とある文学部生

文学部生。

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  • 中学受験社会やっておきたい問題集

    塾が休みになりどのように勉強を進めればよいか迷っている中学受験生向けにこの時期にやっておきたい問題、解答、解説を自作したので、勉強に役立ててください。

最近の記事

「見る前に跳べ」

        • 僕の読書の歴史

          読書の習慣が長いほど、年齢や時期によって読む本の内容が変わっていることに気がつくのではないだろうか。 僕が読書を始めたのは小学4年生くらいのことだった。親がどちらも本を読む人で、読書を勧められた記憶が強く残っている。親が休日になるとデパートへ出かけてゆくのでそれについていき、帰りに本屋に寄って本を買ってもらっていた。記憶がある中で、僕が最初に読んだのは江戸川乱歩の少年探偵団シリーズだった。毎回本屋に行くたびに1巻ずつ買ってもらい、(たしか20数巻くらいあったと思うが)すぐに

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        • 中学受験社会やっておきたい問題集
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        記事

          僕が本当に感動した唯一の入試問題

          残念なことだが、学校の教科書に載っている文章や入試の現代文の問題に使われる文章は往々にしてつまらない。文章の全部ではなく一部のみが載せられている場合が多いことや、教育上問題のない中性的な文章しか載らないことが理由としてあげられる。結果、現代文の授業は読書の習慣がない者にとって読書への手引きにはならないし、読書の習慣がある者にとっても面白い時間にはならない。もしくは、そのような中性的な文章を扱うには教師の力量が足りていない。そしてテストで正解として書かなければならないのは授業中

          僕が本当に感動した唯一の入試問題

          読書とは

          読書とは何か。この世には様々な人々がいて、本を読む人もいれば、読まない人もいる。ある種の本しか読まない人もいれば、どんな本でも読むという人もいる。1日で1冊を読んでしまう人もいれば、1ヶ月かけて1冊を読む人もいる。寝ながら読む人もいれば、座って読む人もいる。 いろいろな形の読書があるので僕もひとつ考えてみた。それは「知識である読書」と「経験である読書」。これは読む本の内容とかなり関連があるのだが、読むと知識に直結する読書がある一方で、読んでも目に見える変化が起こらない読書が

          京都最終日

          2泊3日の京都旅行も最終日となった。全員が9時に起き、全員で大浴場に行き、外に出る準備をし、11時にチェックアウト。喫茶店でナポリタンを食べ、レンタカーを借りに。最終日はプリウス。音がなくとても静か。昨日は雨が降ったり止んだりで大変だったが、今日は快晴。嵐山へ。 京都駅からは車で1時間ほどの距離。音楽を流し、ぺちゃくちゃ喋り、やはりレンタカーはいいなと。 嵐山駅付近の駐車場に止め、徒歩で有名な竹林へ向かう。するとすぐに長く続く木の橋が見えてくる。これが渡月橋である。桂川に

          京都2日目

          今日は京都を回り尽くすと朝から息巻いてレンタカーを借り、二条城へ。しかし、到着してみるとガラガラ。駐車場に入るとき、係りのおじさんが寄ってきて言うにはコロナの影響で城の内部の見学はできない、と。なるほど。予定変更。平等院に行くことに。 有名の寺院であるが京都駅からは車で1時間ほど。レンタカーの良いところは音楽流したり気軽に話せるところ。タクシーはそうはいかない。 平等院は教科書で見る姿からより鮮やかな姿へと変貌しており、晴天の下、特徴的な赤がとても良く映えていた。博物館や

          京都1日目

          中学、高校以来の友人2人と京都へ旅行。朝の8時半に東京駅に集まり、東海道新幹線に乗りこみ出発。道中、グーグルマップを使って位置情報を確認しながら、新幹線が富士川を越え、浜名湖を越え、琵琶湖を越えるタイミングで窓の外を眺め、実際に新幹線がこれらの川や湖の上を通っていることを確かめた。これは今後の中学受験指導でとても使える体験である。地図の上での理解より実際に見て理解することの方が大切なのである。実際に東海道新幹線が、うなぎの養殖で有名な静岡県の浜名湖の上を通過していることを見る

