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業務に役立つリンク一覧(MS-Office編)

*最終更新:2024/03/05
:Excelで、「複数の項目選択リストを連動させる方法」を追加。  


※このページには、随時さまざまな内容を追加予定です。
トップの画像はフリーの写真提供サイト、「ぱくたそ」の、「部署のチームで会議をする様子」の写真素材です。


MS-Office共通の事項

MS-Officeのファイル履歴の削除方法

Officeではファイル履歴が残るため、自分のパソコンでルーティン業務の記録ファイルは、開くのが楽である。ただ共用パソコンなどでは、あまり望ましくないと思われるので、履歴を残さない(≒非表示にする)設定とする、時折ファイル履歴を削除する(あまり見られなくないファイルを開いた場合など)、ことがよいかもしれない。

ダミーデーターの挿入方法

WordやPowerPointのテキストボックス、あるいはExcelで、完成時のイメージ確認やスペース確保用として、適当な文章や数値を入れておきたいことがあります。
そんなときには、ついつい「ああああ」とか、「1111」とやりがちなものの、全く見栄えがよくなく、他の人に確認してもらうときにちょっとはずかしい―となりがちです。
そんなときに、WordやPowerPointでは適当なデモ文章を、Excelでは適当な数(乱数)を入れる関数があります。

日本語で、それなりに意味のありそうな文章を必要とする場合は(Webサイトのデザインで、完成時のイメージ確認用などか?)、著名作品から指定の長さの文章を抽出してくれるサービスもあるようです。
あるいは、自分で文章を登録することもできるようなので、自作の論文や小説でも可能です(?)。

他にも下記のように、「あて名シールや領収書などの作成」を試したい場合、印刷具合いの把握などで実在の個人情報をいきなり使うのは、さすがに控えるほうがよいところです。
そんなときには、以下で「(疑似)個人情報」も作成できるので、こちらでデザインやレイアウト確認などを行うことができます。住所や電話番号、血液型やパスワードなども(良い意味で)適当に生成してくれます。

いろいろなサービスが、世の中にはあるものだー。

AcrobatでのPDFファイルの設定変更の方法

こちらは直接にはOfficeではないですが、Officeと関係して頻繁に使う、PDFファイルの設定変更方法です。ファイルを開くときにパスワードを設定することはよくありますが、「印刷を許可しない」とか、「印刷OKでも低画質まで」、更には「内容のコピーを認めない」(たぶん)設定とすることもできる、ということは、知りませんでした。

他にも、PDFファイル自体はすぐに and/or 簡単には編集ができないため、配布にあたって作者が意図しない内容変更を防ぐことができます。
とはいえどうしても、内容チェックなどでPDFファイルをやり取りすると、どこに修正を施したか比較したいこともあります。Acrobatでは、そうしたときに2個のファイルのチェックができる模様です。

Microsoft Word関連

Wordに貼り付ける画像の画質を維持する方法

写真を貼り付けたWordファイルでは、貼り付けたWordファイルのサイズが、(もとのテキストベースのWordファイルのサイズ+写真サイズ)よりも圧倒的に小さくなっていることも多いです。
これは、Wordのほうでファイルを自動調整(≒圧縮)するためであり、メール添付する場合は扱いやすいものの、このまま印刷を行う場合には、写真部分が粗くなってしまう可能性が高いため、特に製本などを業者に依頼する重要な場合では、上記をチェックしておくのがよいです(大失敗の前例あり)。
このあたりの詳細は、以下よりご確認ください。

※途中から設定を変更しても、それまでに挿入していた画像の解像度は変わらない(未確認)?この場合は、画像を入れ直す必要があるかもしれません。

Microsoft Publisher関連

名簿から、全参加者のネームプレートを作成する方法

「Excelファイルにまとめている、会合の参加者200名のネームプレートを作りたい。記載したいのは参加者の、所属と役職、氏名」ということは、往々としてあります。そのようなときに「差し込み印刷」を使うと、「ネームプレート印刷用のラベルシートに、Excelのどの列のデーターを、『氏名のテキストボックス』に、どの列を『所属用のテキストボックス』に割り当てるか」といった指定を行うことで、簡単に対応できます。
Excelファイルで修正・追加があっても、毎回ファイルを読み込むため自動的に更新されます。
もちろんMS-Wordでも同様なため、一例として講演会の案内文書で、冒頭の所属と氏名を、参加者ごとに載せた印刷もできると思われます(試したことはない)。

MS-Publisherは、Officeの中では印刷がメイン目的のアプリケーションとなっており(PowerPointはプレゼンテーション用で、印刷が主目的ではない)、例えば市販の名刺シートを登録すると、切り取り線✂や余白を自動設定してくれます。
そのため、ほぼこの目的で使っており、「不満は皆無ではないが、まずまずだな」と思ってはいますが…Publisherを使っている人は、いまだに他に見たことがありません。
そのため、他にもっとずっと優れた方法があるのかとも推測されます。

Microsoft PowerPoint関連

PowerPointで、「ファイルを開く日の日付」を入れる方法

日付を入れたい箇所で、[挿入]タブから[日付と時刻]ボタンを選択。
「自動的に更新する」にチェックを入れてから、ダイアログから、適切なフォーマットを選択する。
これで、「ファイルを開いた日」の日付が入るため、発表用テンプレートなどで入れておくと、講演の日付を確認しなくてもよい。

