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教えるでも、与えるでもない、“耕す”人々。越境体験プラットフォームOpenWorkingを運営する「ファーマー」とは

OpenWorkingとは
働く人があらゆる「枠」を越えて学び合うことのできる、越境体験プラットフォームです。2022年4月よりサービスを開始し、業界や職種、世代を問わない6社24名の参加者が集まりました。経営層との壁打ちや、他社の実際の業務にチャレンジするなど、一人ひとりが自身の意志で道を切り拓き、6か月後に掲げたそれぞれの山頂を目指していきます。


OpenWorkingの「越境体験」と「コミュニティ」について


そもそも我々が言葉にしている「越境体験」とはなんでしょうか?
それは、普段慣れ親しんでいる価値観・環境からあえて遠いところに身を置き、自分自身の固定観念を打ち破り、新たな視点での学びを得るというもの。

OpenWorkingでは、6カ月間を通じて自分自身の固定観念といった「枠」、企業の文化や常識といった「枠」を越え、自分らしい成長を自らでデザインしていく力を身に着けていきます。

そんな越境体験を提供するOpenWorkingに欠かせないのは、企業や職種、様々な垣根を越えて学び合う「多様性のあるコミュニティ」の存在です。

実際に、今年4月から始まったOpenWorkingの参加者属性をみてみると、企業や業種が異なるのはもちろんのこと、年代も20代から60代、勤務地も日本各地から、職種もフロント部門からコーポレート部門まで様々。
普段自社内であっても関わることのない者同士が一堂に集まっています。

OpenWorking参加者は、何か大きく環境を変えることなく、日常的にOpenWorkingのコミュニティの場に赴くだけで、異なる価値観や刺激を取り込むことができます。
いわば、非日常な越境体験が、日常的に起こっているのがOpenWorkingなのです。

成長のための土壌を耕す人「ファーマー」の役割


日々そうしたコミュニティを運営し、参加者にとっての成長のための土壌を耕しているのが、私たち運営スタッフである「ファーマー」です。
多様性あるコミュニティを運営する上で、ファーマー自身も、経歴も性別もさまざま。ただ一つ共通するのは「新しい成長の場づくりに挑戦したい」。
そんな思いを抱えたメンバーが日々OpenWorkingを運営しています。

OpenWorkingを運営するファーマーのメンバー

成長のための土壌を耕す_一体どんな役割や機能を担っているのか。
ファーマーの仕事を二つの側面から解説してみたいと思います。

ファーマーの役割① つなげる


OpenWorkingでは、参加者ご自身にとって、「当たり前」であることが、ほかの参加者にとって今までなかった「新たな気づき」として価値を持つことが日常茶飯事です。
あえて異なる価値観、異なる強みを持つ同士がつながることで、一人では難しかった課題解決が進んだり、自社だけでは成し得なった新たな価値が生まれることを期待できます。

ただ、自分自身の「当たり前」が、他者にとっての「新たな気づき」になるとは、誰しも思えないもの。
そこでファーマーが登場し、自分自身ではつながることのない参加者を「つなげる」のです。

OpenWorkingでは参加する皆さん一人ひとりのインタビューをじっくり行い、それぞれのキャリアの中で積み上げてきた経験、そこから得た財産、現業の中での課題感、そして今後のビジョンをお聞きします。
一社でキャリアを積み上げてきた人もいれば、新たに転職をしたばかりの人、定年再雇用で精力的に働きつづけている人など、それぞれの人生やキャリアの中で紡いできた経験値や物語がOpenWorkingには蓄積されていきます。

例えば、コロナ禍で入社したばかりの新卒2年目の参加者。先輩社員も多い中で、自分自身が何か発信できることがあるのか?誰かに気づきを与えることができるのか?と悩んでいらっしゃったところ、リモートでのマネジメントに課題感を感じるB社の管理職の方とつなげることがありました。
違う会社だからこそ、それぞれの立場で思っていることを本音で相談し合い、よりよい働き方ができるような新たな気づきを相互に持ち帰っていただくことができました。

ファーマーはコミュニティ全体を俯瞰しながら、「この人とこの人が話したら面白いかも」「この人のもっている独自の経験、この人がきっと喜ぶはず」などを考えながら、出会うことのなかった人同士をつなげるお手伝いを6カ月を通じて行います。

ファーマーの役割② みまもる


OpenWorkingでは何かを教える「講師」やカリキュラムは存在せず、一人ひとりがいわば真っ白なキャンバスに自分自身が思い描くありたい姿を描き、自律的に成長機会を創りあげていく場となります。
自分自身に「どんな挑戦をしてみたいか」を問いかける、実際に動いてみる、そこで得た気づきを振り返る、次のアクションにつなげる―そうしたサイクルがOpenWorkingでは続いていきます。
とはいっても、実際に本業と両立しながら、一人で挑戦し続けるのは難しいもの。

日々の業務に追われると、自分自身と向き合う時間がとれない_
ゴールは描けても、最初の一歩目の踏み出し方が分からない_
やりきったアクションの達成感はあるが、次の二歩目、三歩目に戸惑う_

人それぞれやってみたいことはあっても、日々忙しく業務に奔走される参加者も多い中、壁にぶち当たって立ち止まってしまう人も少なくありません。
そんな時は一緒に課題を見つける、アイディアの引き出しになる、得た気づきを一緒に言語化するなどのバックアップを全力で行います。

あくまでも参加者が主役になって、自律的に成長をデザインできること。
OpenWorkingでは、それぞれの参加者の成長に伴走する形で、障壁を感じる参加者にそっと寄り添い、時に同じ目線で考え、一緒に動き、次の一歩が踏み出せるまでを見守ります。

誰もが「自分らしい成長を自らデザインできる場」を目指して


OpenWorkingは参加企業の皆様からのサポートのおかげで、今年の4月から実際のサービス運営が始まりました。

今後、多拠点展開なども計画していますが、私たちが見据えるのはもっと先の広い世界。人生100年時代、分散型の働き方や、本業を持ちながら、第二の活動をする『パラレルキャリア』が当たり前になる社会が必ず来る。
その時「OpenWorking」のような働き方がスタンダートになってインフラのように機能する世の中にしていきたいと願っています。

働き方改革やコロナ禍で、働き方も個人の価値観も大きく変わり始めた時代。まだ始まったばかりのOpenWorkingですが、いきいきと「働くを愉しむ」人々が溢れる社会を実現するべく、ファーマーは今日も“耕し”続けます。

OpenWorkingにまつわるお問い合わせはこちらから!


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