          昨日の続き

          演奏が1つ終わると演奏者は立ち上がり4方向に向かって丁寧にお辞儀をした。会場は拍手で包まれた。 それが何回も繰り返され、そのたびに拍手は大きなっていった。僕が知っている曲は最後まで出てこなかったが、彼の演奏はとにかく滑らかでダイナミックだった。 最後には会場の多くの人々がスタンディングオベーションをしていた。僕はスタンディングオベーションは外国人がやるものだと勝手に思っていたので、日本人のおじさんやおばさんが立ちあがって頭の上で勢い良く拍手をしているのを見て少し意外な気持

          昨日の続き

          叔母からもらったチケットは祖母のも含めて2枚。しかし、この時期のイベントに人を誘うのも気が引けたので、1枚は返金してもらった。 会場に着き、ホールに入ってみると1階、2階、3階まで席があるそこそこ大きなホールだった。正面の舞台にはピアノが置いてあり、その向こうには銀色の巨大なパイプが何本もはるか上まで伸びていた。上を見上げると天井はかなり高いところにあり、おそらく音の聴こえを良くするためであろう特徴的な構造をしていた。 チケットには席の場所が英数字で記されていたのだが、人

          サー・アンドラーシュ・シフ

          イベントの自粛期間が延長される中、今日はピアノ・リサイタルに行ってきた。政府がイベントの自粛を求めたこともあり、当然中止になるものだと思っていたが、奇跡的に開催された。場所は初台にある東京オペラシティホール。この時期にわざわざ大勢が集まる演奏会に出掛けていくくらいなので僕の方もさぞかしピアノ好きなのかと思われるかもしれないが、僕自身このようなホールに音楽を聴きに行くのは人生で初めてだ。 そもそも今回のチケットも僕が取ったものではなく、青森に住む叔母からもらったものだった。叔

          サー・アンドラーシュ・シフ

          個人の信用とは

          先日、高校の同級生に会った。そいつは二浪して東京藝大に入ったやつで、もうすでに絵を売って小遣いを稼いでいるという。話している中で僕のバイトの話になった。前に話した通り、僕は中学受験の塾で非常勤講師をしているので、他の学生よりも多く収入があるという自信があった。なので、自分は一定の社会的信用があるつもりだ、と言った。すると彼はそれはお前の能力ではなくその会社がすごいだけだ、と言い返してきた。つまり、僕に収入がある、ということは僕個人の信用ではなく、会社の信用であるというわけだ。

          個人の信用とは

          今勉強していること

          大学生が持っている資産は「時間」である。遊びにも勉強にも趣味にも恋愛にも、あらゆることに使うことができる「時間」は時に、お金よりも貴重な資産である。多くの大学生が遊び、勉強し、趣味に時間を使い、恋愛をする。そこで、僕の勉強の内容について。 大きく分けると2つ。 税理士試験と気象予報士試験。 前者はなんとなく始めた簿記の勉強の延長で。後者は昨日書いた通り、僕は現在中学受験の塾で社会科を教えている延長で。 どちらも国家試験だけあってなかなか難しい。特に税理士や気象予報士を

          今勉強していること

          受験について僕の思うこと

          国立大学の合格発表の時期。 僕はこの春には4年生になるので、受験生だったのは3年前のことになる。ツイッターの方のプロフィールに書いてある通り、僕は都内の私立大学に通う大学生である。しかし、僕もまた、3年前にはこの時期にソワソワと毎日のように日付を確認していたうちの1人であった。 お察しの通り、3年前の僕は第1志望の国立大学に落ち、現在も通っている私立大学への入学を決めた。 僕は日常的な失敗や悔しい思いを引きずらない性格であるのだが、正直なところ、このことについてはかなり

          受験について僕の思うこと

          ダーツ

          今日はダーツへ。 先日、よく行く新宿のバーで酔っぱらった時、店長とのダーツ勝負を約束してしまったので練習を開始。ちなみに、僕が負けるとシャンパンを10本開けるという約束で、僕が勝つと無料で10本もらえるというかなりやばい戦い。店長はかなりうまいのでこちらも練習を重ねなければならない。 しかし、いざ本気でやってみるとなるとなかなか難しい。ダーツといってもいくつか種類が分かれており、僕と店長が勝負するのはカウントアップというもの。カウントアップではダーツを3回ずつ投げ、それを