「初心者にもわかるPowerPointの使い方」より。

PowerPointのスライド番号を入れる方法

PowewPointでスライド番号を入れておくことが多いと思うが、その際には以下を確認しておくと、参考となるかと思われる。

「このスライドに進む」ボタンの作成方法

PowerPointで、「このスライド数枚は、時間に余裕があれば紹介したい」とか、「時間が足りなくなりそうなら、3章と4章はとばして5章に移る」などを検討することもある。まあ、数枚くらいならクリックし続ければよいが、今一つ見栄えがよくない。
そうなりそうな場合には、「このスライドに進むボタン」を作成しておくと、ボタンを押すと直ちに移動が可能である。スライドの指定では、タイトルやプレビューもあるので、確実に指定できる。
なお以下では、「空白のボタンを作る」で自由にカスタマイズしているが、「最後のスライドに進む」くらいなら、動作設定ボタンで設定済みのボタンもある。

PowerPointの「発表者ツール」を、Zoomでの発表でうまく使う方法

PowerPointの「発表者ツール」を使うと、原稿内容や口頭で補足する資料(余談やミニギャグなど)を確認したり、現在の発表時間の確認ができる。
しかしZoomでのオンライン発表では、「見えている画面が、そのまま全参加者に配信される」ため、なかなかうまく使えない(ギャグも興ざめ🦈となる)
ただうまくやれば、発表者ツールを使うこともできるので、以下を参考としてほしい。

とはいえ、Zoomのアップデートやバージョンなどに依存する可能性もあるので、事前の接続チェックなどの機会に、必ず動作確認を行うべきだろう。

Microsoft Excel関連

Excelの初期設定の変更について

Excelの初期設定(既定フォント、OneDriveに保存など一切しないのに!)が、今一つ気に入らないものの、どうすれば変更できるのかわからないため、心の中で悪態を言い続けながら使い続けている人もいるかもしれない(私だ)。こうした設定の変更は、以下が参考になると思われる。

グラフのデータ範囲を自動設定する方法

横軸に日付、縦軸に気温を示すグラフ作成用テンプレートファイルを用意しているーとしよう。既存のデータやデモデーターを入れており、データー範囲はこれらに基づいているだろう。

例えば10日ぶんのデーター(A2セル~B11セルに収納)でテンプレートを作成しており、新しいデーターが150日ぶん来たのならば、グラフの各データーで、X:A11→A151, Y:B11→B151といったデーター範囲の再調整が少し手間である。

一方で毎回調整するのは面倒なので、「範囲をA2~B3653までと、とりあえず10年ぶん=3653個ぶんのデーター」で用意しておくと、大部分のデーターが空白であるにもかかわらず、各処理に無為に時間を費やさざるを得ないことが想定される。

このような場合、グラフのデーター範囲を、自動で把握して設定する方法もある。範囲を「名前」として登録し、データーの範囲はOFFSET関数で表される変数となるため、データ数が更新されると自動でグラフのデーター範囲を変えてくれる。
詳細は下記のWebサイトで記してもらっているので、参照しよう。

「1列にデーターが収まっており、途中に空白もなく、最終データーの後には他のデータはない」ことが前提であるうえ、最初は設定が面倒かもしれないが(たぶん間違いない)、身に付けておくと一度は役立つーかもしれない。

※上記サイトの方法では、なかなかうまく設定できない場合は、グラフ上での右クリック: データの選択: データーソースの選択: 各系列の編集で、[X,Yの値]として、[=Sheet1!Data01]など、名前を直接指定してもOK.

Excelのドロップダウンリストで、親項目→子項目を連動させる方法

Excelで項目選択リストを作成することはよくあるが、項目リストA:出身県→リストB:出身都市…などとする場合、Aに対応するBとすると、記入しやすい。
このようにリストを連動させたい場合は、以下を参照。

VBA(≒マクロ)で、「数式のオートフィル」を行う方法

Microsoft製品のVBA(Visual Basic for App.)は、プログラムを組むこととなるため、最初は少し難しいかもしれないが、うまく作成できるようになれば、ルーティン作業の自動化ができ、作業の大幅な簡略化、時間短縮につなげられる。
しかし、「人間でも流れを把握して簡単に行える処理、どう見てもソフトならなおさら造作なさそうなのに、どうやればいいのだ?」ということも、時折ある。

一例としては「数式のオートフィル」で、例えば「『左のセルに2を掛ける』という数式を記入し、それを最後のデータがあるX行めまで行う。データー数は可変のため、Xは処理直前に把握」という操作があるとしよう。

自分でExcelを操作する場合は、「数式を記入したセルの右下の■をつまみ、がーっと下まで、最終行を見ながらやる!」だけで簡単にできるが、類似の操作をVBAで書こうとしても、単に文字を記入させるのではなく、その後に演算を実行させる数式の記入となると、うまい方法が見つからず、なかなか実装できなかった。

ようやく以下を参考としてできたので、忘れる前に載せておく。
こちらの[AutoFillメソッドの紹介]で、範囲の指定で、【変数と文字列の組み合わせ】を用いているところがポイントになるだろうか。

とはいえ、書いていて美しいコードでは全くないのは重々承知しているので、もっとよい方法、そして汎用的な方法があれば、ぜひ教えてください。

なお他にも、「Excel上では容易なのに、なぜかVBAでは円周率を即座に使えない」もあり、「ええと、変数piを用意し、pi=3.14として…あれ、今回は有効数字3桁でいいのかな?」というのも、なんだかもったいない。
正確な値を使いたいときは、逆三角関数を使い、「タンジェントθ=1になるときのθの角度(=45度)を4倍する」しかない模様である。