農家から食卓へ__3_

声楽家、伴奏者、コレペティトールを育てています

自己紹介をします。
声楽家、伴奏者、コレペティトールを育成しておりますコレペティトール香川紀恵です。
国立音楽大学卒業後、イタリア人オペラ指揮者のもとで約30年「コレペティトール」になるための訓練を受け、アシスタントも務めてきました。

音楽大学を卒業するまでの私は「才能」「演奏」に自信が無く、しかし「音楽」は大好きで、「どうしたら今より伝わる音楽が演奏できるのか?」「何をしたら良いのか?」と常に悩んでいました。
そんな私が偶然にも大学卒業直後にイタリア人オペラ指揮者に出会い、「コレペティトール」の存在を知って、何か運命を感じて勉強することにしたのです。

レッスンが始まるとカルチャーショックの連続でした。
それまで学んできたことがどんどんと覆されました。
「なぜそんな音を出す?理由なしに感覚で弾くのではない。理論があるのだから勉強しなさい。」と言われながら、ヨーロッパ流の音楽家の育て方でイチから仕込まれました。その理論とは、日本では学ぶことが無い内容ばかりでした。

無我夢中で5年が経った頃にヨーロッパの一流歌劇場の来日公演が頻繁にあり、パーティーで私の師の友人であるソリストたちの伴奏をする機会がありました。打ち合わせも伴奏合わせも無くぶっつけ本番でしたが、私には彼らがどんな速さで、どんな曲想で歌いたいかも全てわかりました。
以前の私ではあり得ないことであり、訓練によって私が変わったのです。

その時に、以前の私は「才能」と言う前に「知らなかった」だということがよくわかりました。その後ももっと「知りたくて」レッスンを受け続けたのです。

現在は、かつての私のように「音楽が大好きだ。でも才能が無いから十分な音楽表現が出来ない。」と悩んでいる方たちに、必要なノウハウを「知って」「身につける」ことで、大きく変わることをお伝えしたいと思って、指導しています。

また、「オペラは敷居が高い」と抵抗感がある方にも楽しさをお伝えしたくてトーク付きのコンサートなども企画、出演しています。

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ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場の来日公演の際、ソリストによる公開レッスンの伴奏。
1996年~1998年 ウィーンでの演奏会 Japan Tunesに参加(出演、企画、編曲)
1999年~2007年 ヨーロッパで開催されたMasterclass Opera Internationalに参加。イタリア、スペイン、スロヴェニアの歌劇場でのオペラ公演、演奏会に出演。
2015年、2019年 シンガポールThe arts houseでの演奏会に出演。
2017年よりホールセミナーを開催。
国内でもオペラ公演、演奏会に多数参加。

現在は声楽家、コレペティトール、伴奏者の育成の他、ピアノや合唱の指導をしている。
公演の企画・出演をしており、多くの方にオペラの魅力を知っていただくために解説付きのサロンコンサートの開催に力を入れている。
2016年より「伴奏セミナー」「オペラセミナー」を各地で開催。
2020年よりオンラインで「オペラセミナー」「オペラ勉強会」を開催。
全国からレッスンやセミナーに参加していただいている。

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