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#5 Kaori Kitamoto、ビジネスマネージャー、そして母としての働き方

こんにちは!
オープンルームでインターンをしている、モデルのケイシーです。

こちらの記事では、ビジネス経験ゼロのモデルの僕が、スタートアップ界隈で難関と言われる不動産業界のDXに挑む、グローバルベンチャー企業で働きながら、不動産業界、DX、そしてSaaSビジネスについて学び、オープンルームの取り組みについて発信しています。

今回で社員インタビューシリーズは一旦最終回となります。紹介するのは、ビジネスマネージャーのKaoriさんです!
CEOのToyoさんと一緒にビジネス領域を担当しながら、会社のバランスを取ってくれている存在の彼女ですが、子育てをする母としての顔もあります。
仕事への取り組み方、そして家庭との両立方法を深掘りしたいと思います!


「カスタマーサクセス」へと繋がるさまざまな経験

C: よろしくお願いします!

K: お喋りが得意じゃないので少し緊張していますが、よろしくお願いします!

C: どうぞ気楽に!(笑) Kaoriさんとは業務上のやりとりをすることは多いですが、知らないことも多いので、お話を伺えるのを楽しみにしていました。

K: そうですね、リモートワークだとなかなかお互いを知る機会がないですよね。でもCaseyのインタビュー記事を通して、他のメンバーのことも深く知る機会になってます!

C: 良かったです!他のメンバーからも同じような声を貰っていて、僕も嬉しいです。
それでは質問に移っていきたいのですが、まず、Kaoriさんはどちらにお住まいなんですか?

K: 私は京都です。京都で生まれて、高校卒業まで京都で育ちました。

C: そうだったんですね!大学ではどちらに?

K: カナダの大学に留学していました。バンクーバーから車で4時間ほどのカムループスという街です。

C: 専攻はなんだったんですか?

K: ホテルアンドリゾートマネジメントの勉強をしていました。幼いころから英語が好きでスクールに通っていたのもあり、留学したいと思ったのがきっかけです。

C: なるほど!どうしてその勉強をしようと思ったんですか?

K: それまでは英語が好きだからという理由で勉強してましたが、いざ大学を選択するときになると、何を勉強しようかって考えるじゃないですか?そのとき考えたことが今の仕事にも通じるんですけど、私は人が好きでそれを仕事にするなら接客が多い観光業かなと思ったんです。

C: 実際に留学してみて、ご自身の関心にあう内容でしたか?

K: そうですね、面白かったです!マネジメントなので経営学をメインに学ぶんですけど、夏休みにプラクティカムと呼ばれる実習を行うことで単位を取れるインターン制度があったんですね。私は帰国とあわせて京都のホテルで実習をして、とても良い経験になりました。

C: 一石二鳥ですね!大学卒業後のキャリアもそちらの方面に進んだんですか?

K: そうですね。インターンの経験を経てさらに関心を強めて、日本で就職をしようと思って帰国したんですけど、就職氷河期に加えて卒業の時期が日本の大学とは異なることも重なり、新卒採用の時期に応募が出来なかったんですよね。だから社会人経験がないにも関わらず中途採用枠への就職活動を求められ、かなり苦労しました。最終的には契約社員として旅行会社に就職して、キャリアをスタートしました。

C: 確かに当時は今と比べると正規で海外留学する人も少ないでしょうし、かなり大変でしょうね...その仕事はどれくらい続けたんですか?

K: 1年契約を1〜2回ほど更新しましたね。その後にサービスオフィス業界へ転職して、そこから正社員としての本格的なキャリアがスタートしました。今でいうシェアオフィスみたいなものですが、結構豪華なオフィスを間仕切って貸すのに加えて、受付や秘書業務の代行を行う会社でした。

C: そこではどのような仕事をしていたんですか?

K: 最初は受付として入社して、来客や電話対応のほかに秘書業務の代行サービスを提供するような仕事でした。その後、社内でキャリアアップを目指して店舗マネージャー職に就きましたが、オフィス賃貸の営業活動がメインになりつつも既存顧客への深耕営業を継続しながら、さらに採用からチームマネジメントまで広い範囲をカバーできて面白かったですね。考えてみれば今の働き方にも近いような。

C: 確かにそうですね!今でもビジネス職を広く担当してらっしゃいますもんね。

K: 当時の会社の営業スタイルも押しのスタイルで物を売るというよりは、お客さんの状況を聞きながらや課題を引き出していく形で、それが私にはあっていたし、今でいうカスタマーサクセスの考え方のベースになっていると思いますね。当時そういう働き方が出来たのも貴重ですね。

