新訳「銀河鉄道の夜」について
サークルの企画ライブで銀河鉄道の夜をやると聞いてから、それについて考えている
曲・銀河鉄道の夜はゴイステまたは銀杏BOYZの曲で、かなり有名である
銀河鉄道の夜がリリースされた後、新訳「銀河鉄道の夜」がリリースされた
銀河鉄道の夜を旧訳とし、比較しながら新訳「銀河鉄道の夜」について考えたい
そもそも、前提として時系列は旧訳→新訳の順で、旧訳で起こったある事象を新訳で数年後、あるいは十数年後から捉え直していると思う
旧訳はゴイステ時代の「さくらの唄(2001)」というアルバムに初めて収録されていて、
そこから新訳が出たのは2014年の「光のなかに立っていてね」だから、その面から考えてもそんなに無理ある解釈ではないのかな
私が一番時間の経過を感じた部分は、旧訳では高円寺が出てくるのに対して新訳では中野が出てくるところ
高円寺と中野は近いから住んでいる場所は変わってないかもしれないけど、新訳を作成するのにあたって意図があって歌詞の駅名を変えたのは間違いないと思う
高円寺→中野の変化は成長して収入が増えたこととか、生活がビジネス寄りになったことを暗示してるように感じる それは勘違いかもしれないけど
(これは東京で暮らしてないとぜったいにわからないよね、逆に東京を題材にした曲はぜったい東京出身のひとには完全に理解できないとも思ってる その話もしたいけどまた別の機会で)
==なんか書いてたらすごく長くなってしまったので割愛==
で、
新訳のなかでほんとにすごい歌詞があって、
それが
「あたたかいギターは夜を冷やす」
なんだけど
これ自分の中で、
①あたたかいギター(=バンド活動、アーティスト活動に力を入れること、活動を続けること)は夜を冷やす(=冬の夜に暖房をつけられない=お金がないこと)
②あたたかいギター(=バンド活動、アーティスト活動に力を入れること、活動を続けること)は夜を冷やす(=パートナーと一緒にいることができない、または活動に熱中するあまり愛想を尽かされていること)
の2つの解釈にわかれててまだどっちか悩んでる
でも1つのフレーズでここまで背景を伝えているの、作詞力が卓越してるよね
こういうのがいろんな曲に散りばめられているから銀杏BOYZが色褪せず多くの人の青春になってるんだと思う
ありもしない青春思い出して懐かしくなっちゃうもん
ことばのこと全然便利だと思わない、でもこうやって紐解いていく時間がたまらなく愛おしいと思えるし、自分にとってはこれが娯楽や趣味になっているんだと思う
余談だけど、こうやって結局自分の話に繋げてしまうのが本当の自己顕示欲なんだと思う
だからSNSでの振る舞いだけ見て人柄を決めるのはやすぎると思うし、そういう話になったときに同調できない
ほらまた自分の話になった
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