居酒屋のごはん

私は食べるのがかなり遅い方である。

なので、一人1品のノルマが必然的に課せられるようなレストラン的なお店で人とご飯を食べるのは、プレッシャーがかかってしんどいときがある。

仲の良い友達や食べるペースが同じような相手ならいいが、そうじゃなかったら途中から「早く完食しなければ」という焦りで味がしなくなる。

バイト先のまかないを食べるのもあまり得意ではない。

中学のとき班でお弁当を食べるのもやはり遅かったので毎日残して家に帰って残りを食べた。

とにかくご飯を食べるときに時間を気にしたくない。時間を気にして食べるとおいしさが半減してしまうから本当に勿体ないと思う。

しかし、大人には居酒屋がある。

居酒屋は上記の懸念点を完全に払拭してくれる。

だから居酒屋のごはんは最高。。

まず、

①長居前提

基本的に人と居酒屋に行くときはゆっくりお酒を飲みたいという前提があるので、「はやく食べなきゃ」となることがない。完全マイペースにお箸を進められるし、テーブルにごはんがないときはお酒を飲むというかんじで、向こうが先に食べ終わって私が食べ終わるまでの時間スマホを見て時間を潰すというようなあの気まずい時間はまずないのだ。

②自分が食べるべき量のノルマがない

長居前提で何品も頼むしそれをシェアしたりするので、自分が食べる分のノルマが明確ではない。「頼んだけど正直お腹いっぱいやな…」となり箸が止まっても他の人が食べてくれたりする。

②色んなごはんをちょいちょい食べられる

「これが食べたい!」という具体的なメニューが浮かばないときでも食べたい度が5~7割の品を複数食べることにより、結果高い満足度が得られる。また一品の量がそこまで多くない(ことが多い)ので複数頼んでも完食しやすい。そのため、好奇心に任せて知らない料理を頼んでみるという冒険もしやすい。


以上の点から私は、お酒はそんなに飲めないくせに居酒屋でごはんを食べるということをかなり気に入っている。

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