おっぱとわたし⑤
こんにちは、zouです𓃰
前回の続きです。
お時間ある方はぜひこちらからどうぞ⇩
今回は、私たちがお付き合いをするまでを書きます𓆸𖥧 𖧧
前回お家に招待されてからも、毎日連絡を取り合い
他愛もない事を話をしたりしていました。
というより、私が一方的に話しているのを聞いてくれている感じでした。
あまりおっぱ自身から自分について詳しく話すことはなく、私から聞いて話してくれるという感じだったのですが
一度だけ彼のほうから過去の恋愛の話が出てきたことがあります。
おっぱは優しいから、なんで彼女がいないのか不思議と言った私に対して、
今まで全部相手からフラれてるから、多分優しくないんじゃないかなと電話越しでも悲しさが伝わってきました。
その時は深掘りしなかったのですが、後々そういうことね!と痛いほどわかるようになるわけですw
ある日いつものように電話をしているときに
また家に遊びに行くことになり、何しようか~DVDでも借りてオールで見るか!なんて話して
その流れで「そのままうち泊まる?」とおっぱから提案がありました。
正直、この時すでに彼を男性として見ていなかったので、何も考えずお友達とお泊り会だと嬉しくなり、即決したのです。
おっぱは私が絶対OKしないだろうということを分かっていたうえで、冗談のつもりで言ったのに
私が即決したので、相当焦った様子で
「無理しなくてもいいよ?来たことあるからわかると思うけど、うち来客用の布団なし狭いから、ベッドで2人寝ることになるからね?よく考えてね?」
と言いました。
「え、全然いいよ~!おっぱだし!何もしないでしょw」とヘラヘラ返しました。
すると、電話の向こうで今までふざけていた口調ではなくまじめな口調で
「私も男だからよく考えて決めてね。もちろん、あなたが嫌がったり怖がるようなことは絶対するつもりはないけど。夜中にやっぱり帰りたいってなっても危ないから帰せないしね。
でも、もしそれでも泊まりに来るっていうなら、私は手だけ握って寝るから。」
…ん?なんで手を握る?(゜-゜)
どういう意味????
よくよく聞いてみると、韓国で男性が女の子を家に呼ぶときに使う謳い文句的なものらしく
日本でいう、うちでお茶していかない?とかそんな感じなんでしょうw
つまり、
普通の男性だったら手を握るだけじゃ終わらないだろうけど、俺は本当に手だけ握って寝れるよ!安心して!危ないやつじゃないよ!ということが言いたかったらしいです。
そんな経緯でお泊りが決定しました°˖*
私は当日夕方まで予定があったので、駅に着いたのは日が暮れてからでした。
また駅まで迎えに来てもらい、爆音アパートへ到着。前回同様晩御飯を作ってもらい、DVDを見ながらのんびり過ごしました。
そろそろシャワーどうぞと言われ、浴室に行くのですが…
ここからが大問題。
おっぱの家はユニットバスで、トイレが一緒になっています。
私はユニットバスの家に住んだことが無く、かなり抵抗があるのですがそんなことよりも衝撃的な光景が広がっていて…
それはもう…もう…信じられないくらい
カビの巣窟。ちなみに私は軽度の潔癖症です。
いや、彼がそれほど不潔にしているという話ではなく完全に家の問題
(※潔癖の方はココから下は発狂案件です…)
換気するにはあまりにも小さく開かなすぎる窓。
シャワーヘッドが交換できないカビだらけの水圧最弱シャワー。
水はけの悪すぎる床。いくら掃除しても匂う排水溝。
発狂寸前
しかし、言えない…!!!!気合いでシャワーを浴びました🙄
出るころには瀕死。
入れ違いでおっぱがシャワーをあびている間、私は精神的にやられていまして、あの場所にいきたくないトイレに行けない…どうしようとずっと考えていましたw
その後もDVDを見たりゲームをしたりすごく楽しい時間を過ごし、寝る時間になりました。
寝ようと布団にもぐろうとすると、おっぱから話があると呼び止められました。
「本当に大丈夫?わたし床で寝ようか?」と聞いてくれました。
なんかここまで気を遣ってくれてるのに、信用しないわけがないだろうと思いつつ、大丈夫だよと言いました。
すると
「えっと、本当に手だけ握って寝るんだけど。
あなたを家に呼んでお泊りに誘ったのは、男嫌いを少しでも治してあげたくて。そんな男ばっかりじゃないよって言うのがわかって、少しでも生きやすくなったらいいなと思って誘ったんだ。
まさかOKだとは思わなかったけど。
でもわかってほしいのは、私も男であることには変わらなくて魅力的な子が横にいて何も感じてないわけではないということをわかってね。」
と言われたのです。
もうこの人は大丈夫だと思ってベッドに入りぬくぬく…
ん…?魅力的な子って言った…?誰のこと…?ん?んん?(・・?)
