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Sales Markerとは?製品機能や価値、使い方や事例を解説

Sales Markerがどのような製品か教えて欲しいという相談があったので、記事でまとめる。

◾️Sales Markerの導入事例
・取引事例を見ると、営業に強い会社が導入している。ネット、SaaS、人材など。新規アプローチの営業ツールなので、新規営業を積極的にやる会社が入れているのだろう。

◾️Sales Markerの概要
・Sales Markerは特定の検索キーワードを検索してる会社を発見して、その会社にアプローチできる。例えば、「中途採用」「即戦力採用」など調べてる会社に、人材紹介の営業が連絡する、といったことが可能になる。

※備考
・どうやってこんな機能使ってるんだ?と調べると、どうやらIndeedやスタンバイなど検索エンジンサービスの開発経験者が在籍してるらしい。

▪️Sales Markerによるアプローチリストの作成
・企業に紐づいて、公開情報を元にその会社に所属してる個人名が一覧ででる機能がある。SNSなどの情報を引っ張ってきてる。さすがにどの人が検索してるか?まではわからない(会社単位しかわからない)ので、この検索をしてるのはこの人かな?と想定しながらアプローチすることになる。
「中途採用」を調べてるのは人事部の斉藤さんかな?など

◾️Sales Markerによる効果的なリスト作成
・Sales Markerが謳ってる効果は、リスト作成効率が楽になる。新規営業ではリストをよく作る。だいたい業界ごとの上位300社、などのように作るが、Sales Markerを使えば特定のキーワードに興味のある会社を300社、のように出せる。そっちのほうが効果的だ。
・500万件の企業リストもついてるので、リストツールを買わずとも営業リスト作成はSales Markerで完結できそうだ。

◾️興味のある人にアプローチすることで営業効率を改善
・また商談のリードタイムや商談化率が改善するとしている。興味がある会社にアプローチするので、商談になりやすいし、話が進みやすいというわけだ。
・部門直通の電話番号を取れている会社もあるので、該当部門に電話をすると確かに商談はスムーズに進むだろう。

◾️Sales Markerの使い方1(フォーム連絡)
・事例を見ると、鉄板の使い方は、検索してる顧客にシグナル立てる→自動フォーム連絡する→反応あった顧客にアウトバウンドの営業電話する のようなものだ。
・AIによる自動化に注力しているようで、フォーム連絡の工数はかなり楽らしい。

◾️Sales Markerの使い方2(電話連絡)
・フォーム連絡以外では、検索回数が多いなどシグナルスコアが高いリストを作って、上から順に片っ端から電話していく方法がある。大手企業も意外とアポが取れるらしい。部署直通電話で特定の担当者に電話することが秘訣のようだ。

◾️Sales Markerの好成功事例 エンSX
・事例の中では、エンSXが、営業支援系の会社なだけあってかなり効果が出てる。検索キーワードに合わせてスクリプトを作りこむことでアポや成約率を改善している。今ちょうど、そういうサービス検討してましたと言われることもあったようだ。

◾️Sales Markerの懸念点 リストが少ない、反応弱いリストしか作れない
・検索キーワードでリストを作っても、意外とリスト数が少ない。だからと言ってリストがすごい作れるワードは抽象度が高い誰でも検索するワードなので商品検討意向が小さい。

▼openpage藤島コメント
まさに海外版ZoomInfo。ZoomInfoが海外では$350million (ざっくり350億円)ほど売上を立ててるので、Sales Markerも30億近い売上が出る有望ベンチャーになるに違いない。
技術難易度が高いので競合の心配もなく、日本市場で顧客を啓蒙するマーケティング活動に腰を据えて、着実に広まっていくと予想している。
ZoomInfoはこの不況下においてITセクターでガッツリ売上を落としてしまったが、Sales Markerは人材や金融などIT以外の顧客もバランスよく獲得して難なく伸ばしているようだ。
代表の小笠原さんとも会話したことがあるが、清楚、紳士、頭脳明晰といった見た目通りのイメージで、メンバーにも信頼されており、とても良い会社なんだろうなと思う。
領域としてはインサイドセールスのBDRの領域となるが、あまり難しい表現をせず電話営業で新規獲得してる会社は導入するだろう。製品単価が高く価値が安定している製品ならパフォーマンスが合うはずだ。