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新執行役員に聞く!これまでのキャリアと入社の決め手

オープンワークには、企業向けダイレクトリクルーティングサービス「OpenWorkリクルーティング」というサービスがあります。「企業コンサルティングカンパニー」という部門が、活用促進や利用企業の採用目標の達成のために、採用活動におけるさまざまな提案を行っています。

この企業コンサルティングカンパニーを統括するのが、今年4月に執行役員に就任した鈴木亮裕です。新卒入社した大企業での営業経験から、海外での事業展開、国内でのベンチャー企業創業経験を持つ鈴木が、次なる舞台としてなぜ今オープンワークを選んだのか。大切にしている価値観や20代から実践するキャリア戦略、オープンワーク入社の理由を紹介します。

鈴木亮裕(すずき・あきひろ)
執行役員 企業コンサルティングカンパニー カンパニー長
立教大学法学部を卒業後、NTT東日本に入社し法人営業で売上トップに。大手総合人材サービス企業に転職し採用支援事業に従事した後、中国にて研修・適性検査等の事業を行う会社を共同起業。帰国後、組織人事コンサルティングファームを経て、2015年、企業から独立プロ人材を業務委託型でシェアリングする株式会社サーキュレーションの創業期に参画。執行役員としてコンサルティング部門、人事部門、ビジネスディベロップメント部を管掌。IPOを実現した後、2023年10月よりオープンワークへ入社。


将来の夢はアイドル!?  キラキラした世界に憧れて

編)
さまざまな仕事を経験されている鈴木さんですが、もともと目指していた職業について教えてください。

鈴)
すごく昔にさかのぼりますが…物心付いて初めて考えた将来の夢は「アイドル」でした(笑)たしか小学3、4年生の頃だったと思います。

編)
ちょっと意外です…。ちなみに、本気で目指していたのですか?

鈴)
何もわからないながらも、本気で思っていました!

テレビを観る時間が楽しみだった幼少期。当時全盛期だったアイドルや俳優は、テレビの向こう側でみんなオシャレでかっこいい人たちばかりで、全力で楽しいことをしてたくさんお金を稼いでいる、そんなイメージでした。

いま思うと安易な考えですが「これ以上楽しい仕事はない!」と思ったんです(笑)両親にも「アイドル事務所に入りたい!」と言ったこともありました。

編)
ご両親からは反対されませんでしたか?

鈴)
大学まで行ったら好きなことをやってもいいと言われましたね。

ただ、自分も中学・高校に進学する過程で色々考えるようになりました。クラスの中で一番背が高いわけでも、かっこいいわけでもなく、当然モテるわけでもない自分が、テレビのなかでキラキラ輝くかっこいい存在になれるのだろうか、いや無理だろうな、と。

編)
そこですっぱり諦めたのですか?

鈴)
いえ、そこで目指したのがアナウンサーです。

きっかけは高校時代、民放局のお昼のニュースの生放送現場を見学させていただいたことです。「この仕事だ!」と思いました。その後、大学に進学し、勉強したことを活かしていきたい、しかも幼少期から夢見た「テレビに出られる仕事=アナウンサー」という発想でした。

大学3年生からは、ダブルスクールでアナウンサー学校にも通いました。周囲からは「アナウンサーになんてなれるわけがない」と言われましたが、やりたいことが明確にあるのに、挑戦もせずに諦めたくない。大人になることが「身の丈を知って諦める」ことなら、そんな大人にはなりたくない、と意地になってました。

就活では東京や名古屋、大阪のテレビ局の試験を一通り受けました。結果は全てダメでしたが、やりきったという気持ちはありました。

就職氷河期に80社受けて知った「本当にやりたいこと」

編)
その後、就活はどのように進めたのですか? 

鈴)
「やりたいこと=アナウンサー」しか考えていなかったので、その夢が絶たれたとき、他にやりたいことは何もありませんでした。

ただ、当時は就職氷河期。焦りもあるなかで、「やりたいこと」が見つけられないなら自身の先入観を捨ててとにかく多様な業界や企業を受け、「やりたくないこと」を明確にしていこう、そのプロセスの中できっと自分がやりたいことが見つかると信じて80社以上の企業を受けました。

見えてきたのは、「社会性のある仕事」「これが自分の仕事だと胸を張って言える仕事」をしたい、という想いでした。

重視したのは企業の理念やビジョンですね。「自分が当事者となり、社会に対して何か影響を与えうる存在でありたい」ということを強く意識するようになりました。

最終的には、NTT東日本に入社を決めました。社会性の高さに惹かれたのが最大の理由です。当時から事業の社会価値の高さはもちろんCSRにも力を入れている会社だったので、強く共感し、入社を決意しました。

編)
「自分の仕事に胸を張れる」ということにもおのずとつながっていきますね。

幼少期の夢や就活時代を振り返る鈴木。当時好きだったアイドルは安室ちゃんだそう

同期270人の営業トップに。ビジネスマンとしての究極の「安定」とは?

編)
新人時代について教えてください。新卒でNTT東日本に入社して、同期270人のなかで営業トップをとったそうですね。当時はご自身のキャリアについてどのように考えていたのですか?

