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雑感|【ペーパーマリオRPG】⑨クッパがラスボスじゃないの…??


ペーパーマリオRPGプレイ記⑨

(ネタバレあり)
スターストーンがすべてそろいました。幕間で動いていたピーチ姫、クッパ、ルイージ三人の物語もクライマックスに入り、いよいよそれぞれの冒険譚がここに交わろうとしています。(ルイージ以外)

当初の目的の通り、1000年のトビラにスターストーンをかざし、最後のダンジョン「やみのきゅうでん」への道を開きました。


1|兄の強さを思い知れ

いやぁペーパークラフト風の建物もすごい豪華…

ここまでの大事な話を諸々端折りますが、道中何度も登場していたカゲ三人組は、どうやらこの宮殿側の勢力らしく、バツガルフの狙いはここにピーチ姫を連れてくるためにカゲ三人組と協力関係にあるっぽいです。

それなら、このステージの基本パーティはビビアンでいいな。おぽのは「宿命の対決!」とか、「因縁の決着!」みたいな展開が大好き。特に寝返りキャラは入念にそのキャラクターの関連性を調べたうえで因縁の相手にぶつけるのが大得意です。

業が深いことよ。

やみのきゅうでん、ダンジョンとしてはもちろんクライマックスで、道中も強敵がズラリ。柱ですら豪華な飾りつけがされていますが常にステージは薄暗く、緊迫したムードが漂います。

そしてその奥には第一のボスとも呼べる巨大な黒い竜が待っていました。

いや、登場の角度が一緒~。

あの今作最初のボスを務めた「ゴンババ」の色違い…兄竜「ブンババ」が立ちはだかります。HP80、こうげき力8、ぼうぎょ力2。

妹竜ゴンババの敵討ちと意気込んでますが、所詮ゴンババを二回り強化したような敵です。しかも、彼女がやってきたような駆け引きもしないし、観客を食べたりもしません。

いやぁ武力一辺倒の兄貴ではマリオの相手は少々荷が重いですな。ここで苦戦するようでは最終戦なんてはるか彼方。ムキムキボディでサクッと撃破してしまいます。

ボスラッシュは続きます。


2|名前をあげなくて本当に良かった

宮殿の庭にそびえる塔とその謎を解き明かし、ピーチ姫を探すべく、さらに深く潜れる地下に続く道が開かれます。

その行く手を阻むのが、ここまで何度も邪魔をしてくれた「カゲ三人組」です。待ってました、ビビアンをぶつけるチャンス!

フ、フランクリ先生!?
へんそう!?誰!?
知ってた。
ランペルのこういうトコ好きよ。

マジョリン、マリリン、ランペルとのチームバトル。

ところでこの場面ランペル。マジョリンに苛め抜かれて成長したのか、全然名前を憶えてくれないからって何度も「自分はランペル」という主張をします。

あの、マリオの名前を奪おうとしていたランペルが!

これまで徹底して名前を隠してたキャラが、名前を自分からオープンにするようになっているのが変にぐっと来てしまいます。自我の成長といいましょうか。赤の他人自身に「成り代わる」のではなく、他人に「変装」することを特技としているところとかいいと思います。アイデンティティが目覚めとる。

ま、それはそれとして手心なんぞ加えずコテンパンにしてやりましたがね。


3|君だけシリアスなのなんなの

カゲ三人組を乗り越えた先、ついに追い詰めたメガバッテンの総統「バツガルフ」。脳みそあたりをコンピュータに置き換えているインテリ系魔術師です。

余談ですが、フィクションでよくある脳みそにコンピュータを埋め込むやつ…あんまり効率良くないと思うんですよね。人間の脳の記憶容量がコンピューターを遥かにしのぐサイズと言われているのは、みなさんご存じかもしれません。処理速度も抜群。コンピュータにはできない領域の処理ができるのが脳みそ。しいて言うなら替えが利かない最大のデメリットがありますが…。

やるなら(例えばイメージしやすそうなSIMカードのような奴を埋め込んで)どこかのサーバーと接続するとかにした方がよさそう。サーバーメンテナンス時に役に立たなくなるのは目に見えてますが。

さすが頭脳がコンピュータ並みの人の考えることは違うなぁ!

バツガルフ、せっかく配下にペケダーとか、ぐんだんいんとか、間抜けなギャグキャラが多いのに、彼だけずっとテンションがシリアス。

さてさて、ここもムキムキボディでパパっと片付けてラスボス戦の準備…。

シリアスキャラだから平気で卑劣な策がとれる。

ついに再会できたピーチ姫ですが、バツガルフの最後の策、「人質に手を出されたくなければ…」をやってきます。小癪な…!そのまま倒されていればよいものを…!!

しかしこの卑劣な取引は、すぐに取り潰されます。

シリアスキャラはギャグキャラに勝てない法則。

文字通りクッパにつぶされたバツガルフ。

いやーいつ出るのかと待ってました、やっぱりマリオの敵はクッパじゃないとな…。ギャグもシリアスもこなしてしまう宿敵。本気のクッパとカメックババとの対決。しかも、バツガルフ戦でボロボロになったまま突入です。

くぅ~卑劣、"正々堂々"と卑劣。

人質とって倒そうなんて悪党の底が見えますよ!やはり「弱ったところを徹底的に叩きのめす。」これですよ。

ボスとしての貫禄見せてもらいましょう。

では早速ムキムキボディ、と言いたいところですが先の戦いで消耗していてすぐには使用できません。あと最初のターンは必ずクリスチーヌの『ものしり』でコメントをもらいたいのでろくな攻撃ができないまま2~3ターンしのぐことになります。

当然のように強力なクッパと、カメックババのサポートによる波状攻撃。

ですが、ここまで切り抜けてきたマリオであれば、それぐらいのことは物ともしません。華麗にガードして、ぎりぎりの中を耐え抜きます。そうやってつかんだ勝機を逃すことなく、反撃に移りました。

勝ち。

4|世界がカゲに包まれて

ピーチ姫救出、と思いきや、実はまだしぶとく生き残っていたバツガルフがピーチ姫を攫い奥の部屋へと姿を消します。

その先には、謎の棺。

バツガルフ曰く。

棺には伝説の魔物の魂が封印されており、スターストーンはそれを解くカギの役割でした。棺から復活した魂の依り代に使うため、ピーチ姫を攫っていたのだということが判明。

スターストーンはマリオがしっかり持ち込んできてしまい、ピーチ姫も今の今まで助けること能わず、すべてはバツガルフの筋書き通りに進んでしまいました。

棺から復活したのは「カゲの女王」。尊大なしゃべり方をするコズミックホラーチックな存在です。

こいつがラスボスか~。

なんて暢気に構えてたら、こちらとの戦闘が始まる前に、ピーチ姫を乗っ取り始めました。

待って待って、出てくるところからやり直して!

時すでに遅し。バツガルフの野望達成まで秒読みとなりました。


次回は長きにわたる感想まとめ、最終回です。


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