京都1日目

中学、高校以来の友人2人と京都へ旅行。朝の8時半に東京駅に集まり、東海道新幹線に乗りこみ出発。道中、グーグルマップを使って位置情報を確認しながら、新幹線が富士川を越え、浜名湖を越え、琵琶湖を越えるタイミングで窓の外を眺め、実際に新幹線がこれらの川や湖の上を通っていることを確かめた。これは今後の中学受験指導でとても使える体験である。地図の上での理解より実際に見て理解することの方が大切なのである。実際に東海道新幹線が、うなぎの養殖で有名な静岡県の浜名湖の上を通過していることを見ることが何よりも大切なことなのだ。

そうこうしているうちに新幹線は瞬く間に京都に到着。例年よりもあきらかに観光客は少ない。駅はガラガラでその周辺にもあまり人はいない。

僕らは昼ご飯を済ましてレンタカーを借り、三十三間堂へ向かった。

三十三間堂は平清盛が自らの地位を高めるために、後鳥羽上皇に寄贈した建物で正式には蓮華王院という。建物の中には一体の巨大な仏像と千体あまりの小さな仏像並びに風神雷神像がある。建物内は静かでとてもひんやりしており、独特の空気が流れている。三十三間堂の他にもいくつかの神社をまわったのだが、ここは別格で、特に千体の仏像に囲まれた巨大な「十一面千手千眼観世音」は圧巻であった。

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