている視点を疑う」ことです。

「自分の事業を過大に評価すること」を止め、自分の事業に対する思い込みを捨てましょう。

数字やデータに基づいた事実を根拠にすることが必要です。

■思い込みはドラマチック化される

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人は「思い込みをドラマチック化する習性」を持っています。

ここで質問です。

「世界中の1歳児で予接種を受けられていない割合はどれでしょうか?」

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50%でしょうか?80%でしょうか?

正解は20%です。

実際に世界の80%の1歳児たちは予防接種を受けられています。

この質問の正当率はなんと10%です。

これほどまでに正答率が低い理由は「人がメディアの情報をドラマチック化」しているからです。

この習性を知っているいないで大きな差ができます。

■2つの本能(思考)を捨てる

上記にありましたが「自分の思い込み」は捨てる必要があります。

そして論理的思考条件を身につけるためには「分断本能(分断思考)「ネガティブ本能(ネガティブ思考)」の2つの本能(思考)を捨てることが重要です。

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■「分断思考」を捨てる

まずは「分断本能(分断思考)」から理解していきます。

「分断思考」とは「物ごとを単純に2つに分けたがる思考」のことです。

例えば下図のような具合いです。

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日本でほとんどの人は「中間層」であり、今では「先進国」と「途上国」の格差も縮まってきています。

「幸せ」かどうかもその人の価値観に寄りけりです。

世の中は単純に2分できるものではありません。

なので2つに分断するのではなく「グラデーションを理解すること」がビジネスでは重要です。

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■分断思考で失敗する理由

「分断思考がビジネスで失敗をもたらす理由」を理解しておきましょう。

例えば「飲食店の立地は、交通量が多い方が良いか?」を考えてみます。

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「交通量が多いこと」にネガティブな面を疑う人は少ないです。

逆に「交通量が少ないこと」にポジティブな面を見出す人も少ないです。

しかし「交通量が多いデメリット」としては「家賃が高い・多人数の人件費コストがかかる」といったことがあります。

いっぽうで「交通量が少ないメリット」としては「家賃が安い・1人でも経営ができる・デリバリーに専念して店内は落ち着いた雰囲気にできる」といったことがあります。

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ビジネスで大事なことは「どれだけ売り上げを上げたか」ではなく「どれだけ利益を残せたか」です。

なので利益の観点から考えると「飲食店の立地は、交通量が多い方が良い」ということではないのです。

このようにグラデーションの中でビジネスを考えることが必要です。

■「ネガティブ本能」を捨てる

次に「ネガティブ本能(ネガティブ思考)」を理解していきます。

「人はネガティブなことに対して共感する本能」を持っています。

例えば「感染症」「子供の死亡率」「戦争の死者数」のニュースです。

こうした話題はよくメディアで目にします。

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世界はどんどん悪くなっているのでしょうか?

こうした話題はメディアでよく取り扱われますが、近年では子供の死亡率も戦争の死者数も、実は減少しています。

メディアは「単なる事実」のみでなく「遺族の声・事件の悲惨さ」など「事実の周辺の情報」を取りあげます。

数字以外のネガティブにフォーカスを当て、ネガティブに共感して視聴してもらえるようにしているのです。

なので「情報を一度疑い、その事象を数値を用いて論理的に考えるクセ」を付けましょう。

そうすることで事実が分かってきます。

事実が分かるとデータにできます。

データにできるとビジネスで成功します。

ネガティブな情報に流されることなく「感覚や感情を定量化して証明できるスキル」が「論理的思考スキル」になります。

次回は「1.8.2 誰でも論理的思考が身につく(サービス設計編)」について理解していきます。

■まとめ

・どんなスキルがあっても、論理的思考スキルがないと無意味
「考え方のフレームワーク」と「フェルミ推定」
・事業への
思い込みは捨てる
・人は思い込みを「ドラマチック化」する
分断思考」と「ネガティブ本能」を捨てる
「グラデーション」を理解する。
感覚・感情を定量化して証明する。

こちらで「1.8.1 誰でも論理的思考が身につく(基礎編)」は以上です。
MUPカレッジで学んだ内容のアウトプットです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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