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例えるのなら、”山登り”。思わぬ景色との出会いも楽しむ、6ヶ月の越境体験を辿ってみよう(前編)

皆さんこんにちは。越境体験プラットフォームOpenWorkingを運営するファーマーです。

OpenWorkingとは働く人があらゆる「枠」を越えて学び合うことのできる、越境体験プラットフォームです。2022年4月よりサービスを開始し、業界や職種、世代を問わない6社24名が参加者しています。エグゼクティブとのグループ壁打ちや、他社で行われている実際のプロジェクトにチャレンジするなど、一人ひとりが自身の意志で道を切り拓き、6か月後に自身が掲げたそれぞれの山頂を目指していきます。

今回の記事では、このOpenWorkingという6カ月の体験が一体どのようなものなのか、
現在進んでいるOpen Working第一期生の方々の体験を交えながら、
前編と後編とに分けてお伝えできればと思います。

OpenWorkingが目指すゴール

記事を読み進めていただく前に、
OpenWorkingでの体験を通じて「参加する皆さんに、どんな価値を提供したいのか?」をお伝えできればと思います。
 
我々が願う6カ月の体験を通じて参加者の皆さんに届けたいこと、
それは「自分らしい成長を自らデザインできる力」を体得いただくことです。
 
働き方や価値観が多様化するこれからの時代。
通り一辺倒の正解がないキャリアや成長について、自分なりに考え行動していくこと、
それが一人ひとりの充実した「働く」や「人生」そのものにつながっていくと私たちは信じています。
 
さて、「自分らしい成長を自らデザインできる力」を得ていただくために
OpenWorkingではどのような6か月間の体験が広がっているのか、
参加者の気持ちになった気分で読み進めていただければ嬉しいです。

6カ月の山登りの入り口Onboardingフェーズ

Onboardingフェーズは、山登りを始める上で必要な準備体操を行い、
最後まで自分自身の足で登りきるための装備を揃えていく一か月です。
 
主にやることは二つ。
一つ目は、一緒に山登りを進めていく他OpenWorking参加者との関係性を築いていくこと。
 
なぜほかの参加者との関係性?という理由は、OpenWorkingという場の価値そのものに直結しています。
それはOpenWorkingの越境体験には欠かせない「心理的安全性」の存在です。
 
Onboardingフェーズでは、まずは自分の好きなこと・わくわくする気持ちなど、
すでに現時点の自分が持っているものからコミュニケーションの輪をひろげることで、
多様な価値観を受容し合える、「一歩踏み出しやすい」環境を皆で作っていきます。
そのため、OpenWorkingで行う自己紹介は「〇〇社で〇〇職を務めている〇〇です。」だけではなく、「昆虫採集が趣味の〇〇です。最近楽しかった仕事の瞬間は〇〇です。」といったように、
仕事とそれ以外の要素が折り重なる形で、互いの「人となり」を知っていきます。 

OpenWorking流自己紹介イベント。企業の肩書や役職にとらわれずに、自分の「働く」を自由に語っていただきました。

このようにして、参加者同士がそれぞれの山登りを応援しあえる「仲間」になることで、これまでの自分にとって「一歩踏み出す」心理的ハードルだったものが、「半歩踏み出す」程度の気持ちで挑戦できる場へと変わるのです。
 
 Onboardingで行う二つ目は、自分の過去・現在・未来を描きながら、自分自身の意志を形作っていくこと。
 
6か月の体験を充実させるために一番重要なことは、自分自身が目指したいと思える山頂を描くことです。
誰かに与えられた目標ではなく、自分自身で考えて決める目標が、Questフェーズ以降の自身を導くいわば“コンパス”となります。
 
そのために、Onboardingの一か月間では過去から現在のキャリアを振り返り、
今の地点から描く目標設定を「私の『働く』ビジョン」として描き起こしていただきます。
 