C: とても先進的な働き方ですね。今までKaoriさんと一緒に働いてきた印象だと、ずっとビジネス職を経験されていたのかと思っていたんですが、今回の話の入り口としては観光や接客から始まって、それといわゆるなビジネス領域のちょうど間あたりでキャリアを形成してきたんですね。

K: 原点としては先ほどもお話したように「人とコミュニケーションを取るのが好き」なんですけど、自分が喋りたいというよりは相手の話を聞くほうが好きなんですよね。小さいときも大人の輪に入ってずっと話を聞いてる子だったので。それが接客とかカスタマーサクセスに活きてるんだと思います。

C: なんだか全てが一本に繋がったような気がしますね。

K: 今思うとそうなんですよ。当時は営業は嫌だな〜とか考えていたんですけどね(笑)

C: それがオープンルームまでのキャリアですか?

K: 大まかにはそうなんですけど、オフィスの賃貸をやっていた関係で不動産業に興味を持って、不動産管理会社でも少し働いていました。

C: そうだったんですね!それは今の仕事にもダイレクトに関係しますね。

K: そうですね。ただToyoさんとの出会いは不動産の仕事関係ではなく、私が仕事をやめて京都に戻るタイミングで共通の知人に「京都でビジネスを始めようとしてる人がいるから紹介したい」と、繋いでもらったんですよね。

C:  意外な繋がりですね!そのままジョインしたんですか?

K: そのときはまだ私もタイミングが合わず、Toyoさんも会社としての指針が定まっていなくてすぐ人が欲しいというわけではなかったので、またお話しましょうといった具合でしたね。数年経って子供の保育園入園を機に、そろそろ仕事に復帰しようかと考えていたこともありToyoさんに連絡して、一度会ってお話をする運びになりました。

C: そのころのオープンルームはどのようなフェーズだったんですか?

K: フォレストの前身となるサービスを作っている時期で、会ったときにそれを見せてもらいました。帯がえとはニッチなところに目をつけたなというのが第一印象でしたね(笑) 最初は週一日から働くことになり、徐々に仕事も増えていって、半年くらいのうちに正社員になりました。

C: 結構な早さでフルタイムで働くようになったんですね!

K: ちょうど今のフォレストにリニューアルするようなタイミングで、Toyoさん自身も忙しかったからビジネス職で助けが必要だったんでしょうね。

C: そのころはすでにリモートワークは導入されていたんですか?

K: 私が参画したころはまだコロナが問題になりだしたころで出社しているメンバーが多かったと記憶してますが、当時オフィスは東京のみでしたので、私は京都在住ということもあり最初からフルリモートでしたね。その後間もなく全員リモート体制になりましたが。

C: リモートで働けるというのも、家庭と両立する上で決め手の一因だったんですか?

K: コロナの前はリモートワークは社会全体でそんなに浸透していなかったので、それを意識して仕事を探していたわけではないですが、結果的にコロナの影響も少なくすみました。

C: なんだか時代を先取りしていますね!


「すべきこと」を設けず、「今の自分に出来る最大値」を目指す


C: Kaoriさんの業務領域はどのあたりになるんですか?だいぶ横断的にやっていらっしゃいますけど。

K: メインは顧客対応ですね。そしてその周りで発生するさまざまなビジネスサイドの仕事をToyoさんと進めています。そうすると必ず開発やデザインチームとの連携が発生するので、他のメンバーとのコミュニケーションポイントとなったり、社内の調整役としても働いています。

C: オープンルームで働く楽しさはなんですか?

K: 繰り返しになりますけど、人とコミュニケーションを取るのが好きなので、お客さんに限らず、開発チームやマーケティング部門とも横断的に連携が取れるのは魅力ですね。小さなファミリーでやっているからこその楽しさだし、その中で生まれる新たな発見も刺激的です。

C: 反対に大変なところはなんでしょうか?

K: やっぱり事業や開発の推進スピードが速いので、例えば新機能のリリースに向けてお客さんへの告知にどのような資料が必要かなどもスピーディに追いかけていかなくてはならず、そこは大変ですね。

C: コミュニケーションの幅も広いからこそ、全てを調整していくのは難しそうですね。

K: でも、大変なことも全て良い刺激として捉えています。

C: 素敵ですね。
Kaoriさんの平日のスケジュールはどんな感じですか?

K: 勤務時間は9:30-17:00ですね。息子を保育園に迎えに行くので17:05には家を出てます。

C: お迎えの時間があるから早めに切り上げるんですね。お子さんはおいくつですか?

