ボディワーカーとして、エビデンス(明証的事実)について思うこと

誰が行おうと、同じ手続きを踏めば、同じ効果を得ることができる。
それがエビデント(明証的)ということ。

しかし、人と人が出会う現場で「誰が行おうと」ということはあり得ない。
それに「同じ手続きを踏めば」というのも無理な話。

「誰が行おうと」という条件は、現場の人間から確実に「個」性を奪うだろう。
例えば、現場では個人間に良好な関係が結ばれていなければ、「手続きを踏む」ことさえできない。
関係が良好か否かで全く結果が違ってしまう。

「同じ手続きを踏めば」ということだが、それ自体が実践場面を考えれば困難なこと。
対人間では予測不可能なことが起こり得る。
一連の手続きを常に同様に適用することなど、不可能に近い。


(小川隆之)

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