急に恥ずかしくなって、頭をぐるぐるさせていると本当に宣言どうり手を握られ戸惑っていると
すぐに横から寝息が聞こえてくるわけです。
もう
寝れるわけがありません。
その後、おっぱの寝息を聞きながら何時間もずっと天井を眺めていました。だんだん外が明るくなってきたころ、トイレに行きたくなりそっと音を立てずにベッドを出ました。
あんなに行きたくなかったトイレに、30分くらいこもっていろいろ考えてしまっていました。
自分は何も考えずに来てしまってたけど、大切な人にすごく気を使わせてしまってたのではないか。そもそも友達なのかどうかもわからなくなってしまって、すごく失礼な事をしてしまっているのではと罪悪感でぐるぐる。
まだ一月だったので寒さに耐えられなくなり、とりあえずベッドに戻ろうと
トイレからそーーーっと出ると、なんとびっくり
おっぱが起きていて「大丈夫?眠れてないでしょ?どうぞ」とお茶を淹れてくれていました𓂃 𓈒𓏸
どうやら私がベッドから出た瞬間から起きていて、あえて声をかけずに私が出てくるのをずっと待ってくれていたのです。
「はじめてのお家だからなかなか眠れなくってごめんね〜」と気持ちを隠しながら、ささっとお茶を飲んで再び寝ようとすると
私のために電気毛布をつけてくれていて、じんわりあたたかい毛布にくるまっていると涙が溢れてきました。
私は彼の気持ちはお構いなしに、自己満足で関係を作ってきてたこんな子どもな私に、どこまでも大人で優しくしてくれることに罪悪感を感じてしまい、自然と涙が溢れていました。
急に泣き出した私に気づいたおっぱはずっと黙って手を握ってくれていました。
「このまま少し寝ようね」
と子どもをあやす様に私の背中をさすってくれて、気づいたらそのまま寝てしまいました。
1時間経ったくらいで目を覚ますと、おっぱは起きていて手を繋いだまま横にいてくれました。
少し寝て落ち着いた私をみておっぱが口を開きます。
「ほら、手だけ繋いで寝るって言ったのは本当だったでしょ?」
笑いながらそう言った彼をみて、どうしてこんな優しいんだろう…これが大人の余裕か…と感心しましたね。
でも私は子どもなのでどうしてもモヤモヤしてたので思い切って聞くのです。
「おっぱはさ、私のことどう思ってるの?その…魅力的な…みたいなこと言ってたけど…」
すると
「はぁ…それ聞いちゃうの?w
私あなたの為にすごい頑張ってたんだけどー!
でもそれ言ったら、あなたは怖くなっちゃってこの関係終わっちゃうだろうから言うつもりないよ。
あなたとの関係が終わるくらいなら、わたしはこのままでいい。」
それを聞いてひどく胸をうたれました。
今までもそうだけど、これからの人生もここまで深く人と向き合える人に出会うことってそんなないだろうし
ましてや、その人と深い関係になれるチャンスなんて二度とないかもしれない。
私が今彼のことを男性として大好きか?愛しているか?と言われるとわからないと言うのが正直な所だけど
今までおっぱが私の支えになってくれてたように、少しでも彼の支えに私がなれるなら!と思って
私から彼氏になってくれる?と言いました。
おっぱはすっごい驚いてましたねw
男嫌いの私から彼氏になってくれと言われるわけですからw
その瞬間から私達はお付き合いすることになったわけです𓂃 𓈒𓏸
まぁ長くなりましたが、こんな感じです。とにかく当時は優しさの塊で感動の連続でした☺︎
この日から私達には障害がいくつも立ちはだかるわけですw
今も変わらず障害だらけで、心が折れそうになりますしこんなになると知っていたら、付き合わなければよかったとすら思うこともありますw
ですがこれもきっと運命なのでしょう
その障害についてはまたおいおい書いていきますね𓂃 𓈒𓏸
お時間ありがとうございました𓅼
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