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TCA第4回講義

講師は「the Right Design 小川貴之さん」

今回の視点

デザインを”通す”

4つの抵抗の話
「惰性」「労力」「心理的反抗」「感情」
変化が嫌いな人は、上記4つの抵抗があるため、企画が通らなかったりする。

それらの抵抗がある中で企画を通すには、
「理解量」「物量」「継承」「共創」が大事。
ロゴが綺麗に作れることよりも大事。

「理解量」
クライアントの理解が薄い中で作っても理解量がなけれ信頼がつかめない。
故にアウトプットも納得できないものになってしまったりする。
現場に行ったり、商品を作ってみたり、ヒアリングをしたり、クライアントど同じ目線でみることが大事。

→「理解」を示すためのマーケティング手法などを駆使した課題の整理と言語化。

「物量」
これも理解量と同じになるが、物量を出すことで、信頼を得られる。
PLAZAは600点ほど案を出したという。

「継承」
リブランディングの際など、過去のものを継承していること(=ロゴの中に過去のロゴの一部の要素を入れるなど)心理的反抗や感情の要素が取り除かれる。

「共創」
一緒に作ることで、同じ目線やロゴに対しての愛着だったり、そのロゴやブランドに対しての言語化・共通認識を作っていける

私はフリーランスでデザインもやっているが、やはりデザインができる、ものを作れる以前にリサーチやコンセプト設計、ヒアリングなどの量と深みが違う。それゆえにアウトプットが違うし、顧客からの信頼が違う。

もちろんラジオの広告営業の場合も同様だ。

さらに大切にしたいところだし、他者と差を出したい、深めていきたいところだ。

アウトプットとインプット

やはりこのTCAを受講して、誰もが言っているのが、
「インプットとアウトプットをせよ」ということ。

自分は「やろうやろう」とするもやっていないことが多い。気づいているのに。ここをきっかけにしたい。

そのためにやるべきこと

1.考えすぎない。ガンガン出す

2.揶揄は続けているといつかなくなるので無視
これ。いっつもも気にしてしまうこと。続けていれば揶揄する人は黙るし、そのうち差がつく。

3.習慣化。時間が来たら何かを出す。

4.量をこなして一度の失敗を均一化する

5.他人のアウトプットを批判批評しない。

パーセプションチェンジ

パーセプションチェンジは、

マーケティングにおいて、顧客の認識や意識を変化させることを指します。その商品が元々持っていた価値を別の売り出し方をすることで、商品やサービスへの関心を高め、購買やアクションに繋げることができる。

講義資料より

例えば、
ラムネが「子供のお菓子」だったのが、ブドウ糖という成分に注目して「二日酔い・集中に効く」ということで新しい客層を開いたように、

森永製菓 大粒ラムネ


抹茶が、「ゆったり・リラックス」のイメージだったのが、外国ではカフェインに注目して、「SUPER MATSCHA」としてエナジードリンクのように売り出せれているように、

SUPER MATCHA

ただの水が、ライブ会場や居酒屋などでペットボトルの水を持つのが恥ずかしいというインサイトに注目し、「Liquid Death」として、成分を変えずパッケージだけアルコールっぽくしたり

Liquid Death 中身は水

成分や中身はそれほど変わっていないのに、パッケージデザインを変えてみたり認識を変えるだけで新たな顧客層を開拓できることがある。

今回の課題は、それを見つけ、どのようにパーセプションチェンジを起こしていくか?という課題であった。

企画書自体に
①共感させるためのファクトがあるか?
②パーセプションチェンジ自体がそれほどコストがかからないものか
③パーセプションチェンジ自体の影響力の大きさ

が大事な課題だと感じた。

パーセプションチェンジの影響力の大きさはもとより、評価されているものは、ファクトがあり、そしてリサーチがしっかりとなされていたように感じる。私はそこが足りなかった。

自分はこの「パーセプションチェンジ」という言葉を初めて知ったので、こういうことができるということが知れただけでも大きい。

→音声によるパーセプションチェンジってあるのか?事例を調べたい。

以上!


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