【写真展】In a well | Takuya Maeda
友人で写真家の前田拓也さんのIn a wellという展示を見てきました。
photo by miu kurashima
コントラストが濃く鮮やかでダイナミック。
一方、どこかハッキリとしない抒情性を感じます。
夜に差し掛かる直前の夕暮れ
陽が当たらないビルの隙間の影
どういうものなのかハッキリしないが構造としてかっこいいもの
まるで印象派の画家のような筆裁きの点描
青がとても鮮やかで多彩でこんなにいろんな色があるんだと特に印象に残りました。現実で見る色よりもまるで思い出した時の風景のような。
永遠に続く時間の中で、彼は目の前のものをあきらめないで/短絡的な答えを付与しようとせず、ずっと奥底にある到底言語化できない真実を覗き込むような諦めの悪い眼差しで撮っているのではないかと思いました。
「それつまんなくないですか」「これおもろくないですか」が口癖の彼らしい写真や展示が見れた気がしました。展示ディレクターやミュージシャン、アートディレクター、映像作家が関わっていて、それぞれのキャラがうまくコラボされているようで、彼らしいただの写真展ではない展示でよかった。
渋谷ヒカリエで7/12まで開催中です。
最後に宣伝になりますが、独立にあたり彼のウェブサイトを担当させていただきました。
デザイン、構築したのでよろしければ見てください。
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