鈴)
成績やキャリアだけを見ると挑戦心にあふれた人間に見えるかもしれませんが、私は本質的には安定志向です。

ポジティブな陽キャだと思われることも多いですけど、意識的にそう見せています。「ビジネス陽キャ」です(笑)

趣味も少ないし、大勢の人がいるところに自分から入っていくのは得意じゃないです。

編)
またまた意外です。どちらかというと安定を嫌って、いろいろな企業や環境で挑戦しているのかと思っていました。

鈴)
新卒で初期配属された福島支店の法人営業で成果を出し、3年目に本社の代理店営業部の企画業務に異動しました。今はそんなことないと思いますが、当時の本社は激務でした。

ある日、そんな忙しい日々で体調を崩し、2日間会社を休んだことがありました。なんとか回復して職場に戻ったのですが、自分が倒れるまで必死にやっていた仕事は、自分がいなくても普通に回っている光景を目の当たりにしました。自分の仕事観が変わったことを覚えています。

人生の限られた時間のなかで、自分ではない他の誰かでもできる仕事をするのではなく、自分だからできること、本当に自分が信念を持って成し遂げたいことを仕事にしよう―。そう考えるようになりました。

そして、ビジネスマンとしての安定は「大企業という大きな船に乗ることで得られる集団心理の安心感」ではなく、「もし明日会社が潰れても、どこからでも声が掛かるようなビジネスパーソンになること」だと考えるに至りました。

では、ビジネスパーソンとしての「価値」とはなにか?

その自分なりの答えを「希少性」に置きました。代替できない存在、自分にしかないスキルや経験を持った存在になることが、価値の高い人材である。それを実現するためにキャリアにおいてイメージしたのは、「分数の掛け算」です。

希少性を高めるキャリア戦略は「分数の掛け算」

編)
さまざまな経験やスキルの掛け合わせ、ということですか?

鈴)
そうなのですが、ただ転職を繰り返しても希少性は上がりませんよね。

私の場合は大手企業で新卒入社し、同期270人の営業トップをとったので1/270です。例えば、次の転職先で100人規模の職場でトップに立てば1/100です。この経験を掛け合わせると、「2万7千人に1人」の人材になれる、そんなイメージです。

そのためにはまず、どの仕事においても「圧倒的に成果を出すこと=分子を小さくすること」が大切です。そして、その経験を持って新たな環境で挑戦し、そこでの成果を掛け合わせていくことで希少生を高められると考えました。

編)
ロジカルなキャリア戦略ですね。鈴木さんは海外や国内でベンチャー企業の創業も経験されているので、それらを含めると稀有なキャリアですね。

鈴)
私よりも優秀なビジネスパーソンは世の中にたくさんいます。ですが、大企業と成長ベンチャーと起業、日本と海外、営業と企画とコンサルティング、この経験と成果を併せ持つ人材の希少性は高いのではないかと自負しています。

40歳は「キャリアの折り返し」 オープンワークを次なる挑戦の舞台に

編)
さまざまな企業での経験を経て、オープンワークを次なる挑戦の場として選んだ理由について教えてください。

鈴)
代表の大澤とは私が30代前半の頃から、10年来の付き合いになります。年齢も近く、お互いのキャリアや仕事観ついて相談する間柄でした。

大澤がオープンワークに参画し、社長に就任する一方、私も40代になり、次のステップを考えるようになりました。具体的な転職先もほぼ決まりかけていたとき、もともとユーザーとして利用していたOpenWork上で、オープンワークからスカウトメールをいただいたのです。

実は、ちょうどその前日に大澤と別の経営者と会食をしていたんです。不思議なご縁を感じ、スカウトいただいたことを大澤に連絡しました。それを機に、オープンワークの新卒採用領域の課題や責任者を募集していることを詳しく聞きました。

編)
すでに他の転職先も決まりかけていたなか、何がオープンワーク入社の決め手になりましたか?

鈴)
もともと私自身がユーザーだったこともあり、オープンワークが目指すミッションや世界観に強く共感していたこと、期待された役割に対して、これまでの私の経験から期待に応え、結果を出すことができるという思いがありました。

そのうえで、やはり一番は大澤との長年の信頼関係です。「この人の力になりたい」「自分なら力になれる」と思い、オープンワークへの入社を決めました。

編)
入社してから感じる、OpenWorkの強みはどんなところですか?

鈴)
短期的に事業成長できるのはOpenWorkリクルーティングですが、最大の資産は創業時から理念と意志を持って積み上げてきたクチコミデータです。これは唯一無二で、参入障壁の高さの理由ではないでしょうか。

「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」というオープンワークのミッションは、決して簡単な挑戦ではありませんが、オープンワークの仲間となら実現できると確信しています。真面目で、物事に一つ一つ誠実に向き合う社員が多く、心強く感じています。

入社を決める時、オープンワークでの仕事を想像し、すごくワクワクしました。そしてそれは入社した今も変わりません。40歳をキャリアの折り返しと考えると、私にできることはまだまだたくさんあると感じています。

編)
最後に、これからオープンワークをどのような組織にしていきたいですか?

鈴)
ミッションの実現に向けて、オープンワークはまだ挑戦を始めたばかりだと思っています。組織も事業も、成長と変革をし続けていかなければ、ミッションの実現には近づきません。

まずは、オープンワークの社員一人一人が社会課題に立ち向かう同志として切磋琢磨し、やりがいや働きがいを持って取り組む先に、ジョブマーケットの変革という大きな仕事を成し遂げることができるのではないでしょうか。

そんな組織を、今いる仲間、そしてこれからオープンワークにジョインしてくれる仲間とともに実現していきたいです!


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