もちろん、日々目の前の仕事に一生懸命打ち込んでいればいるほど、
自分一人でビジョンを思い描くには手が止まってしまうことでしょう。
OpenWorkingでは、我々ファーマーとのインタビュー・参加者との対話・エグゼクティブとの壁打ちを通じて、一つずつ自分の想いを言語化し、一枚の大きな絵へと落とし込んでいきます。
 
Onboardingフェーズは、それぞれが思い描いたビジョンを見据えながら、
最終的にはOpenWorkingの6か月という期間で達成したい目標設定を行い、
それに向かっていく具体的アクションプランを作るまでがゴールとなっています。

OpenWorking第一期生が描いた、十人十色のビジョンと、いくつかのアクション例

舗装路を行くもよし、崖路を行くもよし!な「Questフェーズ」

さて、次に始まる「Questフェーズ」が約4か月にわたる実際の山登り期間になります。
Onboarding期間で自ら手に入れた自分自身のコンパスと仲間の力を頼りに山頂を目指していきます。
 
どのようなルートを選び登るかは、一つ前のOnboardingフェーズで各々が定めているため、
何一つ決まったシナリオや落としどころは存在しません。
 
まさに自分自身のコンパスを頼りに山を登るのがQuestフェーズとも言えますが、
OpenWorkingではいくつかの舗装路や、ハラハラしてしまう崖路、道中を楽しめる様々な仕掛けが用意されています。
 
「ハラハラしてしまう崖路」の一つを紹介すると、
OpenWorkingでは他社で行われている実際のプロジェクトに単独で飛び込み、自分自身の力試しや気づきを促す「クロスオーバーチャレンジ」というプログラムがあります。
 
自分自身がこれまで培ってきたものが普段と違う場所でも通用するのか試したい、
自分自身の目で新しい外の世界を見てみたい、
確固たる自分の強みを自身で発掘したい、
そんな思いを持った参加者の方々が今期は5社9つのプロジェクトへと挑んでいます。
 
クロスオーバーチャレンジ以外にも、OpenWorkingでは様々なプログラムを用意しています。参加者は下記のようなプログラムを体現しながら、あるいは従来にはない取り組みをゼロから起こしながら、それぞれの山登りを進めていきます。

一人ひとりの山登りを進めていくための枠組み

山登り中腹地点で一呼吸。後編に続く…

Questフェーズでは、ただひたすら闇雲に登り続けていくだけではなく、
一度これまで来た路をみんなで振り返り、
どんな気づきや学びがあったのかを棚卸するチェックポイントも設けています。
 
「中間振り返りイベント」をQuestフェーズの折り返しである地点で開催し、
参加者それぞれの前半戦を振りかえりました。
 
実際に聞こえてきた参加者の声は下記のとおりです。
・当初は自分の「強み」や「価値」が何であるのかに執着していたが、もっと直感的に楽しい
方向に飛び込み、他参加者との交流の中で気づくこと・学ぶことが多いことは意外な発見だった。
・業務が立て込んでしまい、なかなかコミュニティとの交流時間がさけなかった。後半戦は、自社の参加者にも自らが声をかけながら、場をより盛り上げていきたい。
・Onboarding当初は会社から後押しされての参加だったため、戸惑いながらの参加だった。だが、この場で異業種だが同世代という共通項もある仲間と出会うことができ、時間を共有していくことで、普段であればめんどうくさがって蓋をしてしまいがちなことを面白くやろうという気持ちに変わった。
 
それぞれが想定しない思わぬ景色を発見したり、
突き進んだ路が行き止まりになってしまったりと、
山登り前半戦の成果は様々です。
 
そんな中、途中でのルート変更も歓迎されるのがOpenWorking。
自分の足で登った分、自分で気づくことができ、
必要に応じて登山ルートを修正できるのがこのQuestフェーズの醍醐味です。
 
さあ、残り2か月のQuestフェーズ。
果たしてどんな追い込みがあるのか…
思いもよらない金塊の発掘に巡り合うのか…
誰も予想ができない後編へと挑戦は続いていきます!

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