K: 4歳になりました。彼がいると家のことが出来ないので、朝主人が息子を送ってる間に私は晩ご飯の準備までしちゃいますね。

C: それは凄いですね!見習いたいです(笑)

K: 普通東京で通勤してると、会社まで片道1時間かかることもよくあるじゃないですか。そう考えると時間を有効活用できて良かったなと思います。

C: 結果的にですが、リモートワークの会社だったことで家庭のことと両立がしやすくなっているようですね。

K: 本当にそう思います!保育園児のお母さんでも普通に通勤してる方が多いんですけど、どうやってるんだろうなと思います。

C: 大変ですよね... Kaoriさんは仕事と家庭とを両立するために何か工夫していることはありますか?

K: あまり完璧を求めないようにしています。仕事でも子育てや家事でも「すべきこと」をあまり設けないようにして、「今の自分に出来る最大値」を目指すようにしてます。

C: それは僕にもすごく刺さります...!!

K: やっぱり人間なんでね(笑)気持ちが乗らないときもあるし、仕事で上手くいかなかったらその落ち込んだ気持ちのまま息子に接してしまうこともあるし。無理やり自分を鼓舞しなくても、その日その日を後悔しないように出来れば良いなと思っています。

C: その感覚は大切ですよね。自分のことをプッシュし過ぎちゃう人は少なくないと思うので。

K: ありたい姿と今ある姿とのギャップに苦しんじゃうんですよね。出来るときは理想を目指して、そうじゃないときは小さなステップで良いから積み重ねられると良いですよね。

C: この話だけでもう30分くらい聞きたい気持ちです(笑)

K: そうですね(笑)そう言いつつも、子供が体調を崩したら私も仕事を休まねばならず、業務が滞ったり、他のメンバーに迷惑をかけてしまうので、葛藤はありますね。

C: でもそこはCEOのToyoさんも子育てをしていらっしゃるから理解があリますよね。前にToyoさんが「息子の授業参観があるから休みます」って仰っていたときに、すごく素敵だなって思ったんですよ。そういった文化はオープンルームの良さだと僕も思います。

K: 良いですよね!働き方でいうと社内のコミュニケーション手法に関しても、リモートワークのおかげで日常的にメンバーとはSlackでやり取りしているので、業務後のお迎えの時間や子供と遊んでいる時でも、必要に応じてすぐ確認して返信出来るので便利ですね。

C: いろいろな面で働きやすさがありますね。


家族のように支え合うチーム

社員旅行で訪れた金沢にて、息子さんと

C: Kaoriさんは自身がオープンルームにおいてどういった立場にあると思いますか?

K: 先ほどはコミュニケーションポイントとか調整役って言い方をしていましたけど、そういう立ち位置だと思います。私は会社だと年長者なので、お母さんのように包容力を持ってみんなを見守ってサポートしてあげたいと思っているんですが、子育てと一緒でなかなかこれが上手くいかないんですよね。子供から教えられたり支えられたりしているのと一緒で、結局はいつもメンバーに支えてもらって教えられることのほうが多い気がします。

C: その相互に支えていく関係性が良いですよね。オープンルームという会社全体を端的に表すとしたらどうなりますか?

K: なんでしょうねぇ...各メンバーに裁量が与えられているぶん責任が大きい面もあれば、少人数なので成果担保に向けては全員でしっかり話し合うので、個人プレーとチームプレーのバランスが良い会社だと思いますね。みなそれぞれが妥協を許さない職人気質な人が多いんですけど、意見をただぶつけ合うだけでなく、相手の話を聞いて、良い意見を取り入れながら上手く相乗効果を発揮できていると思います。

C: なるほど。最後の質問になるんですが、どういった人がオープンルームに合うと思いますか?

K: 今の話と重なるんですが、何かこだわりを持って物づくりを楽しめる人が良いと思います。今世の中にないサービスを作り出しているのでそこは楽しみつつ、それをチームで追求したいと思えると良いですね。

C: 深掘りしたい事柄が多過ぎて後半だいぶ駆け足になってしまいましたが、とても面白い話が聞けました!ありがとうございます!

K: こちらこそありがとうございました!


いかがでしたでしょうか?僕は個人的にKaoriさんの家庭との両立の仕方や、仕事に向き合う姿勢に感銘を受けました。多くの人にとって共感できる内容だったんじゃないかと思います。
さて、今回でメンバーインタビューは一旦最終回となりますが、今後もオープンルームのことをどんどん発信していきたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします!

Casey


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